ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「アメリカでは、一夜明けたら有名人というサクセス・ストーリーは、伝説であると同時に産業でもある」
Ｂｙ ジョン・レジェット
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊知識は正義に非ず
脱オタクするにはどうすれば良いか。先ず１つ目は「服装や身形に気を使う」である。オタクってのはテメェの世界とテメェの自我にしか興味が無いから、ソレが自ずと行動に表れており、特に服装や身形にソレが顕著に表れてるからである。つまり周囲に配慮したカッコをするって事は、ソレ即ち「私は貴方方に気を使ってます。私の興味は自我だけでなく、貴方方にも向いてますよ」ってサインを送る事でもあるのである。でもって２つ目は「”知識は正義”って考え方を改める」である。昔なら兎も角、今はネット時代である。半端な知識だったら、ポケットからスマホ取り出して調べればすぐに分かる。そんなすぐに分かる事を自慢したって、何の役にも立たないからである。
そして３つ目が「オタクではなくマニアになろう」である。英語で言うトコのギークとナードの違いである。古今東西、世の中を動かすのはマニアであり、決してオタクではないのである：
| マニア | オタク |
|---|---|
| 特定の事柄に対し強い関心を抱いてるだけで 基本的に一般人と変わりない |
人間的に問題アリなのが少なくなく 特定の事にしか関心を持たない |
| 基本的に一般人だから人間関係に問題は無く 周りを気にするから見た目も悪くない |
人間的に問題アリだから人間関係も基本ダメで 周りを気にしないからルックスもダメ |
| 日常的に人と交わってるからコモンセンスがあり ルールやマナーに関しても一般常識を弁えてる |
基本的にぼっちだからコモンセンスが不足してて ルールとマナーに関しても自己中心的に考えてる |
| 自分の行動は自分や仲間だけでなく 部外者も意識の範疇に入っている |
自分と同志だけで世界が完結しているため 部外者がどう捉えるかを考慮していない |
| 積極的な理由で好きになった趣味だから愛着があり 苦しくても長年やっていく傾向がある |
消極的な理由でやってる趣味だから愛着もなく 飽きたらすぐに趣向を変える |
| 人間的に出来ているため収入は多い方 | 人間的にダメだから収入も少ない |
| 良い意味で子供っぽい | 正真正銘ただのガキ |
| 正真正銘コンテンツを愛している | コンテンツは自己愛を表現するための手段 |
| 社会や世間に対し肯定的で、他人を信用している 余所者に対しても寛容で、異論や批判も受け入れられる |
信じられるのはオタク仲間と所属コミュニティだけ 余所者には基本冷たく、異論や批判は許さない |
| 意外と周囲の称賛と理解は然程求めていない | 実は周囲の称賛と理解を強く求めている |
| 趣味は自分の世界の一部で、無くなっても平気 自分が趣味を支配しコントロールしている |
趣味は自分の世界の全てで、無くなったら死ねる 自分が趣味に支配されコントロールされてる |
| 自分の興味世界の更なる繁栄と成長を望んでいる | 自分が楽しければ永遠のそのままで良い |
故に当ブログの読者は「ロン”マニア”」であり、決して「ロン”オタク”」ではないのである（笑）何らかの趣味や興味を持ち、ソレに没頭するのは決して悪い事ではないのである。が、没頭するにしても、目はある程度外を見てなきゃならんのである。そうでないヤツがモノで自分を大きく見せた所で、滑稽なだけなのである。
＊伝説の終わり
話は変わって、ワタクシがクルマに乗り始めた頃、国産スポ車界において”最強”の二文字を争ってた２車種がある。ご存じインプWRX-STIとランエボである。トルク４０オーバーのハイパワーエンジンにDCCD、ACD、AYCといった最新鋭の4WDシステムを搭載し、価格は４００諭吉以下。正に「ザ・ニッポン車」を地で行くクルマだったのである。BNR34とJZA80（スープラ）は無くなっちゃったけど、ニッポンにはまだインプとランエボがあるのである・・・・
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・・・・そんな風に考えていた時期から約１０年、何時の間にか【ランエボが８月の最終限定モデルで生産終了】になってしまったのである（笑）ワタクシもGDB（E型）とCT9A（エボIX）の間で真剣に悩んでた時期があるだけに、実に残念な話である(´・ω・｀)２０００年代初頭にタイムスリップして「１０年後、インプもランエボも時代遅れになって、エボは生産終了になるよ」と言ったトコで、恐らく誰も信じないであろう。ソレぐらい激しいバトルだったのである。
ランエボが終わってしまった原因は何か。三菱自動車のブランド力低下とやる気の無さ？クルマ離れと不景気？ワタクシの答えは「単純に遅くなったから」である。前にも言った事であるが、インプとランエボ、双方とも本来は”異端”なのである。エントリークラスセダンを魔改造して、鰓や羽根を生やしてハイパワーエンジンを乗せる。通常のスポーツカーの成り立ちではないのである。で、何故異端である事が許されたかというと、メチャクチャ速かったからである。スポ車において速さは正義なのだから、異端でも速ければソレなりにおｋなのである。ソレが今じゃ国産最速どころか【FF車にも負けつつある】のだから、あとは異端な部分しか残らないってワケである。
＊値段の壁
じゃあ何故WRX STIだけは生き残ったのか。マシンとしての素性の良さ？敢えて6MTに拘った事？ワタクシの答えは「値段の壁を越えなかったから」である。ニッポン人の平均GDPが４１０諭吉。ワタクシはコレが「値段の壁」だと思っているのである。WRX-STIはGDB→GRB→VABと移行するに至って今の今まで、敢えて進化する事を殆ど止めてまでも、この４１０諭吉の壁の前で踏み止まってたのである。が、ランエボはCT9A→CZ4Aとフルモデルチェンジする際に、遂にこの４１０諭吉の壁を越えてしまったのである。流石に５００諭吉レベルになると「もうちょっと背伸びすれば外車行けるかな」って思うようになるし、実際ソレでインプやランエボから外車に流れた人もワタクシは何人か知ってるのである。
元GDB乗りとしてコレ言うのはアレなのであるが、悲しい事に今時のインプやランエボってのは、価値ではなく価格で買われるクルマになっちゃってるのである(´・ω・｀)昔は「911やM3がナンボのモンじゃい！インプとランエボがコレからソイツ等退けて、新たな王者になるんじゃい( ｀д´)」と言わんばかりに（笑）インプやランエボに乗る事には「未来のクルマに乗っている」という価格を超えた価値があったのである。が、今の両車（特にVAB）にそんなモンは無く、ただ単純に「4WDターボでソコソコ速くて、いざという時には家族も乗せられて、しかもソコソコ安い」というコスト的価値しか提示できてないのである┐(´д｀)┌インプとランエボの復権は何時になるのか、もう期待する気も起こらなくなった今日この頃であった。
