アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE RITUAL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人間には、それぞれの運命があるにしても、人間を超越した運命というものは無い」

By アルベール・カミュ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 久しぶりに【WRC公式サイト】覗いてみたのである。このセリフもくど過ぎてアレなのだが、やっぱ21世紀である(笑)何ちゅーか、ワタクシがジジイになるのを待たずして「夕方5時退社して、7時までには家に帰ってきて、晩メシ食った後ビールを片手にスポーツ(てゆーか、デファクトで巨人戦^_^;)観戦を嗜む」って生活習慣が無くなりつつありそうである(爆)無論、ガチなファンは生中継に拘るが、そーでもない人だったら「インターネット経由で総論的に観る&各論的には後日発売のDVDを待つ」ってのもアリなんじゃないかと思うのである。


 今じゃスポーツもグローバル化が当たり前→アフター5の丁度良い時間にやっているスポーツ生中継は巨人戦か、サッカー日本代表の国内試合ぐらいなモンである。ソコが全然解かってないアタマの古い連中が、いくら改革を謳っても「巨人戦が云々」ってゴチャゴチャ言いながら、同じトコをグルグル回るだけ・・・って、初っ端から愚痴モード突入してどーする(・_;☆\(-_-)話を元に戻して、と。HP開いてまず最初に各種映像が目に入ってくる作り方はナイスだとワタクシも思うのである。色んなキッカケでラリーという競技を知り「WRCって何じゃらほいヽ( ´_つ`)ノ?」って思っている人に対し「コレがWRCです」って感じで、満腹にはならないがツマミ程度にはなる答えが返ってくるワケである。


 にしても、皆やっぱ上手いのである(^_^;)クルマの挙動は凄い事になっていてもノーズはシッカリと進行方向を向いていて、ドライバーも殆ど慌てた様なリアクションを見せる事無くスムーズに運転している。ンでもって、何時もながら「やっぱWRマシンの足って良いなぁ〜(´-`)」って思ってしまうのである。見るからにスプリングは柔らかいんだけど、減衰力とストロークがバッチリ決まっているから、あんな悪路にも関わらず車載カメラの映像にブレが思ったより少ない→安定しているって事である。サーキット走行のみなら足はガチガチでも無問題かも知れないが、色んなステージを走るのであればWRマシンの足に見習うトコもあるのではと思うのである。


 で、ワタクシも実は「WRマシン(・∀・)カコイイ!!」派なのであるが、やっぱこーゆーWRCの映像見ると「自分にゃムリだな、ウン(^_^;)」って思ってしまうワケである(笑)何ちゅーか、車検に通る範囲内でアレを再現(通称レプリカ)する方法やショップ等の知識は実はワタクシ持っているのであるが、知識はあっても「勇気が無い」のである(爆)解かりやすく言うと、あーゆークルマの中からWRCラリードライバーみたいに「崖っ縁5cmの点を見抜くような鋭い眼光」と、レーシングスーツの上からでも分かる「レースに必要なモン以外何も付いていない体躯」のドライバーが出てきたら「すげぇ!マジでカッコ良い(^▽^)」かも知れない。もっとも、そーゆー眼光&体躯の人は敢えてプライベートじゃ乗らないと思うが、とりあえずこの場合は置いておくとしよう(爆)


  ンで、ソコから典型的なA−BOYが出てきた日にゃあ「うげぇぇぇ、気味悪いモン見ちゃったよ(´Д`|||)」というワケである(笑)更に言うと街でもサーキットでもヘタな運転しようモンなら「何アレ?( ̄. ̄;)ペター・ソルベルグ新井敏弘がいくら調子悪くても、あんなヘマかまさんよフツー。カッコだけのハッタリじゃん。ハッキリ言って(・A・)カコワルイ!!」って言われなくても、陰口だけでもう下界に出られなくなってしまう事必至である(爆)前回の日記的に言えば「いいじゃん、楽しければ(^∇^)」って自我で思っていても、ソレ以上に大きい「ちょっと待て自分ヾ(-д-;)ガワだけソルベルグや新井に似せたって、中身がついて来なきゃダサい事この上無いぞ」って超自我がワタクシにムリヤリ拘束衣着せた上から袋詰めにして、その上ロープで宙吊りにしているというワケである(爆)


 まぁ、かなり長かった前置きは置いといて(笑)以前ネタにした「【ドグミッション】+【シーケンシフター】=レース用シーケンシャルミッションの出来上がりで、最強じゃね?」って言って即効断念したことがあるのであるが(爆)実は探せばあるモンである。とは言っても【ホリンジャー】とか【Xトラック】とかいったン百万円するようなガチなシロモノじゃなくて、ちゃんとワタクシのような一般社会人(中身は別として/核爆)でも手が届くシロモノである。


 何かというと【ツインモードクラッチシステム】なるシロモノである。よーするに【スムーサー】の一種であり、いすゞのエルフで実用化されている【デュアルモードMT】とかと同じシステムである。つまり、クラッチが重い外車や旧車、使用上クラッチが負担になるようなクルマ(トラックなど業務用車両)や、何らかの理由で左足が上手く使えない場合のアシストとしての使い道が本来の使い道のようである。んで、スポーツカーにも搭載可&サーキットに使用可な上、値段も21諭吉前後とかなりお徳・・・らしいのであるが、やっぱワタクシ的には「ちょっと、ねぇ・・・(;^_^A)」って感じである:

  1. 思いっきり初めて聞く名前&使っている人を見た事無い。
  2. Iパターン(前&後オンリー)ならともかく、Hパターンだと殆ど変わらないのではないか。
  3. コンバット・プルーフされていない ← ココ最重要項目

やっぱ(3)なのである(-_-;)ワタクシの独断&偏見(笑)によると「確かにチューニングショップも優れた知識や技術を持っている人も多いけど、何らかんら言ってもトータル的に見れば、そのクルマを作ったメーカーの知識や技術が一番優れている」と最近になってやっと思うようになって来たのである(爆)よーするに「性能的&コスト的にマジで優れているんだったら、とうの昔にメーカーで純正採用している」って事である。特にF1とかWRCとかのモータースポーツ最前線でガチンコやっているメーカーなら尚更である。


 よーするにアレである。世界最強の名を欲しい侭にする米軍が何故未だに40年前の設計であるM16自動小銃と、もう100年弱も昔の設計であるコルトM1911A1拳銃を使い続けるかというと、上記にあるように「コンバット・プルーフされている」からである。つまり:

  1. 戦場のような常時ココ1番の極限状態が予想される中でも、安心して使うことができる
  2. 万が一何かあっても、対処法や修理のノウハウが質的&量意にバッチリ充実している
  3. ベースがシッカリしている→カスタマイズ&バージョンアップが容易で、どんなシチュエーションにも対応できる

というワケである。つまり、社外はもとより、ランエボXの【ツインクラッチSST】や、R35GT−Rの【GR6型デュアルクラッチトランスミッション】といったメーカー純正採用のソレでも「コンバット・プルーフされるまでは"待ち"に徹して観察」した方が良いのではないか、というのがワタクシの意見である。というワケで、上記2種、及びその他の類の2ペダルMTがコンバット・プルーフされるその日が来るまで、ひたすらマシンガンシフトの練習に今日も明日も明け暮れるだろうこと必至な今日この頃であった。