アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

IN THE... ALL TOGETHER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


愛国心を持つなら地球に持て。魂を国家に管理させるな」

By ジミ・ヘンドリックス


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 う〜む(○ ̄ 〜  ̄○;)ココは「34歳になってまで何やってるんだワタクシは…orz」と凹むべきか(笑)あるいは「09年モデルが【ニュルブルクリンクで7分26秒70】を記録した事を忘れるぐらいハマってるなんて、34歳になってもまだまだ情熱が残ってたって事じゃん(^▽^)」って開き直って胸張って肯定するべきか(爆)どちらにしろフツーの34歳ならまず無縁な出来事なので、何をど〜やっても正当化は不可能に近いから止そう(核爆)買ってから積むこと半年、ソフトの発売からは1年経とうとしているため今更だが「リトルバスターズ!EXめちゃくちゃ・・・ぢゃなくて、くちゃくちゃ(・∀・)イイ!!」ちゅー事である:

リトルバスターズ! 通常版

リトルバスターズ! 通常版

因みにはまぞうでは、所謂"大人の事情"があって「EX」は紹介されないので悪しからず(笑)実はゴールデンウィーク前後は思いっきりドツボにハマっていたお陰で、睡眠時間は削るハメになるは、ロクに走りに行かないは、ブログのネタは切れるはで散々だったと付け加えておこう(爆)


 何が良かったのかをまとめるとポイントは2つ。1つ目は「オーバークォリティー」って点。かのメルセデス・ベンツが今みたいにコストを考えず「最良か無か」を貫いていた頃の、メーカーチューナーのAMGブランドから出されたクルマは、何とパワーウィンドーのスイッチまでも左右個別に作っていたというぐらい徹底的に拘り抜いたというが、そのレベルでこだわって作られているのである(^_^;)シナリオやゲームシステムは勿論、BGMやテーマソングや声優さんのチョイスも抜かりナシで、更にはゲーム本編とは関係ないはずのミニゲームまでこだわって作ってあるのである(;^_^A)そもそもがPCのギャルゲーである→どれだけ売れても「メタルギアソリッド」や「バイオハザード」シリーズの足元にも及ばないが、ソレに勝るとも劣らないこだわりを突きつけるトコに、何とも粋なプロ意識を感じるのである。


 2つ目は「シナリオ展開の上手さ」である。ワタクシは正直、ファンが口を揃えて言うように「神ゲー」だとも「泣きゲー」だとも思っていない(笑)ぶっちゃけた話、ソレ以上に深いシナリオや、ソレ以上に革新的な事やってるゲーム(及びその他エンターテイメント)を数多く知っているが、ソレでも「くちゃくちゃ(・∀・)イイ!!」って思ってしまうって話である(爆)何処でそう思わせているのかをちょっとばっかし考えてみたら、答えが何となく分かったのである。チェンジアップである。かつてメジャーリーグにいたグレッグ・マダックスみたいに、球速は時速140km/hぐらいしかなくても三振を取れて勝てたりするアレである。もの凄く遅いチェンジアップを絶妙なコースに投げた後にストレートを投げれば、相対的に直球が速く見えるのである。


 で、この作品のチェンジアップにあたる部分が何処にあるかというと、謳い文句の裏側である。テレビ見るたびに思う「アレ(・_・?)対テロ専門家って、逆に考えればテロのエキスパートでもあるんじゃね?あと医者ってよく考えてみりゃ"死"の専門家じゃん。もしも寝返ったら・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」ってなるのと同様(笑)Keyブランドが「人と人の心の繋がり」とか「友情」とか「愛」ってモンの描写を得意としているなら、当然その真逆である「孤独感」「疎外感」「喪失感」「憎悪」「憤怒」って部分も知り尽くした上で書いていて、コレがまた「ちゅーか、コレ書いたシナリオライターに実体験談でもあるのか( ̄_ ̄;)」ちゅーぐらい実に生々しいのである。


 ネタバレに繋がるので詳細は書けないが、ストーリーの中に自分のアイデンティティーが見つからず悩み足掻いてるヤツだとか、どうしようもない自身の在り方にやり場の無い怒りを抱えたヤツだとか、自分に無いモノを探して益々迷うヤツとかが出てきたりするのである。ンでもって、そーゆー極限の状況に陥った人間が次にどういった行動を取るかの描写までも生々しいのである。何で分かるかというと、ワタクシも多かれ少なかれ同じような体験をした事があるため、ゲームでこのテのシーンが出てきたとき「ヤベェ、昔の事をクッキリ思い出した(-_-)ワタクシもうだめぽ…||||(_ _。)||||」ってなってしまったからである(笑)で、その後に出てくるハートウォーミングなストーリー展開とのギャップがデカいため、相対的に凄く感じられるっちゅーオチである。


 ワタクシは一部の人みたいにゲームに対して「○○は文学、××は人生」と言うつもりは毛頭無いが(笑)ソレでもまぁ、メーカーの大小問わずシッカリとしたゲーム作ってるトコのシナリオってのはホントに良く出来ている。ワタクシ的に言わせてもらえば、中流家庭の男女が愛し合うトレンディードラマや爆発が派手なだけのハリウッドアクション映画を見るよりかは、騙されたつもりで騙されてゲームやってみろと言いたいのである(爆)何ちゅーか、そりゃ2次元世界の方が居心地が良いと感じる人が出てくるのも分かる希ガス・・・希ガスのだが、ワタクシは生業上&タイヤ及びメンテナンス代を抽出するためには、イヤでも3次元に戻らなきゃいけないワケである(核爆)こうしてブログをアップした後、3次元での業務を果たすべしく眠りに付く今日この頃であった。