アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

B SIDES AND C SIDES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「性格は樹木のようなものであり、世評はその影のようなものである。影はそれについて我々が考えるものであり、樹木は真物である」

By エイブラハム・リンカーン(第16代アメリカ合衆国大統領


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 何と3750諭吉もする【レクサスLFA】が完売したとのことである(^_^;)しかも日本割り当ての165台だけじゃなく、全世界割り当ての500台全部がである。コレの1/10の値段しかない【GRBスペックC】の18インチモデルが結局限定の900台捌き切れずに発売を終えてしまった事を考えると、ある意味ビックリするような話ではある(;^_^A)確かに良く考えてみれば、不況になったからってカネが世界から消えたワケではないのであるから、やっぱカネはあるトコにはあるモンである。どーゆーワケだか知らんのであるが、ソレがワタクシのサイフに全然回ってこないのが気に入らんトコではある(笑)


 とはいえ、その気持ちは分からんでもない。やっぱ何らかんら言って「ガチンコのピュアスポーツカーである」という事はたったソレだけでも立派な萌え要素だからである。ワタクシがマツダ・ロードスターロータスエリーゼを高く評価している理由は、ロードスターエリーゼがガチンコのピュアスポーツカーだからである。確かにソレらより速くて良く出来たエボリューションモデルはたくさんあるし、人や荷物は積めないよりも積めた方が便利である。が、ワタクシは大きな後部座席やリアドアを見ると萎えるのである(笑)何ちゅーか、やっぱワタクシはピュアスポーツカーの持つ一途さや、ピュアスポーツカーゆえに生まれる特有のハンドリングが好きなのである。


 で、やはり外国のメディアもLFAには注目していたっぽく、イギリスはBBCの「トップ・ギア」がわざわざ特集組んできたぐらいである。ネットやってて偶然見つけたモンであるが、コレがひじょ〜〜〜〜に良く出来ているのである:

あからさまに日本を意識した演出ワロタ(笑)にしてもまぁ、リチャード・ハモンドもLFA乗る前にシッカリとLFAについての知識を仕込んで来ているのがビックリである。あのボンネットエアインテークやワイパーについてのウンチクは日本のムックや雑誌類にも全然載っていなかったのに、リチャードはちゃんと知っているのだから恐れ入るばかりである(^_^;)トップ・ギアの何が面白いかといえばアホで破天荒な企画の数々もそうであるが、スタッフのクォリティーの高さである。メイン司会の3人が3人とも深いクルマの知識とソレ相当のドラテクを持っていて、番組を企画するスタッフも優秀で、ミハエル・シューマッハみたいな大物ゲストも数多く来る。何ちゅーか「地デジ( ゚△゚)イラネ」って思ってしまうのはワタクシだけであろうか(爆)


 やっぱ何らかんら言って、あの値段の高さ(34万ポンド=約5100諭吉)がネックになってるようである。あと発売元がレクサスだという点もそうである。よーするに、ワタクシがキャンベルのスープ缶を描いても「フ━━━( ´_ゝ`)━━━ン!!」でお終いであるが(笑)同じ絵をアンディ・ウォーホルが描くと天井知らずの値段が付く。理不尽だがブランドってそーゆーモンであり、レクサスというブランドはアンディ・ウォーホルよりもワタクシに近いって話である(爆)実際問題、番組中でジェレミー・クラークソンにも「R35の6倍も高いのに6倍速くないのか?!」ってバカにされていたりする(^_^;)速さに関しては、番組名物謎の覆面ドライバー、ザ・スティッグが証明しているのであるが:

速いのは速いのであるが、やっぱ「ランボルギーニガヤルドよりも3倍高いのに、たった3秒しか速くない!」ってジェレミーにボロクソ言われていたりする(笑)にしても、ザ・スティグ運転上手過ぎワロタ。ウェットコンディションとあって最初の方はオーバー出したりアンダー出したりしてたけど、後半は寸分狂いなくコース幅ギリギリをを攻めていたし、クリップの付き方もキレイだし、脱出する時もスッとゼロカウンターを決めているのである(^_^;)メイン司会3人といい、ザ・スティグといい、やっぱこの番組クォリティー高過ぎである。


 日本でもこんなクルマ番組が・・・出来るワケないな、ウン(-_-;)まずクルマに対する造詣の深さとドラテクトークの上手さを持った司会がいないし、ザ・スティグをやれるようなドライバーも見当たらない。百歩譲っていたとしても、自動車メーカーが余計な横槍入れることは想像に難くないし、ヘタしたらカー・オブ・ザ・イヤーみたいに接待漬けなんてことだってありうる。千歩譲って人材が揃ってメーカーの干渉が何とかなったとしても、視聴者がクルマ離れを起こしているから視聴率が取れずに1クールで打ち切り。良いテレビ番組っていうモンはテレビ局単独で作れるモンではなく、視聴者との相互作用によって生まれるモンであるとしみじみ痛感する今日この頃であった。