ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「何処に行っても、結局は同じ事なんだ。良い人間がいると思えば、どうしようもない馬鹿もいる。生きていくためには、この2種類の人間を見分けなきゃならない。だけど、誰かにとっては鼻持ちならない奴でも、他の誰かにとっては良い奴なのかも知れない。だから、誰に対しても気持ち良く振舞って、誰に対しても敬意を忘れてはいけないんだ。そうすれば君も自然と尊重されるようになるんだ。他人に対する敬意の気持ちと、ほんのちょっぴりの愛があれば、全部が丸く収まる。それから、自分の心を他人に見せるのを恐れたりしては駄目だ。自分の心を解放して思いっ切り自由になるか、まるでつまらない生活を送るか、そのどっちかだ。だったら、何時も何時もロックンロールして、思いっ切り楽しんだ方が良いに決まっている。楽しく過ごすか、つまらない毎日を送るか、そのどっちかを選べといったら、断然楽しい方を選ぶ。つまらない毎日なんて、嫌っていうほど味わってきたから、もう御免だ」
By デュアン・オールマン(オールマン・ブラザーズ・バンド)
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
さて、冒頭の一言で前置きの役割は十分果したので、のっけから本文である(笑)R35のエンジンをかけるためには、サイドブレーキの近くにある"Start"ボタンを押す。GRBインプやランエボXでも採用されている、所謂最近流行のキーレス仕様である。エンジン音は正直な話「まぁ、こんなモンかな(^_^;)でも思ったより静かだから良いか」である。ワタクシには"エンジン音"と"エキゾースト音"の属性が無いため(爆)音楽をかけることを考えると静かである事に越した事は無い。良くも悪くも、V6エンジンのソレである・・・って、V6エンジンの音自身あんまり良く分かっていないのであるが(核爆)
で、まずはセンターコンソールにある【セットアップスイッチ】でミッション、サスペンション、VDCの制御モードを全部「標準」モードにして、ギアは「A(オートマチック)」レンジで発進。やっぱ3ペダルMT時代のクセがついているのか、クリープに戸惑いを感じる(笑)走り出しは思った以上にスムーズである。重量は1.75トンとヘビー級であるが、エンジンがパワフルなため相対的にそう感じるだけかも知れない。街乗りでチンタラ走っていると、後方からカシャッ、カシャッという音、担当さん曰く「ミッションチェンジの音です。【独立型トランスアクスル4WD(つまり、ミッションがリアデフ位置にある)】ですから」との事、しかし、信号待ちからスタートさせた次の瞬間・・・
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・・・いきなりコレである(笑)ブレーキを離してアクセルを踏んだら、いきなり「カシャッ、カシャッ、カシャッ、カシャッ、カシャッ」と後方から5発。スピードメーター見ると、何ともう既に6速1000rpm。もう一度信号待ちからスタートさせ、今度はタコメーターを良く見る。すると実は「1500回転→シフトアップ→1000回転にダウン→再び1500回転(以後、6速まで続く)」って感じに、街乗りモードをモロに意識した超低回転モードで巡航しているのである。しかも、ストールするギリギリの回転数で、運転中一度もギクシャクする事無く、まるでCVTのソレみたいにスムーズに行くのである。低回転でコレだから、ワクテカするなという方がムリな話である(爆)恐るべし【GR6型デュアルクラッチトランスミッション】である。
ンで、前方視界も思ったより悪くないし、後方視界も結構広い。車体は大きいが、フロントオーバーハングが短い→つまりタイヤの接地感覚が車体感覚に近いから、下町の細い道でも余裕で通れるワケである。ンで、道が広い&クルマも少ないトコまで案内されると、言うまでも無くセンターコンソールにあるミッション、サスペンション、VDCの制御モードを全部「R」モードに設定し、ミッションは勿論「M(マニュアル)」レンジ。元々がトランスアクスル式FRレイアウトな上、4WDとはいえ基本FRだから、フツーに街をチンタラ走っている分にはGDBやGRBやランエボXにあったような「如何にも前輪が駆動しています感」が無い(笑)つーか、コレ乗って初めて「へぇ〜( ̄∇ ̄)FRってこんな感じで、ステアリングからロードインフォメーション以外感じないんだ」って思ったほどである(爆)
が、ひとたび「R」モードにすると話は別。1500rpmなどというケチ臭さは無く(笑)踏めば気持ち良く上まで回る。思わずレブリミッターに当りそうになった時も「あの〜(´▽`;)コレ、レブリミッターにぶつかったら自動的にシフトアップとか・・・」「しません。パドル押して下さい」である(爆)止まろうとした時も「あ、そうそう。止まる前に1速まで落として下さいね。じゃないとエンストします」である(核爆&実話)並の2ペダルMTだったら、リミッターにぶつかりそうな場合は自動シフトアップしたり、ブレーキ踏んで止まったら自動的に1速になるのであるが、R35にはソレが無い。発進用のクラッチペダルが無い事をのぞけば、まんまレーシングマシンのソレである(;^_^A)
そして待望のワインディング開始。重量バランスが良いせいか、GDBで若干あった&ランエボでモロにあった"尻軽さ"が無く(笑)まるで真ん中に重量があるようにドカッとしている。ンでもって、実は前後重量比は50:50じゃなくて53:47→わざと弱アンダー入れて操作を楽にしているのである。で、回転数をパワーバンドにキープしたままカーブに差し掛かる→ブレーキングして前荷重を乗せ(−)パドルをポンと押して、ステアリング切ってノーズ向けてアクセル踏んだ途端・・・
.' : : :/ : /: : : : : : / v : : : : l : |斗-: : ヽ: : : : ヘ ┏┓ ┏━━┓ |: : :/ : /| : : :― x ∨: : :∧ | ∨: : :ハ: : : : :ハ. ┏━┓ ┏┛┗┓┃┏┓┃ |: :/ : /: | : : : : / ` |: : :/ j/- ∨: : :l: : : : : :|. ┃ ┃ ┗┓┏┛┃┗┛┃┏━━━r┴、/:ヽ| : : : / |: :/ 示旡アV : :|: :|ヽ: : |━━━┓┃ ┃ ┏┛┗┓┃┏┓┃┃ | | : :│: : /|. | / ト::爿/ ハ: :|: :| ',: :|. ┃┃ ┃ ┗┓┏┛┗┛┃┃┗━━━'vーく ,x┤: / :|三≧x j/ 込;リ { : | ∧ | ∨━━━┛┗━┛ ┃┃ ┃┃ / ヽ. | /: :│ ,/ ' .:・} : |/ i/ ┏━┓ ┗┛ ┗┛. | /⌒}:? : :ヘ:.:.:. ー'ーr' /: : |. ┗━┛ { /´}_ム: : :≧r 、 .. _ ー ' .. </: : : |
・・・と、その日2発目(笑)【アテーサET−S】が介入してきて「コレコレコレ!このステアリングから来る駆動感(≧∇≦)コレが4WDだよ!!」って走りが来るのである。ランエボXだと前後トルク配分が50:50、GRBが41:59なのに対し、R35は基本0:100から最大50:50になる→よーするに、相対的な4WD感がモロに来るのである(爆)オマケにフロントヘビーなランエボXやGRB(前後重量比60:40)と違い、53:47の重量比&フロントミッドシップだからこそ、前輪の駆動感が余計感じるのである。
ンで、止めは見通しの良い直線。前方、後方、側方確認良し。契約書もあったので担当さんに「あの〜(;^_^A)逝って良いですか」と聞いたところ、アッサリと「どうぞ(^-^)そのために来たのですから」である。再度安全を確認した後、パワーバンドまで落としてから一気に床まで踏む。今度はワタクシではなく(笑)ワタクシに憑依した"トリックマスター"が・・・
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・・・って大騒ぎするぐらいである(笑)シャレになっていない、マジでシャレになっていないのである( ̄Д ̄;)体感速度はさほどでもないが、アテーサET−Sが利きまくって、とんでもない勢いでスピードメーターの針が伸びて行くのである・・・Σ(□ ̄; )Σ( ;)Σ( ; ̄□)Σ( ̄□ ̄;) ・・・ハッキリ言って、こりゃトルク/ウェイトレシオとかパワー/ウェイトレシオとかの問題じゃない。2Lターボじゃどう逆立ちしても敵わない「絶対的&根本的な力の差」である。曰く「高速道路で床まで踏めば、2〜3秒でスピードリミッターにぶつかる」そうである。
ソレ以上に凄かったのが「サスの安定感とブレーキの安定感」である。実は踏んだ場所は路面状況があまり良くなく、結構凸凹があったのである・・・あったのであるにも関わらず、グラつく事無く&フワつく事無く安定して前へ進むのである。ステアリングとシートからモロに路面状況が伝わってくるのであるが、それでも余裕こいているワタクシと"トリックマスター"が居るのである。ンで、減速も抜かり無し。サスペンションと減衰力、ソレにパッドとローターのバランスが格段に優秀で、安心して踏んで行ける。そう、R35は基本的に「R」モードで操る&最高の乗り心地を得る事を前提にして作られており、快適機能の方が逆にオマケ感バリバリなのである。コレが「幾多の修羅場を潜った猛者達が妥協無しに作り上げたクルマ」なのである・・・(_ _|||)・・・完敗である。今まで3年間のチューニング論の全てが、今回試乗したランエボX、GRB、極め付けはR35によって完全否定されたのである|||(_ _。)|||
が、その挫折感がむしろ異様に心地良い。何ちゅーか「完敗&完全否定=新たなるワクテカなカーライフの始まり」というのがワタクシと"トリックマスター"の同意見である。こー言うと「お前が言うな(AA略/笑)」だが、コレを乗り越えた暁には更なる進化を遂げたワタクシがいるという感じである(爆)帰り道、ワタクシと"トリックマスター"の会話:
「どうだいハニー、ワタクシの心にはコレ1つしか考えられないんだけど」
「嘘偽り無い"そのまんま"の貴方が選んだのであれば、わたくしは何も言う事は無いですわ」
「新しい"身体"はコレで決まり・・・かな( ´∇`)どうだいハニー」
「異存ありませんわ(⌒-⌒)貴方のお気の召すまま、行きたい所までついて行きましてよ」
決まりである。もうコレ以外の選択肢は考えられない。出来るか出来ないかではなく「死ぬ気でやる」のみである。というワケで・・・
"2代目・トリックマスター"は【日産・GT−R(型番CBA−R35)】で正式決定
・・・である。色んな意味で"高く"つくだろうが、迷いも無ければ躊躇いも無いし、何があっても後悔はしない。もう何度言ったか分からないが、改めて言おう:
"萌え"の前後に、理由など要らない
コレがワタクシの座右の銘である(笑)まぁ、問題はこの後であり、恐らく"初代"以上にロックンロールなカーライフが始まると思うが、どんなに激しくロック(揺ら)されようが、ワタクシはソレを自らの手の上で華麗にロール(転が)させるのみである。てゆーか、ココから先はロックンロールどころかスラッシュメタル、ヘタしたらグラインド・コア必至な予感300%な今日この頃であった。