アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

LOCK UP THE WOLVES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「未来を語る前に、今の現実を知らなければならない。現実からしかスタートできないからである」

By ピーター・ドラッカー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 先日サバゲー行ってきた時の話である。同じ駐車場に痛車、それも2台である。車種はスズキ・スイフトスポーツにST205セリカGT−FOURという、共にオタク御用達のスポ車である。2台ともさり気なくその手のステッカーを貼っただけのプチ痛車だったのが不幸中の幸いである。もしも全体にデカデカとステッカー貼り付けたガチ痛車だったら、ワタクシは心の中の天使の制止を振り切って、本能の赴くままボンネットに踵落としを決めていたであろう(笑)クルマ文化には大いに寛容なワタクシであるが、そんなワタクシにも許容できないモンが2つほどある。珍走団痛車である。理由は「クルマを愛していないから」である。


 その駐車場を見た時、ワタクシはこう考えたのである。趣味が高じてオタクになるのではなく、オタク気質の人間が特定の趣味に集まっているのではないか、と。色んな意味で、ヒトは一人では生きてゆけない。オタクも同様である。ところが、オタクとフツー人の間には隔たりがある&数ではオタクは少数派のため、一般的なコミュニティーでは輪から弾かれてしまう。だからオタクは捜し求めるのである、自分たちをありのまま受け止めてくれて、輪の中に迎えてくれるコミュニティーを。ソレがサバゲーであり、クルマであり、アニメでありマンガであるのである。この手の趣味が幾つかダブる人が多いのは、つまりそーゆー事である。趣味の分野は違えど、輪の中心にいる人物の気質が同じなのであるから、あたかもスタンド使いスタンド使いに引き寄せられるが如くオタク気質の人が集まるのである(笑)


 だからこそ、ワタクシは珍走団痛車を認めないのである。連中はただ単に「一般コミュニティーからハブられている自分を見てっ、気にしてっ、できれば愛してっ(*^▽^*)」って言って、互いに傷を舐めあってるだけだからである。自分が褒められたいから、仲間同士で褒め合う。クルマ好きなのではなく、自分好き。サバゲーチームが結成・分裂・解散を果てしなく繰り返したり、オタク世界のブームが次から次へとコロコロ変わる理由が正にコレである。何よりも自分が好きなヤツにとって、趣味のためにある程度自分を犠牲したり、下火になっても趣味に没頭する事なんて考えられないからである。


 そーゆー事である、ワタクシはただ単純に趣味に対する造詣を深めたいだけなのであり、ワタクシ自身がどう見られるかなんて基本どうでもいい。ましてや他人の自己顕示欲なんぞアウト・オブ・眼中である(笑)そんなこんなで、趣味の話をするとしよう:

タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.316 アストンマーティン DBS プラモデル 24316

タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.316 アストンマーティン DBS プラモデル 24316

タミヤの1/24スケールモデルの新作が何時の間にか出たので、組んだ事ないモデルだけに買って作ってみた。確かに良く出来ているのであるが、残念な事にエンジンや駆動系を組む楽しみが無くなってしまってるのである(´・ω・`)ただやっぱ「ロー&ワイドでロングノーズ&ショートデッキな2ドアクーペは(・∀・)カコイイ!!」の一言である。Z34なんかが良い例であるが、日本車はどーしても優等生的に日常的利便性だとか、メンテナンス等の合理性をも取り込んじゃうから、どーしても両車のような攻めたスタイリングが出来ないのである(-_-;)RX−7S2000みたいなスタイリングって、もう難しいんだろうなぁ(^_^;)

BAMBOO BLADE 13 (ヤングガンガンコミックス)

BAMBOO BLADE 13 (ヤングガンガンコミックス)

BAMBOO BLADE B 3 (ガンガンコミックス)

BAMBOO BLADE B 3 (ガンガンコミックス)

この両作品を比べて思う事は「やはりマンガは8割以上絵だ!」ということに尽きる(笑)両方とも原作者は同じ→クォリティー的には理論上大差ないはずなのであるが、どーしても後者は今一つハマれないって話である(爆)よーするに、である。日本のマンガって質的にも量的にも既に飽和状態→奇を衒いたくても衒えない&必要不要が時代と共に取捨選択されるから、ストーリー的なパターンが自ずと絞られてくるのである。で、そんな状態で差別化を計ろうと思ったら、マンガの本筋以外のトコで計るしかなく、その最も有効な方法の一つが「画力」なのである。同じようなストーリー展開だったら、絵の上手い作品を選ぶ。そーゆー事である。


 そーいえば、昔こーゆーヤツがいたのである。とあるマンガのタイトルを出して「是非ともコレ読んでください、ロンさんなら絶対気に入るはずです。何なら僕のをお貸ししましょうか」と薦めてきたのである。よーするに、ソイツは純粋に面白いから薦めてるのではなく、ワタクシを取り込んで共感できる仲間にしたいから薦めてるのである。ワタクシの場合、レビューでアレコレ載せたりするが、ソレは単純に「ワタクシ的にはコレ面白かったけど、どうよ」ぐらいな気持ちである。相手が能動的ににソレを求めて好きになってくれない限りは、互いの趣味を高じらせる意義のある会話なんかできっこないって話である。さて、何らかんら言ってコレで話が盛り上がった事は殆どないので(笑)さっさと終えるに限る今日この頃であった。