アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THIS IS THIRTEEN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「失敗には達人というものはない。人は誰でも失敗の前には凡人だ」

By アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 流石にココまで気が滅入ると、ジョークの一つも飛ばせなくなるモンである(´・ω・`)本来なら今日は午前中に20分×3ヒートの動画を上げ、走り方の良し悪しを研究して、ソレを面白おかしく笑い飛ばしつつも次へと繋げる。本来ならそうするはずだった・・・のであるが、そう出来なくなった。またやっちまったのである・・・orz。昨年、もてぎで大きいのをやらかしてしまって、細心の注意を払って挑んだにも関わらず、である。愛車を再度壊してしまった事も悲しいが、ソレ以上に同じ失敗を繰り返したワタクシ自身のアホさ加減に苛立っているのが現状である。


 幸い、クラッシュパッドへの衝突だけで済んだから、車体へのダメージはさほどではないと考えられる→足回りや骨格へのダメージはないから、外装だけの交換で済むと思う。ワタクシの身体の方は無問題。が、ハートはボロボロである(ToT)まぁ、家で一人で悶々としているよりも、こーやって書いた方が気が紛れる。ソレより何より、脳ミソでいくら考えても全然浮かばなかった事が、ブログという形で観点を変えてみると思わぬ落とし穴に気付く事だってよくあった話である。書いてるだけで気が滅入るのがアレであるが、敢えて書き記すとしよう。


 まずは気候。晴れだったとはいえ霧が濃く、前日は雨で気温も3℃と低かった→この時点でウェットコンディションとほぼ同等と考えるべきだったのである。今までに経験した事の無かったコンディションだけに、ワタクシの判断が鈍ってしまった事が一つである。二つ目はクラッシュした場所である:

場所はダンロップゲートを過ぎて、ソコからヘアピンへ入る手前の場所である。ダンロップを抜けたコーナー出口のアウトの場所である。丁度「3速→4速」って書いてある辺りである。フツーならココはミドルを通るようにしてヘアピンのアウトを狙いに行くのであるが、コンディションは殆どウェット→アンダーが出てしまったワケである。


 ステアリングの向きは第2ヘアピンのアウトを狙ってやや多めに切っていた→リアタイヤだけが縁石を踏んでしまったワケである。そしてソコからスピンモードに突入。コースが狭い事もあり建て直しが効く前にコースアウトしてクラッシュパッドへ突入→1ヒートも走り切ることなくジ・エンドっちゅー話である(ToT)後々詳しい人に聞いた話では、実はこの地点が筑波2000の「鬼門」と呼ばれる箇所であり、ヘアピン狙いでオーバーステアを誘発しやすいのと、コース幅もセーフティーエリアも狭いため、失敗→即クラッシュという難所だったりするワケである。


 「運が悪かった」とかいう言い訳はしないし、ワタクシ自身したくない。いくらコンディションが悪かったと言っても、ソレは全参加者共通だからである。コレは間違いなく100%ワタクシが悪い。コンディションの見通しの甘さと、ソレからリカバリー出来ないドラテクの未熟さを甘んじて受けるしかない。一回だけなら「仕方が無い、運が悪かった」って自分に言い聞かす事も可能だが、今回は2回目。しかも前のクルマよりも明らかに扱いやすく安定しているクルマだったのにも関わらず、である。というワケで・・・

「今後サーキット走行は無期限自粛」

・・・という事にしたのである。ウチのオーナーがやってるような確実に安全なドライビングレッスンなら受けても良いが、今回の失敗の根本的な原因解明、及び解決策が見出せない限りはサーキットは走らない。そうじゃなければ何時かまた同じ事を繰り返すし、ソレより何より他人を巻き込んでしまう可能性だって大いにありうるからである。ワタクシだけが再起不能になるのはワタクシの勝手だが、他人を巻き込んだらワタクシはワタクシを絶対に許せないからである。


 無論、モータースポーツは継続するつもりである。成功談より失敗談の方が圧倒的に多かったけど、モータースポーツからは多くのことを学んで、ただ単に運転が上手くなるだけではなく、人間的に成長するキッカケも多く得られた。ワタクシはそんなモータースポーツが大好きだからである。ソレより何より、大好きな事で挫折&妥協してしまったら、趣味以外でも今後何一つ成し遂げられなくなる。そんな気がするからである。まぁ、コレも前の板金修理同様、高い授業料の一つだと受け取って、コレが将来笑い話になるように日々修行を続けていかなきゃいけないことを肝に銘じる今日この頃であった。