アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ANNIHILATION PRINCIPLE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「友人とは、そう簡単に出来るものではない。十人会って、一人の友が出来れば良い方だ。二十人に会えば、二人の友が得られるではないか」

By 福沢諭吉


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 何らかんら言って、月末に筑波2000の走行会を申し込んできたのである。まだ受理票は届いていないが、まぁ弾かれた事は無い&前にも参加した事のある主催者さんだから、まず無問題だと思うのである。思いっきりしつこくてアレだが(笑)どーもウェットのツインリンクもてぎ走ってから、変な度胸が付いてしまったから困ったモンである(^_^;)ワタクシの持つ数多くの失敗パターンの内で、最も多い部類に入るのが「調子こき過ぎて自爆」であるにも関わらず、である(核爆)まぁ「グランツーリスモ4」でバーチャルトレーニングは数多くこなしたものの、その通りに身体が動かなきゃ意味が無かったのは前回既に証明済みなので(原爆)今回もスケベ心は出さず控えめに行くとしよう。


 そうそう、筑波2000で思い出したのであるが、前回の走行会での零れ話である。プロだからと言ってしまえばソレまでであるが、やっぱメチャクチャ速かったのである。あのコンディションにも関わらず、セーフティーカーインテグラR(DC5)でポルシェ993やR34型GT−Rを物ともせず、2位以下を5秒以上突き放してダントツ1位だったのである(^_^;)んで、よくよく話を聞いてみると、あの人達のレベルになると「荷重移動」だとか「ブレーキング」だとか「タイヤの使い方」だとかいったワタクシ達素人が考えながらやっている事を、全く考えずにやれるそうである。厳密に言うと「ホントに何も考えていない」のではなくて「考えるまでもなく、反射的に理解し行動できる」からだそうである。


 筑波2000というと、日本じゃある意味「タイムアタックのメッカ」であり、ソコでタイムの出るクルマorソコでタイムを出せるドライバー≒優れたクルマorドライバーの簡易的な目安になっているのは周知の通りである。んで、筑波2000のタイムアタックなんかでよく名前が出てくるプロドライバーのレベルになると、もう「走る、曲がる、止まる」は超越してしまっていて、ドライバー同士の話題は専ら「○○コーナーのイン側縁石の一部に握り拳ぐらいの浅い窪みがあって、ソコにイン側のタイヤを上手く乗せるようにすると0.1秒速くなる」とかいう内容だったりするそうである(^_^;)かのアイルトン・セナが「あのコーナーであと3cmインに寄せられたら勝てたのに」みたいな事を言っていたのを思い出すが、何ちゅーか想像外の世界である(;^_^A)


 とは言え、全く想像できないワケでもなかったりする(笑)以前"師匠"とお話した時に「自分は今、ドラマの"ER"にはまっている」みたいな事を仰られていたのである。この「ER」というドラマは御存知の方も多いかと思うが、単純にドラマとして優れている上に、内容は非常にマニアックである。リアルさを追求するあまり、視聴者の知識などお構いなしに薬品名や手技や治療に関する専門用語がバンバン飛び出して来るから「観る時はパソコンを立ち上げておいて、専門用語が出る度に検索して調べている」との事である。で、自慢するワケではないのであるが(爆)ウチの"師匠"が懸命に検索したり、何回か見ているうちに覚えたと思われるキーワードを、聞いた瞬間に何の事だか分かっちゃったりするのである。念のためもう一度言っておくが、自慢でも何でもなく(核爆)ただワタクシもライヴでER(集中治療室)業務を経験しているから知っているだけの事である。


 んで、話が弾むにつれて「流石にコレだけは分かるまで時間がかかった」というシーンがあって「銃で撃たれた黒人男性が搬送されるシーンがあるんだよ。そこでスタッフが駆け寄るんだけど、その黒人男性が"Don't touch me!"ってスタッフを制止して、それで間を置いてから"I'm hi-5 positive!!"って言うんだよ。いくら検索しても"hi-5"が見つからなくて大変だったよ」との事である。繰り返し言うが自慢でも何でもなく、別に"師匠"に物申すワケでもないが(笑)ワタクシは聞いた瞬間に何の事だか分かってしまったりする。その"hi-5"が分からなくても、ソレ以外のキーワードやドラマの舞台から想定すれば自ずと選択肢は1つになる。さて、医療従事者以外のロンマニアの皆様は何の事かお分かりであろうか。今回は意地悪な事に答えは教えないので、悪しからず(爆)


 とまぁ、ワタクシとプロドライバーの違いっていうのも、ある意味上記が逆転したようなモンだと思えば不思議と納得出来てしまうのである(笑)一応【筑波2000攻略法・その1】と【その2】があるのであるが、あくまで参考程度に留めておいた方が無難だと思うのである。で、ソレ以上に参考にならないのは承知の上だが(爆)その上記ドライバー達のタイムアタックの映像も貼っておくとしよう。英語のナレーションとテロップで大変スマンのであるが、ナレーションの発音もクリアだしテロップも難しい単語は使っていないのでOKって事で(核爆)

↑が前半。んで↓が後半部分である:

・・・やっぱ、英語じゃ九州弁のニュアンスが伝わらないな〜〜(^_^;)・・・って、ツッコミ所違うし(x_x) ☆\( ̄ヘ ̄*)どちらにしろ、参考にならん事だけは確かである、ウン(笑)何ちゅーか、エンジンも車重もミッションも完全にワタクシ等アマチュアの世界からかけ離れたモンである。流石にプロだけあってライン取りも上手く、ドライビングにムダが殆ど無い部分はある程度参考になるとは思うのであるが「この人達も、どっかのコーナーにある握り拳大の窪みを狙って感じとって走っているんだろうな〜(;^_^A)」って思うと、まだまだ道は長いことを実感せざるを得ない今日この頃であった。