ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「死ぬよりも、生きている方がよっぽど辛い時が何度もある。それでも尚、生きていかねばならないし、また生きる以上は努力しなくてはならない」
Ｂｙ 榎本健一
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
３年前の５月末に納車されてから、早２年と１１ヶ月、距離にして５万９千キロ。ワタクシにクルマの楽しさと奥深さ。色んな人との出会いや別れ。ワタクシの奥に潜んでいた無知と狂気。無謀と無理と無茶の違い。クルマに「乗る」事と「乗せられる」事の違い。良い意味でも悪い意味でも、クルマにはドライバーがどんな人間なのかを端的に示すモノであるという事。そして、新天地での新たな可能性を示してくれた"トリックマスター"であるが。正に瞬きする暇すらも与えずに、栃木県のＪＡＦ認定工場で"彼女"の人生は終わってしまったりする。たった２年と１１ヶ月だったが、何ちゅーか、ただダラダラと２１年１ヶ月乗ってるよりも遥かに楽しかったのは間違いない。ワタクシに言える事は「御疲れ様。今まで散々アホやってばかりで済まなかったな。ゆっくりとお休み」ぐらいである。
実にあっけない終わりであった。確かに第１ヒートからタイヤの調子が今一つだった気がしたし、車検の関係で車高を調節したら重心が高くなり過ぎた気もするし、アレだけの重量では前９ｋ：後７ｋでもまだ足りなかった気もするし、ウェットにも関わらずムチャだった気もしないでもないが、今となってはどーでも良い事である。第２ヒートの第１〜第２コーナーを抜けて、第３コーナーに向けてラインを取ろうとした瞬間、アウト側のフロントタイヤが水の溜まった窪みにハマってしまい、挙動が乱れる。ワタクシが気が付いた時には、助手席のエアバッグが爆発しており、車内は煙で充満していたのである。４点ハーネスを外して車外に出てみると、遥か後方のガードレールには窪みができていて、バンパーやら何やらが飛び散っていたワケである。
が、ワタクシが一番驚いたのは、そーなったにも関わらず「あ〜あ、やっちまった(￣△￣)何時かはこーゆー日が来るかなとは思ってはいたけど、まさか今日だとはねぇC=(-。-)まぁ、シューマッハやアロンソだってマシン壊したことぐらいあるんだから、こりゃもう"運が悪かった"としか言い様が無いわな、ウン。今までドナドナされる車両は数多く見てきたし、今回はたまたまワタクシがロシアン・ルーレットの当りを引いた。ソレ以上でも、ソレ以下でも無い。そもそも、こーゆー事を覚悟の上でサーキット行っているんだから、文句は言えないわな┐(￣ヘ￣）┌」って恐ろしいぐらいに終始冷徹なワタクシの脳ミソである。肉体の方は脈拍と血圧がグングン上がっていて、眩暈がして歩く事すら間々ならなかったのにも関わらず、である。
で、ベッドに寝かされて考える事小一時間「って待てよσ(￣、￣=)・・・・・コレが所謂"ショック状態"ってヤツなのかΣ(￣ロ￣lll)」ってやっと気付いたりする（笑＆実話）何ちゅーか、思考と感情が完全に分離していると言うか何と言うか、この時初めて「ワタクシが空気読めないのは、他人の喜怒哀楽に気がつかないから」じゃなくて「ワタクシ自身、喜怒哀楽が何かを感じていなかった」気が付いたのである。以前"師匠"から女性を知る事云々について説かれ、上司から「異性を欲しがる気持ちは人間の本能」って言葉を聞いた時から思っていた事なのである。ワタクシが女のケツを追っかけないのは「興味が無い」からじゃなくて「女のケツがどういう物なのかが具体的に分からない」のである（爆＆コレまた実話）良く考えてみたら、ワタクシが異性云々と言い出したキッカケは「結婚していないヤツは不自然である」って言われたくが無いためであり、本能的に「モテたい！」って思った事は殆ど無かったりする（核爆＆マジ実話）
クルマ好きや走り屋だったら、ソレこそクルマの１台２台ぐらい平気で潰しているヤツも少なくは無いし、むしろソレを教訓に前へ進むモンだとワタクシも思う。ソニーやトヨタだって、今みたいな世界トップクラスの大企業になるまでに、何回か倒産や買収の危機に曝されてきたし、ソレを乗り越えたからこそ今があるワケである。が、今回ワタクシが一番怖かったのは「生まれてから３３年"頻脈と高血圧と自律神経失調"という自らに起こった具体的な症状をもって、初めて"ショックというのはこういう事だ"としか認識できなかったワタクシ自身」だったりする。自分の気持ちすらマトモに理解できていないのであるから「他人のソレは理解したつもりでも、実は・・・・想像するだけで((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル」ってなワケである（笑）
んで、非常用のクスリ飲んで大分落ち着いたとはいえ、未だかすかに指は震えてる状態だったりする(-_-;)ソレでも何事も無かったかのようにこーして平然とブログなんぞアップしているし、脳ミソの中では「まぁ、コレで車検代も、新規契約の保険料も払わなくて良いんだからラッキーじゃね(^∇^)さて、予定は思った以上に早まってしまったけど、早速"二代目・トリックマスター"の候補を選んで"襲名の儀"を執り行わなくちゃイカンなぁ〜(￣〜￣)とりあえず"初代"の喪中＆四十九日までは療養も兼ねて安静にして。今回はサーキットだから保険はＮＧ→仕事で補わなきゃいかんワケである。ソレが済んだ＆ボーナス入ったら、早速Ｎ社やＭ社のディーラーを・・・」という、壮絶なまでに無慈悲で楽天的なワタクシの脳ミソの前に、恐れを通り越して呆れてしまいそうな今日この頃であった。
