アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ROCK FOR LIGHT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「退屈してたろう」

By ジョー・ペリーエアロスミス)〜 「もしミュージシャンにならなかったら、どうなったか?」と問われて


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 さて、何時の間にか「プロジェクト・U」発動のXデーまであと7日だったりする・・・だったりするのだが、未だに詳細を明らかに出来ないのがネタ的にアレなトコである(笑)既に地盤も骨組みも出来上がっているのだが、アレである。俗に言う「職人気質」ってヤツで、納得行くモンが完成するまで見せられない・・・って、ニュアンス違うし(爆)で、今日やったのはその前段階とも言える儀式とでも言っておこう。ソレはズバリ「シャシダイ測定」である・・・
・・・はい( ・◇・)?

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    〃 ̄∩ ゚Д゚) 〃 ̄∩ ゚Д゚)  〃 ̄∩ ゚Д゚) < 全員一致で逝ってよし!
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・・・まぁまぁ、そう興奮なさらないで(笑)一度「プロジェクト・U」が発動してしまえば当分できない&今だったら近場で出来るからこそ「今の内にやっておこう」と思ったワケである。


 簡単に【整備手帳】にまとめたのであるが、アレじゃちょっとボリューム不足なので、ココで詳細を述べるとしよう。よーするに「シャシダイは何処にでもあるけど、ダイナパックは少ない&近くにあったんだったらやらないワケは無い」からである(笑)従来のローラーの上を走るタイプのシャシダイだと、中間にタイヤとローラーを挟む→多かれ少なかれ誤差が出るから、正確な測定には向かないが。このダイナパックは写真にあるようにハブを直接繋ぐ→誤差が少なく精度も高いという仕組みである。前回の筑波2000での第1コーナーと第2ヘアピンで「結構下からでもトルク上がってくるじゃん(^▽^)・・・・って事は、正確なパワーバンドって何処ら辺なの( ̄ー ̄?)」って思ったのがキッカケである。


 因みにGDB−E型のノーマルだと、カタログ上のスペックでは「最高出力280ps/6400rpm・最大トルク42kgm/4400rpm」となっている。グラフに描くとこんな感じである:

所謂「インプは低回転に弱い」と言われる所以がコレである。実際は2500rpmでソコまでトルクは上がらず、3500rpm過ぎた辺りから行き成りドカンと来て(この瞬間、ブースト圧は1.4程度までオーバーシュートする)一応8000rpmまで回るものの、ブーストは徐々に1.1程度までタレる→8000rpm回しても大して加速しないと言うワケである。


 まぁ、STIの名は冠していても、ソコはやっぱり量産車→コスト面や販売上での妥協があるからだと思うのである。因みに同じGDBでも限定生産のSシリーズはシッカリと下から上までフラットに回る(エンジンが手組み&触媒とマフラーが専用なため)し、生意気な事にGRBでもソコんトコ改善してきていたりする(笑)で、Sシリーズを手本にしてチューンした結果がコレである:

気持ち良いぐらいに2500rpmからトルクがガツンと立ち上がり、4000rpmからリミットの8000rpmまで最高出力の80%を叩き出しているのである。ブーストもピーク時に一瞬1.45まで上がるが、ソコからはブーストコントローラーの設定通りに1.35〜1.40をキープしたまま8000rpmまでストレス無く上がり切る。ワタクシのチューニングコンセプトが見事に花開いた瞬間である(爆)


 因みにダイナパックの場合だと本来の数値よりも低く出るため、駆動方式に応じて補正値を加えるそうである。因みに4WDでMT車だと「補正値=実測値×1.2」であるから・・・

"トリックマスター"のスペック・Ver1.0:
最高出力:313.2ps/5700rpm
最大トルク:46.4kgm/4100rpm
→パワーバンド域:4100rpm〜5700rpm

というワケである。パワーバンドは計測上狭くなったように見受けられるが、計算してみると3500rpm〜6000rpmにかけて最大トルクの80%を出せていて、馬力に至っては4000rpm〜8000rpmにかけて最高出力の85%を出せているのであるから、ワタクシが目標としていた「低回転域からレスポンス良く反応して、中回転域でスパッと立ち上がって、そのまんま安定したブーストで高回転域まで引っ張れる比較的フラット特性なエンジン」の完成であ〜〜るヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ


 で、馬力を出そうと思えばもっと出せる(剥き出しエアクリを入れる、ブーコンの閾値を上げる、エキマニ替える等)のであるが、その気は全く無い。エンジンの寿命を縮める、という理由もあるが、一番の理由は「今の状態が一番扱いやすいから」である。つい3年前までペーパードライバーだったのであるからして(笑)変なピーキーさは事をややこしくするだけだと思うのである。パワーバンドを広&出力はフラットなエンジンの方が変な挙動が少ない→変化が予想しやすいからである。何ちゅーか、今までサーキットで「どうすれば速く走れるか」考えてきて、ワタクシなりの答えの1つが「物事をシンプル化する→その分各動作への集中配分が増えるし、挙動をシミュレートし易くなる」だと思ったりするのである。


 で、そのパワーバンドをどう使うかというと、こーやって使うのである:

先程のダイナパックでの測定をシンプルに考えると「よーするに、回転数を4000rpm以上でキープすれば良い」の一言に尽きてしまうのである(笑)で、シフトアップの時は丁度パワーが落ち込み始める7000rpm〜7500rpmでOKであり、ココんトコは実は【Defi-Link VSD X】で7000rpmを超えると緑ランプが点燈(8000rpmになると赤ランプが同時に点燈)するように設定してある→視野に緑色の点燈が飛び込んだ瞬間シフトアップすれば、反応の遅れも計算に入れて(爆)丁度7500rpmでシフトアップできるという仕組みである。


 で、シフトダウンはその反対で「4000rpm切ったらヒール&トゥで煽って下のギアに繋げば、とりあえずOK」の一言でお終いである(笑)足も新調して良い感じだし、ブレーキもツインリンクもてぎと筑波2000でコンバット・プルーフ済み。コレで今年もホームランであるヾ(*⌒∇⌒)八(⌒∇⌒*)ツ・・・・・と、言いたいトコであるが、4000rpmで云々というのは、よくよく考えてみればノーマルと一緒である(爆)結局、こんな簡単なことを理解するためだけに、に時間とカネかけてダイナパック載せないと分からない自分の鈍感さとアホっぷりに、今年も大いに波乱万丈の予感イパーイな今日この頃であった。