ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「世の中は常に本質なんか見えない。深層まで見てくれることを期待しても仕方がない。逆にいうと、そういうところも最大限に利用しなきゃいけない」
By 堀江貴文
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
う〜む(○ ̄ 〜  ̄○;)ある程度の情報は既にリークしていたが、改めて値段だけ見てみると絶望的なまでに高い。3750諭吉、税金や乗り出し価格まで含めると余裕で4000諭吉オーバー。標準モデルのR35の4倍である(^_^;)無論先日発表された【レクサスLFA】の事である。数日前までは【R35スペックV】が国産車最高額(1575諭吉)だったのであるが、ソレがダブルスコアでひっくり返されちゃったワケである(;^_^A)ワタクシに買う能力なんざ無いことは最新参のロンマニアの方ですら分かる事なので省略するが(笑)何ちゅーかまぁ、遂に日本車もフェラーリやランボルギーニの世界に足を踏み込んじゃったのであるからして、コレが今後どーゆー方向に転がるかは国産車好きとしては非常に興味深いっちゅー話である。
まずはスタイリング。ある意味クルマ好きが最重要視する部分であり、マンガやラノベやギャルゲーで言うトコのイラストに相当する部分である(笑)こんな時、映像と写真と合わせて語れるブログは便利である:
う〜む、微妙である(-_-;)ワタクシはクルマに関してはブス専&デブ専だから許容範囲は相当広いつもりであるが(笑)ソレにしても微妙である(^_^;)何ちゅーか、コレがラインナップモデルであるなら兎も角、165台の限定車で3750諭吉なのだからエンツォ・フェラーリやランボルギーニ・レヴェントンぐらいハジけたデザインでも良いんじゃないかと思うのである。案の定、国内外の掲示板なんかでも「値段の割にはハジけていない」って意見が多数である。因みにワタクシ的にはコレだったら十分許容範囲内である。あと相変わらず良い音出してるのである。特にビデオの2分10秒辺りから始まる「キュルルッ、ボン!」っていうイグニッション音が何とも言えないのである。
外見が終わったら次は中身。詳しくは【プレスリリースのソレ】に書いてあるんで省略するが、成程こりゃカネかかってるはずである(^_^;)ありとあらゆるトコにカネのかかる素材(カーボン、アルミ、チタン、マグネシウムなど)を使っているのであるが、特にエンジンのソレがハンパじゃない。V10というだけでもシャレになっていないのに、その上10連電子スロットル、チタンコンロッド、ドライサンプにインマニ&エキマニのサウンドチューニング。R35も相当エンジンに手間隙かかっていたが、多分コレはソレ以上に手間隙カネをかけているはずである。元々全部手作りなLFAは言うまでもなく、R35もエンジンだけは手作りだし、インプの【Sシリーズ】もエンジンは手作り何ちゅーかマジな話「スポーツカーはエンジンが命」って改めて思い知った次第である(^_^;)
あと気になったのは寸法とホイール。やっぱこのクルマ、完全に街乗りを意識してるとしか言いようがないのである。全幅が1895mmなのは前回も述べたが、最低地上高も115mmとスーパースポーツとしては高め。コレまたR35の最低地上高(110mm)とほぼ同じなのである。どーゆー事かと言ったら「日常的な段差でバンパーを擦らないギリギリの高さ」である。ソレにホイール。前が12.7kgで後ろが14.6kgの鍛造アルミ。フツーならこの手のスーパースポーツなら鍛造マグネシウムを使うのが殆どであるが敢えてアルミ、しかもR35のソレ(前10.8kg、後12.1kg)と比べてやや重い。縁石ヒットしたりキャッツアイ乗り上げた時に割れないように、軽さを犠牲にして強度を確保することを選んだからである。こーゆー風にサーキット一辺倒でなく、さり気なく街乗りのしやすさも考慮して作っているトコが何とも日本車であり、ある意味ソコがワタクシの好きな部分でもある。
で、その他にもオルガン式アクセル&ブレーキペダルとか小口径ステアリングとか絶妙なギアレシオの設定とか色々あるのであるが、流石に限がないのでパス(笑)コレらの資料見て思った感想は「あ、売りモンじゃないな、このクルマは」ってトコである。ホンダのNSXと一緒で「コレが我が社のクルマ哲学です」って内外にアピールするためのクルマであり、ハナっから採算度外視して作って赤字上等で売っているのである。日産の水野氏も言っていたが、スーパーカーは"商品"ではなく"作品"であり、お客様は"使えるから"ではなく"惚れたから"スーパーカーを買うっちゅー話である。その気持ち、スンゲェ良く分かるから困る(^_^;)ワタクシはCZ4AやGRBは確かに"使えるマシン"として大いに気に入っていたのであるが、R35は使える使えない以前に強烈な"萌え"を感じちゃったからである(爆)
で、更に本音を言っちゃったりすると、この【レクサスLFA】見て一番強く思ったことは「益々R35が好きになった」だったりする(笑)資料を読んで各論を知れば知るほど、如何にR35が価格と性能の双方を可能な限り両立させた、ある意味世界一コストパフォーマンスの高いクルマであるかを改めて認識したからである。ぶっちゃけた話、値段が4倍近くあるだけあって敵わない部分(カーボンを使った軽量化、官能性の追求など)も多数あるが、ソレでもR35の方が優れている部分も決して少なくないからである。あと個人的なソレなのであるが、LFAで徹底的にカネ使ってる部分の多くはワタクシにとってどーでもいい部分だったりする場合も多かった事を付け加えておこう(爆)とはいえ、こーゆークルマは乗ってみたいかと問われれば「イエス」なので、ワタクシがジジイになる頃には乗れるよう明日からも仕事に励もうと思う今日この頃であった。