アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

FALLING INTO INFINITY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「本当に物の味が判るためには、あくまで食ってみなければならない。飽きがきた時になって、初めてそのものの味がはっきり判るものだ」

By 北大路魯山人


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*新型エルグランド・インプレ

 この前【カーナビの更新】をしにディーラー寄ったときの事である。待ち時間がヒマだったんで、担当さんにお願いして試乗車コーナーにあった【新型エルグランド】乗せてもらったのである。まず内装であるが、正直は話質感は相当良い。何ちゅーか、以前乗せてもらった【日産・フーガ】っぽい雰囲気が漂ってるのである。ドラポジも中々のモンである。確かにミニバン特有の腰高感はあるものの、結構細かく調節の効く運転席のパワーシートで十分おつりが来る出来である。走り?ンなモンをミニバンに求めてどうするんだって話である(笑)ワタクシがミニバンを買う日が来たら、走りは完璧に捨てる。走りが欲しいんだったらツーリングワゴン買う。てゆーか、ソレ以前に独りモンのワタクシにその日が来るとは思えんのであるが(爆)


 何が一番良かったかというと、何と言っても真ん中のシートである。以前従兄のヴェルファイアのソレに乗った時感じたのであるが、ミニバンの中央席は気持ちいい。ソレはこのエルグランドでも例外ではない。シートを寝かして、オットマンを立てる、エンジンかけてエアコンつけて、ウリの一つである11インチ大型モニターを下ろして。BOSE製サウンドシステムを効かせて映画を鑑賞する。ココにワインクーラーに収まった極上のワインでもあれば、ソコはもう地上を走るシャングリラである・・・ワタクシは独りモンの上に下戸だけど(笑)


 何が言いたいのかというと、このクルマの意義は運転席以外にあるって事である。運転席&運転手は楽しくないこと請け合いナシだろうが(笑)ソレ以外の席に座る人間にとっては「走る我が家」そのものだからである。家族や親と一緒に住んでいるんだったら、そりゃミニバンしか選択肢がなくなるって話である。日本という国はクルマも高いが、買った後の維持費はもっと高い→日本に住んでりゃクルマ1台が理想的であり、ミニバンは最適解の1つなのである。スポーツカーの狭くてタイトな助手席や、非常用でしかない後部座席に長時間座らされて喜ぶ女房子供はまずいない(爆)


*最強のエンジン

 上記にもある通りであるが、いくら快適でも独りモンのワタクシにはどーでもいい話なのである(笑)ワタクシが独りモンである限り、ワタクシはドライバーズカー以外に興味を示す事は無いであろうと思う。で、そのスポーツカーであるが、スポーツカーを選ぶ基準ってのは色々ある。運転が楽しい、兎に角速い、コストパフォーマンスが良いなど色々あるが、結構多いのが「一番である」という理由である。スポーツカーを買うヤツってのは、多かれ少なかれ自己顕示欲と虚栄心を持っている。無論、ワタクシとて例外ではない。インプやランエボがあれだけウケる理由の一つは「パンピーでも何とかなる値段でナンバーワンのクルマに乗れる」という事ゆえなのである(爆)


 だから【最強のNAエンジンを搭載したアストンマーチンOne−77が既に完売】って話を聞いても驚くには値しないのである。このクルマを欲しがる顧客にとって大事なのは「一番のアストン・マーティンを所有してる」という事実なのであり、運転の楽しさや実際の速さなんて二の次三の次なのである、よく「スーパーカーは単なる金持ちのオモチャだ。値段ほどに速くないし走りも楽しくない」という人が結構居るが、そんな事は百も承知で大金叩いてオーナーになってるんだって話である。走らない金持ちは単純にステータスシンボルとして乗ってるんだし、走る金持ちは下駄クルマなりスポーツ走行専用車なりを個別に所有している。FSWに行けば、そーゆー金持ちがゴロゴロ居るのである。


*最後のロマン

 最強のNAエンジンがソレならば、最強のターボエンジンは【ブガッティ・ヴェイロン16.4スーパースポーツ】の1200馬力のソレであろう。そーいえば、そのヴェイロンを作ったブガッティの中の人がこう言っていたのを思い出す。曰く「我々がヴェイロンを作ったのは、ガソリン式レシプロエンジンの時代が終わろうとしてるから」だそうである・・・・

パッケージング、効率、環境やエネルギー問題から考えて、ガソリンエンジンの限界はもう目の前

ンでもって、21世紀になってからハイブリッドや電気自動車といった新エネルギーが台頭してきた

電気自動車やハイブリッドが主流になるのは、科学の歴史から考えても不可避

( ゚Д゚)マズー

だったら、ガソリンエンジン時代の最後を締めるに相応しい最強のクルマを作ろう

この時代に超弩級ガソリンエンジンを作れば、今後誰もソレを超えようとはしない

そしてブガッティ&ヴェイロンは伝説となり、クルマ史にその名を刻む事になる

(゚д゚)ウマー

・・・あのブガッティ・ヴェイロン最大のウリである【8.0リッターW型16気筒4ターボエンジン】ってのは一見ムダの塊に見えるが、そーゆー意図を持って作られたのだとしたら納得のいく話である。圧倒的にナンバーワン&オンリーワンのクルマに乗るっちゅーのはスポーツカー好きにとってこの上ない名誉&感動&満足であり、特にソレが最後の伝説となるであろうクルマだったら、カネ持ってるヤツは28500諭吉ぐらい余裕で出すであろう。


 言うまでもないが、ワタクシにそんな余裕なんぞない(笑)が、今回エルグランド乗ってみて分かったのは「目的別に複数クルマを持つって事は悪くないかも」という事である。通勤や買い物用に小柄で搭載能力の高いホットハッチを、サバゲー用に悪路走破能力の高いオフローダーを、ミニサーキット&ジムカーナ用に1トン以下のライトウェイトスポーツを、大型サーキット用に3リッター級の大型スポーツを、長距離旅行用に4.5L以上のグランツーリスモを・・・当然、そんだけのクルマを買うカネも収めるスペースもあるはずはないので(爆)まずはソレの確保に努めたいと思う今日この頃であった。