ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「失敗しても反省するところはしっかり反省して、日が変わったらしっかり忘れるというふうにしています。プロとはそいういうものだと思っています。結局、そういうところで気持ちを切り替えられる人間が、プロとして残っているんだろうと思うんです」
By 古田敦也
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
そろそろ寒さも本格的になってきたのである(((´д`)))が雪が積もらなければドライブにはもってこいの時期である。鈍いワタクシでもハッキリ分かるぐらいエンジンのレスポンスが上昇していて、アクセルを踏み返すだけで何気に楽しい。この調子で空気がキンキンに冷えてくれれば、走行会の楽しみも倍増ってモンである。さて、先日の「ステアリング切っているのに直進する」の問いであるが、ココで大ヒントをあげちゃうとしよう:
- ヒントその1:カートはスリックタイヤを履いている
- ヒントその2:当日の降水率は40%
- ヒントその3:摩擦円
・・・そう、予選後半で雨が降ってきて、急遽ウェットコンディションでのレースとなったワケである(^_^;)雨とスリックタイヤで【摩擦円】は大幅に縮小してしまったっちゅー話である。十分に速度を落としたつもりでもまだまだ前輪のグリップ力を超えたトコにある→つまり、全然グリップしていない状態でステアリング切っても、そりゃ反応しないに決まってるっちゅーオチだったりする(;^_^A)実車だったらココでABSなりVDCなりトラクションコントロールなりがカバーしてくれるから、ウェットでも「やっぱ滑りやすいなぁ〜(^▽^;)」ぐらいで済むが、カートにはそんなモン付いてない→自分の腕と感覚だけでタイヤのグリップや荷重移動、ドリフトした時のリカバリーをこなさなきゃ走れないのである。
つまり、ドライコンディション以上にドライビングスキルをシビアに要求されるのがウェットコンディションであり、ウェットのカートで速い人のドラテクはガチだと思っていいのである。で、ワタクシはガチでも何でもないので、ウェットでアッサリとメッキが剥がれ落ちちゃったワケである(笑)しかも予選中はパラパラと小降りだった雨は、決勝戦に入って本降りへ突入。益々持って厳しいレースになっちゃったワケである(^_^;)スターティンググリッドは貞一と化してしまった最後尾から(笑)・・・・そしてココでソレは起こった!!
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ (.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま、今、起こった事を話すぜ! |i i| }! }} //| |l、{ j} /,,ィ//| 『ワタクシは最後尾スタートのはずだったが i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 何時の間にかワタクシの背後にトップのヤツがいた』 |リ u' } ,ノ _,!V,ハ | /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な…何を言ってるのか、わからねーと思うが /' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ ワタクシも、何が起ったのか、わからなかった… ,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉 |/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった… // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 超スピードだとか瞬間移動だとか / // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ } _/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの、片鱗を味わったぜ…
・・・今回も周回遅れでございます、ハイ(笑)何せドライでのワタクシのベストが53秒135だったのに対し、トップの人は何と48秒台である。そりゃ簡単に追い付くはずである(^_^;)しかもウェットコンディションがソレに益々滑車をかけてしまったっちゅー話である。ウェットになるとドラテクもそうであるが、ソレ以上にウェイトハンデが大きく響くのである(;^_^A)いわゆる慣性の法則ってヤツであり、止まらない&曲がらない&走らないが余計に強調されるのである、一般的な体格の人がドライから8〜9秒落ちのタイムで走れるトコをワタクシは何と64秒580、つまり11〜12秒も落ちてしまってるのである(-_-;)ソレでも完走だけは果たしたのは、単にコレを事前に読んでいたお陰である:
- 作者: ミハエルクルム,Michael Krumm,金子直樹
- 出版社/メーカー: 東邦出版
- 発売日: 2009/07
- メディア: 単行本
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この本にウェットでの走り方、アンダーステアやオーバーステアが起こる原因&その対処法が分かりやすく掲載されていたのである。雨が降った瞬間、ワタクシは超神速で本の内容を思い起こし、何とか最低限の走りをキープできたっちゅーワケである。実はこの本の内容で一番最初に思い浮かべた内容は、ミハエル・クルムのカミさんによる「公子ゾーン」についての解説だったのであるが、この際だからスルーするとしよう(笑)
レース終了後、サーキット近くのメシ屋で遅い夕食。色んな雑談の中で不意に【FT−86コンセプト】の話題がレースに参加されたとあるロンマニアの方の口から出たりする。曰く【スバルバージョンのFT−86】には興味あるとの事であるが、一番重要視しているのは「ターボはOKだけど、4WDはNG」との事である。別に4WDそのものがイヤなのではなく、スバル式の4WDは構造上どーしてもフロントオーバーハングが重くなってしまうので、ソレがイヤだとの事である。曰く「エンジンの先が前輪のサス付け根の後方にあるS2000なんかがそうだけど、鼻先に重い物が無くなるだけでコーナリングで鼻先がスパッと入る。4WD化して鼻先が重くなるんだったら意味が無い」だそうである。
で、今年度のカート大会シリーズはコレにて終了だったりする。元々、このカート大会の参加者の殆どはメインが実車なのであり、実車の方は既出だとは思うがコレからシーズンイン→そっちの方に皆が集中するからである。で、来年に実車のシーズンが終わる頃に、また年間4〜5戦のシーズンが始まるワケである。今年度はず〜〜〜っとビリ街道を驀進していたのであるが(笑)めげずに来年もシッカリ出場予定だったりする。別にミスター珍みたいに負けグセカついてるワケではないが(爆)何ちゅーかワタクシの場合は勝ち負け以前に、レースする事そのものを楽しんでることが今回走って良く分かったのである。まぁ、来年こそは最下位脱出を図るべしく(核爆)もう何度目か分からない減量の誓いを改めて立てる今日この頃であった。