アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CAUSE OF DEATH

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「誰もやっていない事って、一番楽しいよ。だって、失敗を判定できる人が居ないんだから、少なくとも失敗しないもん。成功を判定する人も居ないんだけどね」

By 萩本欽一


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 コレは昔上司から聞いた話であるが「日本のモノ作りの最大の個性は"小さくする事"なんだ。調べてみたら"世界一小さい○○○"って、大半が日本製なんだよね」という内容である。以前、ナパーム・デスが初めて来日した時、メンバーが他の何よりもビックリしていたのが「ケータイの小ささ」だったという逸話が残っており、曰く「イギリスで一番小さいケータイでも、日本製よりずっと大きい」そうである。それとワタクシ的に付け加えたいのは「コストパフォーマンス」と「進化が早い」ことだと思うのである。日本人ってつくづく不思議な人種で、付和雷同性がメチャクチャ強い&何かにつけて変化を嫌う反面、一度変化すると孵化したモスラの如く大化けする(笑)幕末と第二次世界大戦後が良い例である。


 で、長引く前に前置きはコレぐらいにしておいて(笑)流石は"変態クルマ大国"の日本である・・・あ、因みにコレは悪口じゃなくて、褒め言葉である(爆&マジ)最近イギリスのクルマ雑誌ネタがやたら多いのであるが、イギリスを始め欧米各国で評価されている日本車ってのは、大概この"変態クルマ"だったりするからである。特にイギリス各誌でのランエボ人気とGT−R人気は異様なほどであり、何とイギリスじゃ予約開始からたった3日で1000台を越えるR35の発注を受けており、ドンドン増え続けているそうである(^_^;)ンで、来年からはアメリカでも発売&予約がスタートして、こっちもバックオーダー大量発生のヨカーンだったりするのである


 ワタクシが思うに、伝統的&王道的なクルマを重んじるヨーロッパでこのテの"デジタル変態4WD"がウケるのは、他ならぬ"変態性ゆえ"だと思うのである(笑)エキゾースト音が官能的&様式美を備えたデザインのクルマはヨーロッパにはゴロゴロある&歴史もノウハウもネームバリューも圧倒的に向こうが上なのであるから、正統派で行ったら敵わんワケである。とすると、やっぱ"邪道路線"しかないのである(爆)CZ4AもR35も「安くて壊れにくくてアフターフォローも充実している上、サーキットだけじゃなく街乗りにも使えて、しかも反則的にメチャクチャ速い」と言ったヨーロッパ人からしてみたら邪道の中の邪道、正に"魔王"だからであろう(核爆)よくネットなんかでモノホンの写真に限りなく近い精度のCGグラフィックを見ると「(゚д゚;)CGなのに・・・( ̄Д ̄;)実写じゃないのに・・・参りましたm( ̄ω ̄;)m」っていうアレだろうとワタクシは勝手に思っている(原爆)


 が、曰く「栃木の工場じゃ月1000台が限界」だそうである。まだ日本だけの発売(つまり、1000台/月がそのまんま日本限定でデリバリー)でもハンコ→2ヶ月待ち→ハァハァで過呼吸状態なのはロンマニアの皆様が良く御存知だと思う(笑)というワケで「ヨーロッパやアメリカでのデリバリーが始まる+栃木工場の生産状況は変わらない=国内の割り当てが減って、今後は2ヶ月なんて"早っ"の部類に入る可能性大」の方程式が成り立つとワタクシは見ている(爆)R35を狙っているロンマニアの方々、イギリスですら「納車1年半待ち」なのであるから、ハンコを早く押さないと納車される前にR36型の発売を目にする事になるかも知れませんぞ(核爆)


 で、ココにまた"革命的変態クルマ"の仲間入りしそうな、香ばしい1台をハケーン(笑)トヨタに1本取られた&自分のトコの【インサイト】がコケたことに対するリベンジか否かは不明であるが。ホンダがハイブリッドから更に飛躍して、遂に今までイベント限定だったゼロ・エミッション(廃棄物を一切出さない)カーである【ホンダ・FCXクラリティ】を段階的に市販するようである。コレで今まで「バイオエタノールか、ハイブリッドか、水素REか」という議論を飛び越してプリウス宜しく一般的に定着化→事実上のデファクト・スタンダードとなった日にゃあ、GMやトヨタに変わってホンダがクルマ界の盟主に踊り出る可能性だって十分アリなワケである。


 で、三菱も負けじと【i(アイ)Miev】を来年出してきて、トヨタも負けじと【トヨタFCHV-ADV】で対抗。見るからに、今までデファクト・スタンダードで主導権を巡って争っていた国産メーカー各社は、裏で合意に達したのか否かはワタクシの知るトコではないが、一丸で「水素&燃料電池」で統一してくるようである。多分、同じ様にゼロ・エミッション車を開発している日産やマツダも相乗りする事請け合いナシとワタクシは睨む。普段は内ゲバばっかしてるくせに、こーゆーグローバル競争になると足並みが揃うのが、日本の不思議の一つだとワタクシも思うのである(笑)


 で、ココから先は思いっきりワタクシの独断&偏見が混じった未来予想であるが(笑)ワタクシは「日本だけでなく、先進国を中心とする世界各国も、やっぱ水素&燃料電池に相乗りするだろう」と予想しているのである:


ガソリン価格、急激に上昇&どー見積もっても値下がりする気配ナッシング

それどころか、BRIC's諸国じゃガソリン需要は更に増加するヨカーン

性質が悪いのは、現在石油を大量に押さえている連中の多くは、先進国で主流の新自由主義世界とは相容れない連中が多い

無論、そんな連中が石油をマトモに還元しているワケが無い

でも石油が欲しいから、迂闊に手を出せない

(゚д゚)マズー

ソコで環境問題に便乗する形で世界中でエコブームを巻き起こす

ハイブリッドやゼロ・エミッションを徹底的に推奨しガソリン需要を大幅に減らす

今まで石油を盾にしていた連中の「最大の武器」が無くなる

何もしなくても、石油が売れないから、その国々の経済能力ガタ落ち

後は自ずと(?)クーデターが起こって、新自由主義世界とは相容れない独裁的国家の連中は淘汰される

石油が安くなったら、また元通り

(゚д゚)ウマー


・・・・まぁ、単にトム・クランシーの読み過ぎであろう(笑)ワタクシは嘗て蒸気機関車がそうなったように「ワタクシがジジイになる頃にはゼロ・エミッション車が主流になる」と踏んでいたが、やっぱ「ファーストカー=ガソリン車」「セカンドカー=ゼロ・エミッション車」になりそうである。無論、反対に「ガソリン激減→ゼロ・エミッション失敗→リアルで【マッド・マックス2】の世界に突入」ってシナリオもあるのであるが(爆)未来を語りすぎる余り、鬼達が笑い過ぎて腹筋断裂起こして救急外来に大勢運ばれる前に(核爆)フロ入って寝るに限る今日この頃であった。