ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「出来ないなら、やらなきゃいいじゃん。何で?分かんない?」
By マーティー・フリードマン〜「スウィープが上手く出来ないので良い方法を教えて下さい」と聞かれて
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
コレを「正解」と言い切る自信は無いし、恐らく来年は来年でまた違う事言ってる可能性は依然高いのであるが(笑)とりあえず現段階でのワタクシなりのチューニングに関する見解である。メルセデス・ベンツのAMGシリーズ然り、BMWのMシリーズ然り、アウディのRシリーズ然り。国内メーカーだと、日産のNISMOシリーズ然り、ホンダのタイプRシリーズ然り、スバルのSシリーズ然り。確かに優れたチューナーや、ワークス並の技術を持つパーツメーカーも数多くあるが、何らかんら言っても生みの親であるメーカー(及びその直系チューナー)が妥協抜きで作り上げたコンプリートマシンが最も優れている。コレはサーキットでのタイムやダイナパックの数値で表せるモンじゃなく、言い換えるなら「トータルバランス&奥深さ」である。古人曰く「餅は餅屋」とはよくぞ言ったモンである。
分かりやすく言うならこんな感じである。最近病気に関する情報や健康法に関するノウハウが大幅に普及しているのであるが、たとえ如何なる「医療マニア」でも、現場でガチやって数々の修羅場乗り越えてきた本職のドクターには敵わない。理由は簡単、マニアの方は「○○は××の効果がある」って知識が山ほどあったとしても「どの様なプロセスを経て○○が××の効力を表すのか」を説明できないからである。コレばかりはネットや本ではどーしようもなく、医学部にて骨や血管や神経の1本1本、各臓器の代謝プロセスを分子レベルで学び込んだ上、現場における実例及び計算上の理論と実際の効果の間にある齟齬を幾度となく体験し、経験として積み重ね考察しないと99.99%身に付かんからである・・・・・って、何だかワタクシが言うと逆に説得力無い気がするのであるが、気のせいであろうか(笑)
で、ワタクシが【日産・R35型GT−R】に魅かれてしまった最大の理由が、今考え直すと「ニュルブルクリンクでのタイム」でも「480馬力・トルク60kg.m」でも「スタイリングの良さ」でもなく、言うならば「妥協の無さ」だと思うのである。シャシーやエンジンは勿論、殆ど全てのパーツが「走りを徹底的に煮詰める」ためだけに特化しており、更には「分かるヤツには分かるだろ」と言わんばかりにディーラーにカタログも置いていない上、テレビや雑誌なんかでムダな宣伝もしない。現にワタクシがオンラインで試乗申し込みをした時も、ネットカタログそのまんまの内容のDVDが届いただけである(笑&実話)宣伝はメディアが勝手にやってくれるし、その分浮いたカネを開発費に回せる。全く、良く考えたモンである(^_^;)
まぁ、コレぐらいだったら外国のスーパーカーなんかじゃ当たり前の話で、ソレ自体は珍しくも何とも無いのであるが、ワタクシが【日産・R35型GT−R(以後R35)】に魅かれてしまった理由その2が「ソコに他国のスーパーカーには無い日本的美学」が入っている点である。スーパーカーであるにも関わらず、ラインに乗せて量産化&ローコスト化させている上、品質も抜かり無い。スーパーカーだから速さの徹底的追及は勿論の事、日常シーンでの使い易さまで同時に追求している上、保険も安く排気ガスも星3つ(笑&実話)って感じに、他国のソレが「速さや美しさや官能性のためなら止む無し」って切り捨てる部分に対し、日産は「痒いトコまで手が届く徹底した気配り」と「安くて高性能で壊れない」といった、思いっきり典型的な"Made in Japan"的クォリティーで答えたワケである。この2点だけで、ワタクシ的には十分過ぎるほど"萌え〜"である(爆)
んで、約束破って大事になる前に本編である(笑)牛久のディーラーから最寄の【日産ハイパフォーマンスセンター】に向かい、ソコで試乗したワケである。試乗する前に、ワタクシの前に契約書とボールペン。よーするに「自分はR35でアホやらない事を誓います」って書類にサインしなきゃ試乗NGなのである。無論、ワタクシがアホなのは既成事実であるが(爆)R35に限らず公道にて他人様の試乗車でアホやるほど無粋ではない。ンなモン、躊躇う事無くサインするまでである。てゆーか、こんな契約書が必要≒公道にて他人様の試乗車でアホやる無粋極まりない輩が少なからず実在するという意味なのであろう(-_-;)古人曰く「赤信号、皆で渡れば怖くない」って感じで「皆やってるのに、何で自分だけ・・・」じゃなくて、フツーに常識だろコレ・・・って、古人ちゃうし(・_;☆\(-_-)
で、まずは教習所宜しくクルマの周りを一周。車高は既に地上から11センチとローダウンも実用性ギリギリまで落ちているし(因みに道交法じゃ最低地上高は9cm)最近のトレンドに従がい車軸及びの下あたりにドカッと重心を載せたシャシーである。実物見るとよりハッキリ「こりゃ安定するに決まっているわな、ウン(^_^;)」って感じに素性の良さが伺える。ンで、シートに座ってステアリング位置とペダル位置と背もたれの角度を調節した途端・・・・・
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・・・って素っ頓狂な声出してしまったほどである(笑&実話)ありとあらゆる全ての面において、何もかにもが思いっきりシックリ来るのである。座高が高過ぎず低過ぎず、ステアリング位置が「ココにこんな角度であって欲しい!」って位置にピッタリ来るのである。コレがファミリーカーベースのチューンドだったら"妥協"が生じ、所謂「教習所的ドラポジ」に合わせる感じになるのであるが、R35にはソレが無い。もう既に「走るヤツが乗る」ことを大前提にしてあるから、ドラポジも「走り屋的ドラポジ」仕様になっているのである。
シート位置の前後や背もたれの調整は勿論、ケツの深さやシートの角度や座高まで調節可能。ソレも「使うのはたった一つのダイヤルだけ」という、何とも簡潔且つ粋な作り方である。ステアリングはテレスコピック&チルトがあるのは言うまでも無く、何とステアリングとメーターパネルが同時に動く→ステアリング位置を下げるとありがちな「メーター類がステアリングに被さって見えない」が全く無く、どんな角度からもメーターが全て見えるのである。正直な話、フルバケも社外ステアリングも要らない。ちゅーか、逆にそっちの方がジャマである。何ちゅーか、まるでワタクシを待っていたかのようなコクピットとの一体感であり(笑)走る前から「萌え〜〜〜(*´д`*)」って猛烈に感じたのはマジ初めてである(爆)
ンで、中身も抜かり無し。たかがカーナビ、されどカーナビ。パソコン経由更新可能なHDDカーナビがデフォルトなだけではなく:
- 普通にHDDカーナビ
- ブースト計、油圧計、油温計、水温計
- 横Gモニター、縦Gモニター
- ステアリング蛇角モニター、ブレーキ圧モニター、アクセル開度モニター
- サーキットラップカウンター
- ソレらをまとめたデータロガー
- 燃費データ、残燃料数メーター、走行可能距離予測メーター
- ワタクシはドライバーだから見れないが(笑)地デジも見れる
- オプションで各種音楽ファイルの取り込み可能
- しかも日産自動車「カーウイングス」専用定額通信サービス付き
何とコレ1つで全て賄える→後付けメーターが何一つ要らないどころか、まず無事故でポンコツになるまで走ったとしても、全てを使い切れるかどうかが逆に問題になるほどである(笑)後は精々AV端子にiPod繋いで、念のためレーダー探知機設置すれば全てお終い。謳い文句である「300kmで日常会話OK」もマジ→デッドニング要らない上、BOSEの高性能オーディオシステムやクリフォード級のセキュリティーまで付いてくる。もうワタクシが「(>_<)こーゆークルマに乗りたいっ!!」って理想を追求した答えが、iPodとレー探を除けばメーカーオプションで全て付いているのである・・・( ̄□ ̄;( ̄□ ̄|( ̄□ ̄||( ̄□||||
もう走り出す前からコレである(笑)ワタクシなりに要点をまとめて書いたつもりであるが、書きたい事が多過ぎるあまり、こーして走り出す前の事を書くだけでも長文になってしまい、結果走行インプレを書く気力がこの時点で既に尽きているのである(爆)が、走り出す前からまるでエメリヤーエンコ・ヒョードルの右フックを喰らったかのような衝撃を受けたのであるから、翌日アップする予定の走行インプレにおいては、右フックを喰らった後にマウントポジションからパウンドの嵐を浴びてフルボッコにされる様を延々と書くことになるであろうが(核爆)ブロガーの悲しい性というか何と言うか、書かずにはいられない今日この頃であった。