アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WHITE PONY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「良い道路があるから自動車が増えるのではない。自動車があるから、良い道路が建設されるのである」

By ヘンリー・フォード


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 何ちゅーか【ジウジアーロのコンセプトカー】といい【ピニンファリーナのコンセプトカー】といい、もう「脱帽」以外の言葉が見つからんセンスである。ワタクシ的には「クルマは美しく官能的であってナンボ。実用性、エコロジー、コストパフォーマンスは二の次、三の次」なイメージが強いイタリア車なのであるが(笑)何ちゅーか「たまには実用性とエコロジーを求めて、ミニバンチックにしてみました」みたいなテイストが感じられるのである。んで、流石は双方とも名高いカロッツェリアだけあって、某国の「走る冷蔵庫」みたいな無粋なイメージが全く無い。てゆーか、デザインにこの上無く疎いミニバン嫌いのワタクシでさえも「こーゆーミニバンならアリかも(^▽^)」って思ってしまう程である(爆)


 こう言っちゃあ何だが、スバルも【今度出る新型ミニバン】に上記ジウジアーロピニンファリーナのデザイン入れちゃえば良かったんじゃないかと思うのである。ただでさえミニバン市場は飽和状態な上、今に始まった事ではないが「1に走り、2にハイテク。3、4の後で、5にようやくデザイン」のスバルにデザインさせた結果が、リンク先の「かなり太ったレガシィ」である(笑)走りやシャシーに関してはもう現行レガシィのソレで十分過ぎるほど他社のソレを上回っているのであるから、ソレに上記カロッツェリアのブッ飛んだセンスのガワを纏わせるワケである。実質的には「?」だが「個性」っちゅーモンが大好きな日本人の事である。この作戦は確実にウケ・・・って、スバルにそんな冒険するだけの度胸も資金も無いか、ウン(爆)


 まぁ、あと20年以上は買う予定が起こり様もないミニバンの話は置いといて(笑)最近「自転車ツーキニスト」と呼ばれる人達の気持ちが分かるようになってきたのである。キッカケは数日前話したチャリの事であるが、コレは茅ヶ崎移ったときに買ったチャリ→もう3年以上経っていて、ありとあらゆるパーツがボロボロで、シャシーにもガタが来ていて、何度パンク&スポーク折ったか忘れたほどである。で、予想通りといっちゃ予想通りであるが、修理できる範囲も遂に限界が来た&この界隈だとチャリの方が便利(公共の乗り物が少ない、道が広い、相対的に街が広い)だという事に加えて、新しい病院から引越し代の立て替えが目出度く全額下りたので(爆)この度チャリを買い換えたワケである。


 で、ワタクシがチャリを選ぶ基準としたのは:

  1. ママチャリはNG→走れない上、強度が無いから(笑)
  2. 強度を求めるとフレームの頑丈なマウンテンバイクだが、経験上マウンテンバイクは逆にしんどい→重たい&タイヤの抵抗が大き過ぎるため
  3. するとロードバイクだが、今度は逆に姿勢がしんどい(ツール・ド・フランスのソレみたいに、前屈みの姿勢になる)のと軽量化のため細い→再度強度問題が浮上(爆)
  4. というワケで、今回も双方を足して2で割ったクロスバイクにケテーイ
  5. 前回重視した「折り畳み機能」は、デファクトにおいて3年間のチャリ生活の中で2回しか使わなかったので不要(核爆)蛇足であるが、折り畳み自転車だとガタが来やすい→折り畳み部分の強度が不足しているため

というワケで「折り畳み機能ナシのロード寄りのクロスバイク」にしたのである。因みにクロスバイクにも「マウンテンバイク寄り」と「ロードバイク寄り」があったりするらしいのであるが、ソコは世界に冠たる土建国家ニッポン。アスファルト舗装されていない道を探す方が逆に困難なぐらいであるからして、必然と「ロードバイク寄りのクロスバイク」になるワケである。


 ブツはカナダのメーカーである【ルイガノ2008年モデルLGS−TR1】である。選んだ理由は「ショップに入って、まず一番最初に目に入ったから」である(笑)で、購入したショップがコレまた出来たショップだったのである。ワタクシが購入を決めて、まずギアやブレーキの調整を依頼した時、微細ながら後輪ハブの不具合を発見すると同時に、何といとも簡単に後輪をベアリングに至るまで手馴れた手付きで「後輪取り外し→スプロケットとハブ分解&オーバーホール&フレームへの再組込み」の複雑な過程を、取説を見る事無くその場でスムーズにやってのけてしまったのである。んで、ショップの客層を見ると老若男女問わず常連さんが多い→地元でもかなりの信頼を得ているサイクルショップと考えても良いであろう。クルマのショップよりも先にチャリのショップが見つかってしまったのはアレであるが(爆)まぁ良いとしよう。


 で、簡単な整備法と定期的なメンテナンス時期を教えてもらって、いざ乗り出し。当初は硬かった乗り心地も、慣らしていくに連れてサスペンションはしなやかに→長時間乗っても疲労感や不快感を余り感じさせず、且つ変速ギアはスムーズになり→坂道や発進停止も楽だから、単純に「走る事が楽しい」のである(^-^)エントリーモデルとはいえ本格的な自転車メーカーの作る自転車ってのは、スポーツカーと一緒で、根本的に「走る事に特化している」からである:


フレームの剛性が高く、シッカリしたタイヤを履いている
     →ペダルに入力した力がフレームのたわみやタイヤのすべりでロスしにくい

サスペンションがしなやかで、ライディングポジションも微調整可
     →長時間乗っていても疲れにくい

前後32段と複雑なギア変速だけど、ブレーキペダルと一体化していて操作が簡単で、クルマと違ってクラッチが無い(笑)
     →複雑さを補って、逆に負荷に合わせて容易にギア比を合わせられる

以上の理由で、自分が思っていた以上にキビキビ走る

んで、その「自分が思っていた」部分の余計なモンは、そのまま「走る楽しみ」へ変わる

( ゚Д゚)ウマー


ではないかと思うのである(笑)あと自転車の場合その小ささから「相対的な速度感」が気持ち良いのである。同じ時速300km/hでもクルマだと死ぬほど恐く感じるのに対して、大型旅客機だと遅く感じるアレである。ワタクシのモデルはエントリーモデルだから大したアレではないが、俗に「自転車ツーキニスト」と呼ばれる人達が乗っているモデルは、ソレこそ1台ン十万円するようなハイエンドモデルがザラだから、恐らくその速度感もシャレになっていないはずである。燃料を必要とせず、メンテナンス費用もさほど高くなく、渋滞や満員電車のストレスとも無縁で、尚且つスピードを楽しめて、しかもダイエットにもなる。そりゃツーキニスト人口が増えるはずである。


 で、思ってしまったのが「小さいクルマも良いかも」だったりする(笑)ワタクシ実は小排気量コンパクトスポーツは嫌いじゃなく、むしろ「相対的な速度感」からしてヘタな大排気量ターボ車よりも楽しいのではとも考えているのである・・・のであるが、やっぱ「4WD」だけは何をどーしても捨てられないのである(笑)何ちゅーか、光岡でもトミーカイラでも童夢でもASLでも良いから「アテーサE−TSを搭載したS2000」とか「SH−AWDを組み込んだロードスター」とか「S−AWCを搭載したロータスエリーゼ」とか、何だったら【ASL・RS−01】でもおk・・・・と妄想オーバードライブする前にフロ入って寝るに限る今日この頃であった。