アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BLACK BOX

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「砂に一本の線を引いた途端に、私達の頭のは"こちら"と"あちら"の感覚が生まれます。この感覚が育っていくと、本当の姿が見えにくくなります」

By ダライ・ラマ14世


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 アンチヒーロー。今現在「貴方が目指しているものは何ですか?」と問われた時の答えである。政治でいうトコの小泉純一郎石原慎太郎、ロックでいうトコのセックス・ピストルズマリリン・マンソン、マンガ/アニメでいうトコのシャアやラオウ、クルマでいうトコのランエボやインプやGT−Rみたいなモンである(笑)全員、明らかにマトモじゃないのであるが、ソレこそ主役の正統派ヒーローと同等か、中には正統派ヒーローすら食ってしまうぐらいの存在感がある。その存在感の謎が昼、ラーメンを啜りながら思い浮かんだのである(爆)何故アンチヒーローが支持されるかといったら「正統派ヒーロー同様"筋が通った何か"を持っている」という事と「正統派ヒーローと疑問を投げ掛け合う事により、互いを輝かせているから」だと思うのである。


 で、所謂「悪党」にはソレが出来んのである。ヒーローが悪党を倒したら「ヒーローは正しかった」でお終い。逆にヒーローが悪党に倒されると「おのれ、負けるものか!」でお終い。つまり、物事を二極化してしまうと、所謂「自己反省」ってヤツが出来なくなってしまうからだとワタクシは思うのである。悪党がヒーローの手で滅んだとしても、また別の件で再度「ヒーロー」と「悪党」に分かれて滅ぼし合う。20世紀に世界を鉄のカーテンで真っ二つにした社会主義革命ってヤツが100年もたずに崩壊したのも、ワタクシが思うに「壊された」のではなく「自滅した」からである。ちゅーワケで「自分は100%純粋な正義」ってとかぬかすヤツは、信用出来ないどころか逆に危険であるとワタクシは思う。


 ソコでアンチヒーローの出番である(笑)どんな精密機械でも、常時のメンテナンスと部品交換をしないと精度を保てないのと同様、ヒーローに対して「アンタ、自分に酔ってね?」ってな具合に冷水をぶっ掛けて、ヒーローが己の正義感を燃やしすぎたが故オーバーヒート気味の脳ミソを冷やしてやる。そうする事でヒーローは常にヒーローでいられて、アンチヒーローも美味しい役に預かれるっちゅー話である(爆)そー考えると「たとえメチャクチャな事やるヤツが現れたとしても、何らかんら言って"自由"って大事なんだなぁ〜〜(^_^;)」って思ってしまうのである。


 という事を、アンチヒーローどころか「ジオン軍兵士A」か「拳王の手下B」ぐらいな存在でしかないワタクシが言っても説得力無いので、コレぐらいにしておこう(笑)何時もR35ネタじゃ飽きるので、今日はマンガネタで:

[rakuten:book:13029192:detail]

仮に「地球上で最も怖いナマモノは?」と尋ねられたら、ワタクシは速攻で「ホモ・サピエンス・サピエンス(サル目ヒト科ヒト属の意味。回りくどいが、よーするに人間/笑)」って答える。同属を本末転倒なイデオロギーやトンチンカンな宗教なんかで平然と殺してしまうナマモノは、ワタクシが知る限り人間しかいない。和月伸宏は「るろうに剣心」時代からそうだったけど、画力やストーリーの作り方以上に「人間というナマモノの恐ろしさ」の描写がメチャクチャ上手い。今までは小坊〜中坊向けの媒体で描いていたのがネックになっていたその描写力が、ターゲット年齢層を大幅に上げた媒体で連載することで、まるで水を得た魚みたいに生々しくてグロいのである(爆)が、さすが和月伸宏。ソレらの怖い描写を打ち消し、尚且つより引き立たせるギャグ描写も同じぐらい上手かったりする。こりゃ久々のスマッシュ・ヒットである。

[rakuten:book:13032259:detail]

無論、買ってもしゃーないので立ち読みオンリー(笑)もうインプ乗りじゃなくなって半年近くなるが、カー用品店いくとうっかりSTIコーナー行ってしまったり、このテのムックを見るとついつい立ち読みしてしまうのである(爆)何だか【フォレスターとインプにディーゼルモデル設定される】らしいのであるが、何ちゅーか、ディーゼルエンジンは良いとして、ミッションが6MTだけじゃ厳しい希ガスのである(^_^;)あのポルシェですら【ポルシェPDK】を導入したのであるから「スバルにもDCTを」がワタクシの提案だったりする。もしも「DCT化キット」なるモンがあったら、中古のGDB−E型と合わせて買っても良いほどである(核爆)どーでもいい話だが、ショップでオカルトグッズを「チューニング」として扱うのは、ワタクシ的にはどうかと思うのである。

コレ故にワタクシは「正統派ヒーロー」になり得ないのである(笑)もっともソレ以前に見た目と顔と性格からして既に終わっているのであるが(爆)こーゆーのを好きなのが隠せないのである(^_^;)正統派ヒーローになるために必要なモンが欠けているヤツが無理矢理ヒーローになろうとしても、大概骨折り損のくたびれ儲けで終わる。かと言って悪役に走っても中途半端なので、結局は「ガチの悪党」にはなれず「イタいヤツ」でお終い(核爆&実話)まぁ三原色のソレではないのであるが、世の中には「ヒーロー」と「悪党」のほかにも「アンチヒーロー」って選択肢もあるので、ワタクシはソレを選ぶとしよう。すると「アンチヒーロー」がいるんだったら、逆に「反悪党」もいそうな気がするが(原爆)考えるのが面倒くさいので、さっさと寝るに限る今日この頃であった。