アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE BEST BAND YOU NEVER HEARD IN YOUR LIFE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「見捨てられるというのは、人間のあらゆる段階において莫大な影響を及ぼすことなんだ。究極の仲間は父親と母親だ。その親に見捨てられたらどうなる?それは究極の罪ってもんだよ」

By ニッキー・シックス(モトリー・クルー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 さて、発売されたからにゃネタにしなけりゃいかんのが、ある意味元スバリストの悲しい性(笑)ネタは勿論【新型インプレッサA−Line(以後GRF)】であるが・・・まんま【レガシィS402】エンジンに5AT載っけたっちゅーワケですね分かります(-_-)こう言うのもアレだけど、何ちゅーかなぁ〜( ̄〜 ̄;)STIシリーズに感じられる「格」が感じられないのである。ブーイング覚悟で言わせて貰うと「インプレッサWRX-STI・A−Line」じゃなくて「インプレッサWRX・A−Line」って名乗った方が妥当なんじゃないか、と。コレじゃただの廉価版GRBであり、肩を並べるのもアレじゃないかと思うのである。


 ワタクシが酷評した理由は2つ。1つ目は「ミッション」であり、パワーアップしたエンジンに従来のトルコン5ATが付いていけるのかっちゅー話である。レクサスが【アイシン製8速AT】を、日産が【ジャトコ製7速AT】を、ベンツが【ZF製7速AT】をそれぞれ採用しているのは、決して伊達や酔狂じゃないっちゅー事である。ギア比をクロスさせてスムーズな加速&変速をするのもそうだが、最大の利点が「大出力に対してトルコンロスを可能な限り減らす→省燃費に繋がる」ちゅー点である。で、ソコんトコはショートストロークゆえにトルクが細く、ソレを補うために多く回すかターボ付けるしかない→自ずと燃費が悪くなるのにも関わらず、今更5ATはアレだっちゅー話である。特にエコ全盛期の現在においては「燃費」って言葉を避けて通るワケにはいかんからである。


 2つ目は「ディーラーオプション」である。GRFを買う層は大体想像付く。基本サーキットは行かず、専らハッチバック特有のコンパクトボディーから来る機敏さを楽しみたい→ワインディングがグランドツーリングがメインになる事必至だからである。ンで、ソコでレカロシートも無けりゃブレンボもオプションで、ガッツリ効かなくとも小粋に効いてくれるトルセンLSDが付いていないっちゅーんじゃ、ツーリングどころか県外からも出る気がしなくなるっちゅー話である(笑)ワタクシがGRFを開発するとしたら、ブレンボが標準なんてまだ序の口。シートは純正でレカロの【GRBより上等なモン】を入れて、足はKYBのファインチューンなどではなく【エナペタル】のワインディングバージョン入れて、何だったらデフは【サイレントLSD】のロングライフバージョンを入れたって良い。コレぐらいやって初めて「この大不況の中、自らの"格"を貫くなんて( ̄Д ̄;)やっぱスバルはパネェ!!」ってなるワケである(爆)


 何ちゅーか「格」を下げるのは簡単であるが、その反対は至極困難であるのは言うまでもあるまい。F1なんかで各メーカーが予算カツカツの中でチキンレースやってるのは(笑)他ならぬ「格」を守るためである。特にメルセデス・ベンツとかBMWとかは、ある意味車体価格の半分近くが「格」みたいなモンであるから、撤退なんぞしようモンならシャレになってないのは容易に想像付くと思う(爆)まぁ、長過ぎた前置きはコレぐらいにしておいて(核爆)昨日の話の余談を少しばかりするとしよう。昨日のスクールで珍しいクルマに会う事なんぞ珍しくも何とも無い。ソレこそ石投げりゃポルシェやロータスに当たるぐらいだし、売れてるけど街では滅多に見かけないR35型GT−Rだって今回はたった1台だが参加してたのである(原爆)


 が、流石に【ロータス・2−イレブン】のモノホン見た時にゃビックリこいたモンである(笑&実話)ハナっからサーキット専用車両と割り切っていて、軽量化のため幌の無い完全フルオープン(つまり、雨が降ったらシャレにならない事必至^_^;)であり、純正でフルバケットシートと4点固定が付いていて、オマケにオイルキャッチタンクや消火器まで最初っから搭載されているのである(;^_^A)んで、この「趣味人以外お断り」な1/1サイズチョロQ(爆)のお値段は何と850諭吉( ̄_ ̄;)コレを見れば見るほど、ワタクシのガキっぷりと器の小ささを益々思い知らされるのである(核爆)ワタクシもまだまだ修行が足りんな、ウン(._.)


 で、その他分かった事は、オーナーの走りの秘密は「スローハンド」で「4輪のグリップをフルに使い分ける」ことにあるのである。無論スローハンドといっても動作が遅いワケではなく、ムダな動作が殆ど無い&実際はアクセルやブレーキやステアリングを小刻みにコントロールしているため、傍目にはゆっくりやってるように見えるっちゅー話である。そうやって荷重を前後左右自由自在に操って、トラクションをムダなく使い切っているのである。分かりやすく言うと:

丁度その日のソレであるが、こんな具合にタイヤをキッチリ使ってくる上、シッカリとラインをキープして走ってるのである。セッティングも分からない今日初めて乗った他人のクルマであるにも関わらず、である。因みにオーナーのマジ走りはこんな感じになる↓

言うまでもなく、ワタクシには100年早い世界である(笑)ちゅーか、やっぱ3点ベルトじゃサーキット走行は向かないっちゅー話である:

ノーマルの3点ベルトで走る

クルマがギャップに乗り上げる

よほどの衝撃でも無い限り、ベルトはロックしない

が、上半身は動いてしまう

上半身がブレると、ステアリングもぶれる

急激な操作が加わる事で、挙動が一気に乱れる

( ゚Д゚)マズー

・・・っちゅーワケで、以前からオーナーやメカニックさんと話をしていたのであるが、シートは純正でもとりあえず4点固定ハーネスは必要っちゅー事で、帰り際に商談成立してしまったりする(笑)やっぱワタクシは走り屋なんだなぁ〜( ´△`)っと溜息が出つつも気分は悪くない今日この頃であった。