アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

D.E.V.O.L.U.T.I.O.N.

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「いつでも人を見る場合、長所を見るべきで、短所は見るべきではない。短所を見ると、自分がその人に勝っているので、自分には何の役にも立たない。長所を見れば、相手が自分より秀でているので、自分にとっては得ることがある」

By 佐藤一斎


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ヘッドアップディスプレイ(以後HUD)である。ワタクシはGDB時代より【Defi VSD-X】をこよなく愛用してきたのは周知(?)の通りである。コレ、伊達や酔狂じゃなく【コルベット】をはじめ【BMW】や【シトロエン】や【レクサス】といったブランドの新型車に続々搭載されている&今後も採用車種が増えるであろう機能なのである。元々は戦闘機に搭載されている技術なのであるが、理屈は至って簡単。コンマ数秒の速さで状況が目まぐるしく変わるのもそうだが、戦闘中にいちいちモニター類をチェックしているヒマなんぞ皆無である。故にHUDを設置して視野の中に重要な情報が入ってくるようにすれば、視線を逸らさずに重要な情報をリアルタイムでキャッチできると、正に一石二鳥なのである。


 飛行機同様、クルマも大馬力化&高速化&情報化が進むと、何時かはこの時代が来るとGDB時代から踏んでいたが、ようやく時代がワタクシに追い付いてきたのである(笑)フツーに街乗りかワインディングしてる分には無問題なのであるが、いかんぜんサーキットに持ち込むとコレまた大変。パワーがあり過ぎて低速ギアだとあっちゅー間(ホントに1秒ぐらいしかない^_^;)にレブリミットまで吹け上がるので、コースを見ながらタコメーターを同時に見れれば変速もぐっと楽になる・・・・・と思って【公式HPの適合表】見たのであるが、ものの見事にシカトである(爆)別に今に始まった事ではなく、前々からLEDバルブ1つ、ワイパー1本とっても適合表にシカトされるなんて日常茶飯事だから、最近は逆にワタクシの方が適合表をシカトしているぐらいである(核爆)


 どーするのかというと、直に車体のソレを取り外して形状を見て、既存のモノと合致するものを探すのである。取り外しが困難ならば、NHPCなりR35に明るいショップなりに出向いてソレとなく聞いてみたり、ネット経由で整備日誌を探したり、画像などを拾ったりしてソコからヒントを得るのである・・・得るのであるが、ココ最近は画像を探そうとして(今回の場合、ECUのハーネス構造について)ネットで「R35 ○○○」って検索すると、何故だか思いっきり無関係なアニメ絵イラストがやたらとヒットするのである(笑)・・・恐らく犯人はワタクシであろうと考えられますので、マジメに情報探してるR35オーナーの皆様サーセンであるosz(爆)蛇足であるが「GDB ○○○」で画像検索かけると、同様の事がやはり起こることがある(核爆)


 で、話は変わって、事実は小説より奇なりというか、単にワタクシのサイフの紐がバカになってるだけと言うか(笑)ワタクシの「インサイト\(^o^)/オワタ」という予想は大いに外れ(爆)何と2万台も売れちゃったりする(^_^;)で、ワタクシなりに敗因について研究したトコ、実はちゃーんと根拠があったりするのである。何処のメーカーでも発売前にリサーチはやるのだが、今回の場合そのホンダの徹底したリサーチングが光ってたちゅー話である。ホンダの調べによると、ハイブリッドカーを買わない理由の一位が「高いから」であり、ハイブリッドカーを買いたいと思う人が上げた理由の燃費以外の答えが「環境に優しい」と「自動車税などの優遇処置」であり、ハイブリッドカーを幾らなら買うかと言う答えで一番多かったのが・・・・・正に「180諭吉〜210諭吉」なのである。


 そう、あの「200諭吉以下でハイブリッドカー」って謳い文句は、完璧なまでに計算され尽くされて設定された値段なのである。多分、ワタクシだけではなく、トヨタのお偉方も「な〜に( ̄ー+ ̄)ンなバーゲンセールでハイテクの粋であるハイブリッドが売れるワケない。きっとボロが出る。コレで"ホンダ\(^o^)/オワタ"な」って考えていたんだと思うのである(爆)じゃなけりゃ、何時の間にか【新型プリウスも200諭吉】っちゅー話は出てこない。もう何ちゅーか・・・

       ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ( ・∀・)< 販売店からの強力な要望により、値段を再設定しました
      ( 建前 )  \________________________
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     __(__)_)__________________________
      ( _)_)
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      ( 本音 )  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ( 。A。)< インサイトうぜぇ、トヨタ様に楯突くなんざ10年早ぇんだよ!
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・・・といった所謂「大人の事情」がチラホラするように見受けられるのは、果たしてワタクシだけであろうか(笑)まぁ、安かろうが世間の最大公約数のニーズを満たそうが、ワタクシは萌えないクルマや無粋なクルマに対しては一切アウト・オブ・眼中なので、正直どーでもいい話なのだが(爆)


 が、ホンダだけでなく、トヨタや日産も提案するハイブリッド・スポーツカーの考え方にはワタクシも賛成である。ギターのアンプ音量と同様、スポーツカーのパワーは基本的に上げていく以外の選択肢は殆ど無い。が、エネルギー問題や環境云々もあって、簡単に大排気量エンジンを載せるワケにはいかない。ンでもって、V8以上のエンジンに関しては、フェラーリランボルギーニやアストン・マーチンやコルベットが既にネタを枯渇させているのであるから、本気で競争しようと思ったらネームバリューとオリジナリティーで既に負けているちゅー話である。特にエンスージアストと呼ばれる方々はフロントガラスよりもバックミラーの方が良く見えるらしく、何を上手く作っても感情論で一掃される事が少なくない(笑)


 ちゅー事は、やっぱハイブリッドしかないっちゅー話である。ハイブリッドなら小さいエンジンで大出力を捻り出す事も可能だし、大馬力に比例しない燃費を稼ぎ出す事だって出来る。更に言えば、モーターとバッテリーの置き方次第では、今までの常識では考えられなかったレイアウトだって不可能ではない。もっと突っ込んだ事を言うと、欧州のメーカーにとっては【ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツ】が端的に示してるように「軽量化して、変速スピードや各種抵抗といったムダを省いて、バイオ燃料に対応させればエコ」との事→漬け込む余地が思いっ切り有り余っているので、やるっきゃないっちゅー話である(笑)なーに、ガリレイだってコペルニクスだって最初は総スカン食らっていたが、GPSの普及を待つまでもなくどっちが正しかったか・・・・が証明されるまでに、ワタクシは何度ジジイになれば良いのであろうかと計算してしまう今日この頃であった。