アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

VAV

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「これは危険だ。この通り(ベース専門誌をパラパラめくる)スタジオミュージシャンは数限りなくいる。俺なんかよりも、ずっとずっとプレイは上手い。でも、誰がそんな奴等のことを気に留めてる?それは、彼等が指の器用さの方に関心を向けているからさ。でも、俺はそんなのどうでもいい。問題はフィーリングだ。音を正しく出すかどうかが、良いミュージシャンの基準ではないんだよ。器用なだけなら無名なまま。ハートもある奴なら名を残せるだろうけど。名を成したいのなら、人々のハートとの繋がりを持つこと。器用さなんて何の関係もない。周りがまるで見渡せないのは拙いんだ。今、スターと言われる人達の中にも、最初は違う楽器をやってた人がたくさんいる。ヴァン・ヘイレンが小さなクラブに出てた頃、エディ(ギター)がドラマーでアレックス(ドラム)がギタリストだった。スティーヴン・タイラーエアロスミスのヴォーカル)は元ドラマーで、フィル・コリンズもそう。ポール・マッカートニーはギターもドラムもやるし、ロン・ウッドジェフ・ベック・グループではベーシストだった。歴史にインパクトを残した人達は、このおかげで幅広い目を持てたのかも知れないんだ。スタジオミュージシャンで、ずっとベースだけを弾いてる連中は、ベーシストとしては素晴らしいだろう。でも、曲は書けない。アレンジなど全く解らない。テクニックしか知らず、ハートが無い」

By ジーン・シモンズ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 何ちゅーか、コレじゃ本末転倒だとワタクシは思うのである。某最大手SNSのコミュの中のトピであるが「○○○○(某日本人F1ドライバーの名前)のF1復帰を応援する」なる趣旨のソレがあって、冒頭から「アンチお断り」なのであるε-( ̄ヘ ̄)以前にも、そのF1ドライバーが所属していたチームが撤退した時も、トピ内のカキコは「感動をありがとう」とか「FIA何するものぞ」ばっかりで、ソコに「ちょっと待て、一概にチームに非が無いとは言い切れないのでは?」なんてカキコしようモンなら「アンチ消えろ!」とか「ココは貴方の来る場所じゃない!!」と総バッシングである。インターネットにハマるヤツは多かれ少なかれ「自由」を求めているはずなのに、逆に自ら進んで言論統制をしている事が、ワタクシの言わんとしている「本末転倒」なのである┐( -"-)┌


 よーするに「自由は欲しいけど、その代償はイヤ」って言ってるようなモンである。不自由はよく「籠の中の鳥」って例えられるけど、籠の中から解き放たれたら解き放たれたで、エサはテメェで探さなきゃいけなくなるし、巣もDIYで作るっきゃないし、天敵や自然の脅威から逃れたきゃテメェの両側に付いている一対の羽で何とかするっきゃない。ソレがイヤなら、たとえ狭くても籠の中でガマンするっきゃない。案の定、甘ったれた鳥達のソレは論議にすらなっていない。ただ感情に身を任せるまま水掛け論を延々やっているだけ。コレだったら映画でも観に行ったほうがマシ・・・
・・・へ( ・_・)?

                       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                      / おい!ロンの野郎が、また上から目線で能書き垂れてるぞ!!
                    ∠
              ∧_∧    \_____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             (  ´Д`)  ,-っ      | そうか!よし!SATSUGAIする!!
            /⌒ヽ/   / _)       \
            /  \\//            ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            /    /.\/         ‐=≡   ∧ ∧
           /   ∧_二つ        ‐=≡   ( ´Д`) ハァハァ 待ってろよ〜
           /   /           ‐=≡_____/ /_
          /    \        ‐=≡  / .__   ゛ \   .∩
         /  /~\ \      ‐=≡  / /  /    /\ \//
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       / ノ    / /       ‐=≡    /    /
      / /   .  / ./          ‐=≡   |  _|__
      / ./    ( ヽ、          ‐=≡  \__ \
     (  _)      \__つ           ‐=≡ / / /
     . ̄         ``)         ‐=≡  // /
                 `)⌒`)     ‐=≡ / | /
                  ;;;⌒`)    ‐=≡ / /レ
                 ;;⌒`)⌒`)‐=≡ (   ̄) 

・・・とまぁ、前置きはコレぐらいにしておいて(笑)上記AAでお分かりのように、観に行ったのは他ならぬ【デトロイト・メタル・シティ】である。ホントは「あのマンガが実写化?あっそう(´ι _` )萌えない原作にも邦画にも興味ナッシングなんで、ど〜でもいいしぃ( ̄o ̄) 」だったのであるが(爆)ふと「ジャック・イル・ダーク役にジーン・シモンズ」ってのを見た瞬間「な、何ぃ(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ジーン・シモンズだとぉ〜!?アイツの事だ、顔出し程度で済ますはずがない!!よし( ノ゚Д゚)観よう!!」ってな理由だったりする(核爆)手間を省くために、トレーラーも貼っておくとしよう:

で、ワタクシ的な鑑賞ポイントとしては「フィルターをかけること」だったりする。普段は散々「物事を見るのにフィルターを介すな」と言っているワタクシであるが(笑)今回ばかりは話は別。原作を知っている&メタル属性のあるロンマニアの方なら、原作者が如何にデスメタルを理解していないかがお分かりかと思う。ソコで「デスメタルは云々」とか言うと楽しめん&この作品の主体は「あくまでギャグマンガ」なワケであるからして、ソコんトコを割り切って観る必要があるっちゅー話である。じゃなけりゃ、デスメタル暦17年のワタクシはとんでもない事になる事必至だからである(爆)


 で、いきなり感想から言うと「松山ケンイチの演技(特にクラウザーのになった時)は中々のモンだった・・・んだけど、いかんぜん脇役が凄過ぎて、相対的に喰われちゃってるんだよねぇ〜(^_^;)」ってなトコである。特にデスレコード社長である。アレは「キャラそのものが面白い」以上に「松雪泰子が敢えてソレをやっている事が面白い」のである。松雪泰子の今までの作品におけるクールビューティー的なイメージが根深いため、あの際どいカッコで放送禁止用語を連発するブチ切れたキャラクターが余計に目立って、ソコがツボる故メチャクチャ笑えるのである。この社長役に松雪泰子を選んだスタッフも、そのオファーを引き受けた松雪泰子も「天晴れ!」としか言い様が無いのである。


 あと出番は少ないものの、カミュ役のロバート秋山竜次がプロ並とは言えなくとも、観れるレベルまでキチンとドラムを叩けているのがビックリしたポイントだったりする。鑑賞後、パンフ買って秋山のインタビュー読んでみたのだが「スゲェ、ガチのプロだよこの人( ̄Д ̄;)」って唸ってしまった程である。ンでもって、止めはやっぱジーン・シモンズだったりする。ジーン・シモンズ1人だけでも必要以上にオーバークォリティーなのに、バックバンドにギターはマーティ・フリードマン、ドラムにはジェレミー・コルソンである。ロックに明るいロンマニアの方なら、ラストの対決シーンでこの3人(&ベースに鮎貝健)が出てくるシーンをオカズに、余裕でドンブリ10杯はいけると思われる(笑)


 で、この映画観てると「何故ジーン・シモンズが出演を引き受けたか」が分かった気がするのである。もうデトロイト・メタル・シティ】ってタイトルが示すように(元ネタはキッスの名曲「デトロイト・ロック・シティ」から)この作品自身が自分(&キッス)に対する最大限のオマージュである事に異論を唱える人はいないと思う。同じ「サービス業」だから何となく分かるのであるが、どんな些細な事であろうとも、患者を疎かにするヤツはヤブ医者だと断言しても良い。ワタクシの知る限りでは、ガチで「名医」って呼ばれる方達は、ソレこそ研修医が駆けつけるより先に自らが飛んでくる。ジーン・シモンズもまた然りだとワタクシは思うのである。


 で、思いっきり蛇足であるが「じゃあ、デスメタルってどんな音楽?」って疑問を抱いているロンマニアの方々のために(笑)ワタクシが「ワタクシ風デスメタルのオススメ盤」をいくつか紹介するとしよう。決してアフィリエイト目的ではないので、ご安心あれ(爆)

Scream Bloody Gore (Deluxe Edition)

Scream Bloody Gore (Deluxe Edition)

Altars of Madness

Altars of Madness

ディーサイド

ディーサイド

コーズ・オヴ・デス

コーズ・オヴ・デス

真・疫魔交響曲

真・疫魔交響曲

・・・・・おっと、限が無いので止めておこう(笑)まぁ、本格的なデスメタルを聴いてみたくなったら、どれでもいいからアマゾンへ飛んでポチッと押せば万事おkである(爆)ちゅーワケで、この映画だけでデスメタルを知った気になって、デスメタル人気の高い国々(本場のアメリカやは勿論、南米や東南アジアも意外と人気が高い)でウンチク語ると、笑われたり冷ややかな目で見られるだけならまだ良い方、ファンの気性からしてホントにSATSUGAIされる事もありうるので要注意(核爆&冗談みたいな話だが実話)と、多分大多数の人が一生使わんであろう豆知識で締める今日この頃であった。