アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CONSUMING IMPULSE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「空威張りする人間は賢者に軽蔑され、愚者に感嘆され、寄生的人間に奉られ、彼ら自身の高慢心の奴隷となる」

By フランシス・ベーコン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 どんな分野であろうと大概そう感じるのであるが「そのテでガチの第一人者のトーク」って実に面白いと思うのである。大概皆「非凡な事を平凡な言葉で語る」という点においてである。よくインフォームド・コンセント(旧称ムンテラ。よーするに医療行為を行う上で、手技に関しての説明&同意を得る過程)で専門用語を連発するドクターも少なく無いのであるが、ワタクシが思うにソレは「患者さんを煙に巻く」のと同時に「ドクター自身の知識をも煙に巻いている」ように見えるのである。よーするにソフトの扱い方を知っていても、そのソフトを動かしているハードの事を知らないからである。ソコんトコ"そのテでガチの第一人者"という方々はハードを隅から隅まで知り尽くしている→ソフトが何であろうと簡単に要点だけまとめて最適化できるから、非常にシンプルに理解出来るというワケである。


 結構昔(今みたいに内視鏡を使って直接胃の中を見る&細胞採取が出来なかった時代)の話であるが、とある上部消化管X線撮影の大御所の先生が講演を終えて、その時1人こういう質問をしたのである「先生の仰っている事は定義が曖昧で、科学的な論理とは言い難い」と。んで、その大御所の先生はこう答えたそうである:

「ところで話は変わりますが、貴方にはお子さんがいらっしゃいますか?」
「はい、小学生の子供がいますが、それが何か?」
「小学校の卒業写真で100人一緒に写真を撮ったとします。貴方は誰が自分のお子さんか分かりますよね」
「勿論分かります」
「では、貴方のお子さんと他の99人を区別する定義は何ですか?」
「それは・・・見れば分かります」
「では、私がその写真を見たとしたら、どうやれば貴方のお子さんを見分けられるのでしょうか?」
「・・・・・」
「造影による写真診断も同様ですよ」

格の違いっちゅーか、何ちゅーか(;^_^A)よーするに、質問者が子供を生まれた時からずっと見ている→同じ様なカッコの子供たちに紛れても顔形や雰囲気で一発見れば分かるのと同じで、大御所の先生も何百〜何千という画像所見と実際の解剖所見を経験しているが故に分かる「定義は無いけれどソレと判別できる"感覚的"なモノ」を言っているのである。多分、ソレ以上に深い何かが根本にあるのであると思うのであるが、言うまでも無くワタクシには分かりようが無い(笑)


 で、同じ様に「定義は無いけれどソレと判別できる"感覚的"なモノ」が重要なのがモータースポーツだったりする(笑)よーやく【アップルフォーミュラランド】に行けたので、今回はネタがあるのである(爆)レンタルカート属性のあるロンマニアの方なら御存知・・・ぢゃないかも知れないが(核爆)関東では神奈川の【F1ドリーム平塚】、東京の【シティカート】、埼玉の【フォーミュランド・ラー飯能】と並ぶ老舗のレンタルカート所である。コレまた運の良い事に、ワタクシの家からたったの12kmの場所にある→茅ヶ崎にいた時の【F1ドリーム平塚】同様の感覚で、仕事上がりに気軽に通えたりするのである(^-^)


 のであるが、ソコに行くまでに長くて細い畑道&外灯ナシ→夜間、シャレにならんぐらい暗い一車線&未舗装の畑道を通らなきゃいけない→対向車が見えた日にゃあ涙目なのである(笑)というワケで、クルマで通うのであれば昼間か、夜間しか時間が無いのであったらバイクかチャリをオススメしようと思う。因みに、コースレイアウトはこんな感じ:

クルマ系(特にカート系)のロンマニアの方ならコレ見ただけで分かると思うのであるが、ひじょ〜〜〜にトリッキーなコースである。以前通っていた【F1ドリーム平塚】がどっちかと言うと分かり易いコースだったのに対し、こっちはいやらしいコーナーが随所にあるのである。で、因みにワタクシ的なレコードラインはこんな感じである:

そう、平塚が「アクセル開ける場所≒ほぼクリッピングポイントの近く」という感じの、ある意味正統派コースだったのに対し、こちら【アップルフォーミュラランド】は「アクセル開ける場所≠ほぼクリッピングポイントの近く」といった何ともトリッキーでややこしいコースなのである(-_-;)コーナー攻略があまりにもアレだったので、平塚ではビクともしなかった両腕が僅か20周(10周×2回)で筋肉痛状態だったりする(笑)


 実を言うと、上記ラインですら怪しかったりする(笑)因みにワタクシのタイムはといえば:

・1回目:ベスト40.895秒(8周目)
・2回目:ベスト39.478秒(8週目)

何ちゅーか、40秒切れたのも嬉しいのであるが、ソレ以上に何時もの「切るぞ、絶対40秒切るぞ〜〜〜(;>_<;)」って自分自身にプレッシャーかける悪いクセ→イップス出して自爆(笑)っていうお馴染みのパターンから脱却しつつあるのが良かったりする(^-^)


 どーやらこっち(牛久)に来て以来"アレ"も徐々に良くなってきている→カートやる上で一番大事な「定義は無いけれどソレと判別できる"感覚的"なモノ→タイヤグリップ力ギリギリの場所の見極め」も戻ってきたのであろう。人口7万人という「田舎」を地で行っているような町であるが(爆)筑波サーキットに近いは、家に【GTフォースPRO】と【プレイシートエボリューション】置ける余裕があるは、オマケに有名ドコのカート場か半径15km以内に2ヶ所あるはで「仕事時間を除けば、常にモータースポーツが傍にある・・・なんという桃源郷(; ̄□ ̄;)」って感じで、試験期間でも無いにも関わらず(核爆)思わず十字切って感謝するトコに感謝してしまった今日この頃であった。