アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MATA LEAO

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「嫌いな人は、自分の内面を映す鏡。だから、最も嫌いな人から、最も貴重な"次の段階へ行くための突破口"が得られるのである」

By 神田昌典


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 昔見たガン雑誌で「ガンマニア≒クルママニア」っていうフレーズがあって、何気にだがその答えが分かった気がするのである。デカルトのソレではないが「結果」っちゅーモンは「原因」があるからこそ出てくる・・・だったと思う(笑&弱気)このテの話をすると大概が「卵が先か鶏が先か」的な論議になってしまう&ソレは当ブログの趣旨にそぐわないので省略(爆)ワタクシが思うに・・・

銃器(特に大口径のライフル系)を撃てる場所なんぞ、当然市内にあるワケ無い

自ずと郊外に出なくちゃいけなくなる

銃本体以外に弾薬や装備諸々もあるから、当然移動はクルマに限られる

が、ソコはアメリカ。国土がデカいだけあって、郊外といえども余裕で遠い

当然、クルマに対して高い要求が生まれてくる

利便性を追っかけていただけなのに、気が付いたらクルママニア(笑)

(゚д゚)ウマー

・・・じゃないかと思うのである。一回撃ちに行くのにン百kmもクルマを走らせなきゃいかんワケであるから、自ずとストレスの無いクルマ→走れるクルマのニーズが高まるからだというのがワタクシの考えである。


 で、同様の法則が「何故、痛車のベースにはスポーツカーが用いられる場合が多いのであろうか?」にも繋がると、ふと脳裏に浮かんだワケである(笑)マジメなクルマ本なんかじゃ「アニメ文化とアメリカで流行のスポコン(この場合、映画「ワイルドスピード」シリーズに出てくるようなスポーツコンパクトの意味合で使っている)文化との融合」と語っているが、ワタクシはもっと単純なトコに根本があると思うのである。思いっきり簡単な話である。理由は「アニメ/マンガにクルマが出てくるから」である(爆)たかがアニメ/マンガ、されどアニメ/マンガである。AE86の中古市場の価格と「頭文字D」の人気が正比例していた事を考えれば、大体ご理解いただけると思う。高坊の頃「逮捕しちゃうぞ」と「ああっ女神さまっ!」でクルマに目覚めたワタクシが言うのだから自信はある(核爆)


 で、同じ世代のワタクシを含めた「オタク予備軍」が同じ時代に影響を受け(笑)テメェでカネが稼げるようになったのが現在なのである。ンでもって、ドイツもコイツも大概独りモン→カネだけは余っているから、スポーツカーの購入&維持が可能なワケである(爆)マジな話、ワタクシもそうだから気持ちは良く分かるのであるが、走りたいワケでもないのにスポーツカー購入に至る理由の多くは「自分を見て欲しいから」なのである。言うまでも無いが、特定の車種が注目を集めるのは「○○が乗っているから」故であるのだが、肝心のその○○はあくまで「手段の一つとしてそのクルマに乗っている」に過ぎないのである。


 よーするに「特定のクルマに乗っているからその人が注目される」のではなくて「注目される人が特定のクルマに乗っている」→肝心なのはクルマじゃなくて、ソレに乗っている人だっちゅー話である。無論、大概の人は多かれ少なかれソレが分かっているから、一瞬見向きはするが再度ソッポ向かれるし、最悪見て見ぬ振りされてお終い。で、何処ぞの戦艦大和の装甲並みのツラの皮の厚さを持ったヤツが(笑)バカでかいアニメ絵のカッティングステッカーを貼ったら皆から注目されたのがキッカケで、日本各地で2匹目のドジョウを狙うヤツが一斉にやりだしたのが「痛車ブーム」ってヤツなのではないかと思うのである。


 で、オタク文化に対しひじょ〜〜〜に深い懐ゆえに「仏のロン(自称)」と呼ばれるワタクシですら(笑)痛車はNGである(x_x;)前にも述べたと思うが、痛車ってヤツはクルマの美しさとキャラクターの魅力を相互に潰しあうが故に、双方をこよなく愛するワタクシは痛車を認めないワケである(爆)ンで、もう一つNGなのが「個性を出しているつもりが、結局は没個性化している」って点である。皆に注目されたいがゆえ始めた事が、その他大勢に埋もれてしまって見えなくなる「本末転倒ココに極まり」っちゅー話であるε-( ̄ヘ ̄)何ちゅーか、個性ってヤツは「ムリヤリに捻り出すモン」ではなく「放っとけば勝手に滲み出てくるモン」である事が分かれば、オタクでもライヴで受け入れられる余地が山ほどある事が分かると思うのであるが┐( -"-)┌


 まぁ、そんなワタクシですら唯一OKな痛車が1台。他ならぬ前回ネタにしたGT300の【初音ミク Studie GLAD BMW Z4】である(笑&マジな話)理由は「美しいかどうかは別として、本来の目的である"宣伝効果"としてはこの上なくインパクトがあるから」である。メーカーが宣伝のためにレーシングマシンにロゴを貼るのは今じゃ珍しくも何とも無い。が、ソレ故にインパクトが無いっちゅー話である。分かりやすくいえば「マクラーレンMP4−23(今年のF1マシン)の宣伝ロゴを言ってみて」と言われたら、つぶさに見れば無数のロゴがあるにも関わらず、精々ボーダフォンのソレぐらいしか思いつかないであろう。ソコにアニメ属性のないスーパーGTファンの前に「初音ミク」って書かれた巨大アニメ絵のソレが出てくるのである。耐性の無い生粋のカーレース好きなら、見て0.001秒でイチコロな事請け合いナシである(爆)


 ベトナム戦争時の全裸の少女の写真や、湾岸戦争時の油まみれになった鳥の写真なんかのように、ヘタな演説よりも1枚の写真の方が、より大きく世論を動かしうる事があるワケである。で、ワタクシが一番注目しているのも実はココだったりする。そう、ワタクシは実はレースもマシンもチームもドライバーも実は興味殆どナッシングで、興味は専ら「あの痛GTマシンがレース界、およびアニメ界に及ぼしうる影響の検証」が目的なワケである(笑)恐らく世界広しといえども、こんな視点でスーパーGTを観戦しているのはワタクシだけだろうと思われる(核爆)


 レース界とアニメ界。元々全く接点の無いこの2つの世界が、あの痛GTマシンによってどう変わるのか。コレがキッカケでお互いの世界が繋がるのか、あるいは益々溝が深まるのか。上手く行ったとしたら、今後どの様な業界がレース界に参入してゆくのか。本来ソコが宣伝の場であった自動車業界はどう動くのか。コレでレース界が動いたら、FIAは如何なる措置を取るのか。たった1台のマシンでクルマ界がどう動きうるのかを考えただけで、もう+(0゚・∀・)+ワクワクテカテカする ・・・・・カール・ヤスパース気取りの真性ド変態オタク野郎はワタクシだけであろうな、ウン(笑)さて、明日は定例会である。朝も早いのでさっさと寝るに限る今日この頃であった。