アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

UNNATURAL SELECTION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「進歩が生まれるのは、多様性の中の選択からであって、画一性を保持するからではない」

By ジョン・ラスキン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ちょっとばっかりHPの化粧換えをやってみたりする。実を言うと、ブログ始めてもう5年近くなるが、スタイルシートの弄り方を知ったのはつい先日だったりする(笑)何ちゅーか、今までイメージすら出来なかったHTMLの概念やCSSの使い方が、ある日ポッと出て浮かんでくるから、世の中実に不思議なモンである(爆)ワタクシはこの基本スタイルシートが気に入っていたので、すっと使い続けたかったのであるが、いかんぜん不満点も少なくなかった(コメント欄が小さい、字のフォントにバリエーションが欲しい、キーワードが分かりにくい等)があったのであるが、よーやく改善の目処が立ったっちゅー話である。


 まぁコレばっかは個人の好みにも拠るが、ワタクシのブログは「字を読ませる」事が主体→長文でもスラスラと読めるように、必然と字を読み易くする必要があるからである。あと紙媒体には無いブログ特有のシステム(画像や映像や商品の添付、キーワードのリンク機能、ページをめくる事ではなくマウスで操作する等)を考慮して「ブログならではの表現方法」を突き詰めなきゃいかんワケである。よく「長文のブログは疲れる」と言われるが、殆どの場合「長文だから疲れる」んじゃなくて「読み辛いから疲れる」のである。改行や濁点もなしに、小さい字体で延々と長く書いてある文章を見たら、ワタクシだって3分でKOされる自信がある(笑)


 あと結構多いのが「ムダに絵が多く、その割に文章が少なくフォント変化を多用した上、やたらと改行が多い」ちゅー類のブログである。何をイメージしているのか容易に想像できる。大方、バラエティー番組かマンガ的展開をイメージして書いているのだと思われるが、言っちゃ悪いがソレだったら映像ファイルにして張り付けた方がよっぽど読み手にとって優しい希ガス(笑)画像ファイルを使えばマウスを下方向に何往復する必要も、必死こいてドラッグホイールを下に回す必要もなく(爆)単純に「再生」をワンクリックするだけでOK。紙媒体とは違って、たとえ中身がタイトルと貼り付けた映像しかなくても、ブログなら「何でもアリ」&「ウケればOK」だからである(核爆)


 まぁ、ワタクシはワタクシの方法でやっているだけで「コレが正道にて王道」などというつもりは無い。10人のブロガーがいれば10通りの表現方法があるのが当たり前であり。逆に言えば新聞なんかとは違って「ブログじゃみんな違うのがデフォルト」なのである。まぁ、その道で面白い人も少なくないのは事実であるが、ワタクシは「ブログをやるんだったら非SNS系ブログ(はてなダイアリーアメーバブログココログ、忍者ブログ等)をオススメする」とでも言っておくとしよう。余計なフィルターがかからず、純粋に自分の表現能力だけでやらなきゃいけない→手間隙はかかるけど「読んでもらう」事の大変さを味わう事は何をやるにしてもプラスになるし、ソレより何より読んでもらった時の喜びは格別だからである。


 ソコでSNS系ブログになると、環境がガラリと変わってくる。そのSNS内においては自分と同じ気質の人しかいない→読者(友人)を見つけることが容易なため、ブログ開局当初からアクセスが殺到する→何もしなくても読者の方からやってくるからである。が、実はココが落とし穴なのである。同じ気質の人しかいない=方向性も同じなら死角も同じな上、仲間意識が芽生えるから相手に対して遠慮が生まれるからである。で、ソレの行き着く先が「内輪ウケ」である場合が少なくない。プラトンの「共和国」ちゅー本に、こーゆーエピソードがあるのである:

昔とある場所に、洞窟の中で生活する民族がいた

ソコでは狭い&暗闇がデフォだけど、誰も不満に思っていなかった

とある住人の一人が、ふとしたキッカケで外の世界を発見

その広さ&その明るさに感動

その素晴らしさを伝えんと、仲間全員にその話をする

その途端、仲間全員からフルボッコにされる

人生\(^o^)/オワタ

っちゅー話で、ン千年も前から「内輪ウケ」の怖さを知っていたプラトンにはマジで脱帽モンである。よーするに閉鎖的で仲間意識が強過ぎる集団の中に入ってしまうと集団に対する依存性が高くなるため、意識的/無意識的に「集団での共通意識>>>一般常識」になってしまうのである。ソレだけならまだしも、一番怖いのは「全員が自ら進んで喜々としてやっている」ちゅー点である。で、何が得られるのかといったら「何も得られない。ちゅーか、思いっ切り失う」である(笑)十字軍然り、ナチス・ドイツ然り、ナントカ真理教然り。中に居りゃ楽しいのかも知れんが、得られるモンは何も無い。


 で、ソコんトコは非SNS系ブログだとワケが違う。今じゃ読者を見つけやすくするシステムが数多くあるが、ワタクシがブログ始めた頃はそんな便利なサービスは無かった→読んでもらうには自分を売り込まなきゃいかんのである(笑&実話)んで、読む側の認識としては、ブロガーに対して仲間意識なんぞ持っていないのだから、つまらなくても一応読んだらコメントしてくれるSNS系ブログとは違い、そのまんまスルーされてお終い(爆)が、ココで「ウワーン!ヽ(`Д´)ノ誰も読んでくれないよ〜〜」ってヤケクソになって、構って欲しいがため際越え発言を連発しても誰も同情しないどころか、某巨大掲示板に晒されて炎上した挙句に住所や本名まで晒されてジ・エンド(核爆)インターネットといえども立派な「社会の一部」なのである→守るべきルールやマナーを守れてなきゃ、面白い云々以前の問題だからである。


 ソコで堪えて、新しく起業を興した社長宜しく「如何に(無論、ルールやマナーに則った上で)自分を見てもらえるか」って知恵を絞るのが非SNS系ブログの醍醐味でもあるとワタクシは思う。文章を面白くする、映像や音楽を上手く使う、テンポ良く話を進めるといった典型的な方法から「自分の領域であるSNSのブログに、自分の持っている非SNS系ブログのアドレスだけを貼り付ける」や「SNSで何もやらないくせにブログだけは外部とリンクさせる→何もしなくてもブログさえ更新すれば、自然にSNS内の"最新のブログ"に自分のソレがアップされる」ちゅー思いっきり姑息な手段まであったりする(笑)さて、コレ以上話を続けるとワタクシの企業秘密がバレてしまうので(爆)余計な事は言わずにさっさと撤退するに限る今日この頃であった。