アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WORLD DOWNFALL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「良く喋り、能弁であることは偉大な技術であるが、喋るのを止める適切な時を知ることも、同様に偉大な技術である」

By ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 自己矛盾ワロタ、コレがワタクシの今日一日の感想だったりする(笑)いや、今回はこのブログでは珍しい仕事場におけるネタであり(爆)目の前で起こった出来事があんまりにもシュールだったのである:

上司(以後"上")「あ〜、ロン君。ちょっといいかな」
ワタクシ(以後"ワ")「はい、何でしょうか?」

上「○△□の記載について、君はどう思うかな」
ワ「○△□でしたら、ワタクシもちょっと表現がオーバーかなと・・・」
上「(ワタクシの言葉を遮るように)でもねぇ、私はそうは思わないんだよ。何故なら・・・」

   (しばらく上司の独り語りが続く)

上「・・・という事だよ。どうかなロン君?」
ワ「(うっわ、面倒くせぇ〜;´Д`)・・・えぇ、ワタクシもソレでいいと思います。ハイ
   (本当は思ってないけど、ワタクシも仕事の途中なんで-_-;)」

上「ところでロン君、君は何時も口数少ないね。言いたい事があったら、私に遠慮なく言いなよ
   (席を立ち上がって立ち去りながら)それじゃ」

ワ「ポポポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…」

・・・・・( ゚д゚)
・・・・( ゚д゚)
・・・( ゚д゚)
・・( ゚д゚)
・( ゚д゚)

            ヽ           ´     /   . . /:::| : : : : :l : : :            ミ川川川彡
        ヽ、 __\.「ヽ -――- 、 / . . : : : : /::/ヽ: : : : :ト: :_:| : : : : : . . .   ミ       彡
          >ー: : : :| : : : : : : : : : : :/ : : ::/ : : :::::|:::|  |: : : :::| ヘ: : :ヽ`ヽ: : :、: : : 三       そ  三
        /: :/ : / /l:ヽ: :ヽ:ヽ: : /: : : :, </ : : :::: :ィ个ー ヽ: : : |  \::lヽ、: : : ヽ: : :三   ギ  れ  三
      /-/: :/: :l / |:| x―、レ::::: ィ:ヘ: ::/ : : :::::: :/l:|   ヽ: : :|  tz弋T又 、: ::|: : :三   ャ   は  三
     / ´ /: : : l 'フ|/  l |  ヽ_/,ヘ´ : : ::∨ : ::::::::::: { j i七ヽ ヽ: ::l  1::::::\:|冫: : ::|:: :三   グ   、 三
       |/:|: : | / |   ヽ. 彳テヽ トヽ: : |: | : :::::ヽ::: |:l |f::::::',  ヽ::::l  ト:::ノl:::| |ヽ: :::|:::三   で  ひ  三
       /: ::| : :|:|t=テ、    r:ソ:|〃ヽ: ::|ヽ: ::::/ト:!::::l:ヽ.∨ソ|   ヽ:l  ヒ三〃 |:::ヽ:::|::: 三  言  ょ  三
       |: :∧: : :ヽr:::l    ヽ::ノ   ∨レ| ::/ヽ_ヽ:::::::1 ヽ ' ,   ヽ   ...   ゙ |::::::ヽト 三  っ  っ  三
       |:/  |: :ルiヽ' ,      ''    !:|r |::/l| | ∨:::|:l              /::/:::::|: :三  て  と  三
       /   |:| .l u  -         _jィ.|l .||!j   ∨|:l.、   ‐-       /::イ::::::: : 三  る  し  三
          ヽ ヽ、      ...::::ィ彡'   ||j   `| : .t 、    .......::::::/:/ |::::: :  三  の  て  三
             1||`ー- t::::  |ヽ`    ||    j : : :| ::| `  ー ┐::::/:/ .j::: : : :三   か    三
               !||    ,l    \.     ´     l : ::::| ::|       j:::://  /: : : /: :三   !?    三
                ´_ ィ匕  -― // ̄ `ヽ.    | : : :|::/   __, イ /'  /:: : :/7 ヽ彡      ミ
             /  //      !.|   ...::l     | : : :レ ,イ:::/ー '   'フ : : /:/    彡川川川ミ 

・・・てなワケである(笑)人に意見を聞いておきながらソレを遮って、最後に「言いたい事があったら、私に遠慮なく言いなよ」である。こー言われたら、ワタクシは一体何を言えばいいのであろうか(爆)まぁ、今に始まった事ではないので、ワタクシは従来通り何も言わないでおくが(^_^;)


 ちゅーか、ワタクシの場合ムダに意見を言うと事を更にややこしくする事が多いので、何も言わない事が良いのかと言われたら「ノー」であるが、少なくとも何かを言うよりかはマシというレベルだったりする(笑)ワタクシがよく周りから忠告される事としては「確かにお前の言い分は正しい。でも、それだけじゃ足らない」ってトコである。コレについても色々考えたが、最近アスペルガー関係の掲示板からソレの答えに近いモンを見つけたので転載するとしよう:

(中略)だからこそ、よーーーく会話の流れに気をつけないと、地雷を踏んで、恥かかされたとか、馬鹿にされたと勘違いし、機嫌を損ねる。


逆に言えば、中傷しているにもかかわらず、傷付いたり凹んだ様子を簡単に見せないアスペは、一般人にとって困惑の素。
実社会で一般人とケンカした場合、早い段階で会話から逃げる、あるいはケンカの勝敗をつけないと周りを味方に出来なくなる。


実社会の口ケンカで一番やってはいけないのは、展開を議論に持ち込む事。
たとえばそれが上司や客だった場合、議論には勝てるかもしれないが、いろんなモノを失う。


これは誰かに叱咤を受けたときも同じで、叱咤を受けてるテーマについて、客観的視点に立った物言いは嫌われる。
「俺がこんなに一生懸命喋ってるのになんでそんなに他人事なの?」みたいな感じ。

うっわ〜〜〜( ̄Д ̄;)ワタクシ今まで思いっきりコレやってたし(笑)ケンカなんかをした時、相手がワタクシの事をボロクソに言っても「その根拠は?」とか「ソレは今回の議論に何の関係があるのですか?」って感じで、お互いイヤな事にならないように感情論から客観論に持ち込もうとしたのであるが、今考えるとソレが逆に相手の感情を逆撫でしていたっちゅーワケである(^_^;)そりゃ、話せば話すほど泥沼になるわな、ウン(爆)ついでにもう一つ:

くだらない話題でも一般人は、対立意見を言われる事を激しく嫌う。
何故なら、馬鹿にされたように感じるから。
また、どんなに小さなことでも他人から諭される事を極度に嫌う。
いい事教えてもらい、諭してくれた相手に本来感謝すべきなのだが、普通の人は恥をかかされたと激しく恨む。


一般人は、本人がわからないから質問したのに、長々返答を始めると怒り始める。
何を話題にしていても、周りの人間関係の機嫌を取る事(人間関係で受ける損得勘定)を優先するため、議論が掘り下がる事を面倒臭がる。
アスペは一般人が何に注意しながら会話を組み立てているのかもっと知るべきだ。

あちゃ〜〜〜(ノ∀`)コレまたやってましたワタクシ(笑)実際問題「ソレ言ったら人間関係ダメになるよ!」って諭されて「( ゚Д゚)ハァ?遊びなら兎も角、仕事でしょコレ。正しい事が最優先じゃないの!ヽ(`Д´)ノ」って反論した事がホントにあるのであるが(爆)成程って感じである(^_^;)色々勉強はしてきたつもりであるが、未だにフツーの人が何に注意しながら話しているかが良く分からんのである。まぁ、コレばっかりはワタクシがアスペである限りは続くのであろう。が、こーゆー勉強は嫌いではなく、ぶっちゃけ医学の勉強よりも面白かったりする(核爆)何らかんら言って、趣味にしろ仕事にしろやっぱ一人でやるよりも多数でやる方が面白いだろうから、この手の勉強は止められない今日この頃であった。