アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SEEING EYE DOG

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「私は与えられたものを最大限に活かしてきたタイプの人間よ。痩せ過ぎていたし、胸なんて殆ど真っ平らだった。そんな欠点が揃ったら、女の子だもの、人の目が気になって仕方が無いわ」

By オードリー・ヘプバーン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 明日、何時ものサバゲー定例会に行くのがしんどい。恐らくワタクシのサバゲー人生で最大級のピンチが訪れているのである(笑)サバゲーそのものは嫌いじゃないのである。ただ、ソコでの人間関係維持がしんどいのである。何もコレはサバゲーに限った事ではないのである。ワタクシが【GTROC】や【R35GTRクラブ】で入会以来ずっと幽霊会員やってるのも同様の理由である(爆)既に出来上がった人間関係を維持するだけでもフツーの人以上に苦労するんだから、ましてや今まで一度も会った事のない人との関係作りなんちゅーモンは、ソレこそ鼻からスパゲッティ食う以上に難しいって話なのである(核爆&実話)


 長年のロンマニアの方ならその理由はお分かりかと思うが、ルーキーのロンマニアのためにもう一度おさらいを(笑)ワタクシはアスペルガー症候群当事者である。何がどう問題になるのかといえば、詳しくは【こちら】にある通りである。この内の「自分の思いを言葉で表現するのが下手で苦手」「3人以上になると会話が出来なくなってしまう」「空気が読めず、相手の考えや気持ちが分からない」って部分があるせいで、グループの中に入っても他人との話が弾まないのである。弾まないならまだしも、際どいどころか完全にアウトな一言で波乱が起きてしまった事も少なくなかったりする(爆&実話)


 今では空気を"解析する"ノウハウをある程度身に付け、以前のように舌禍を起こす機会は大幅に減ってきたが、ソレでも未だに上手く行かないのである。上記の「他人から言われたことをいつまでも気にしてしまう」と「昔のこと、特にイヤなことを鮮明に覚えているため、フラッシュバックを起こしてしまう」ってのがソレである。他人との距離をもう少し詰めようと思っても、あと一歩が中々踏み出せないのである。大事故から復帰したレーサーが"もっとブレーキを詰められる"って理屈で分かっていても、事故の恐怖が脳裏に過ぎって踏み込めない。ソレと似たようなモンである。


 よく会話を「言葉のキャッチボール」という人がいるが、さしずめワタクシの場合は不自由な目でキャッチボールしてるようなモンである。アスペルガーを「心の盲目」という人がいるが、正にその通りなのである。目が見えないからボールをキャッチするのもボールを投げるのもヘタだし、何より相手と間合いを取ったりノリを合わせたりするのが全然ダメ。ンでもって、相手はこちらの目が不自由である事が分からない→暴投しちゃったら「わざとやった!」って捉えられる可能性があるのである(^_^;)もっと怖いのが相手が意図的に暴投したとしても「ごめーん(∀`*ゞ)手が滑っちゃった」って言われたら分からない→悪意を見抜くのも困難な点である。


 で、どうすればいいかと言われたら、ワタクシの知ってる限りではコレだけである。一つ目は失敗上等でキャッチボールを続ける事。二つ目は失敗したら失敗したで、原因の追究と防止策を早急に練る事。三つ目は失敗の恐怖を克服するべしく、一歩がダメなら半歩でも前に進む事。コレだけである。上記の大事故から復帰したレーサーの克服方が正にコレで、事故を起こしたコーナーで少しづつ少しづつブレーキを詰めて、理屈ではなく身体に「頭で考えた通りに踏んでも大丈夫」って覚えこませて克服するのである。当然、フツーのレーサーと比べると格段に時間と労力を要するが、レースが好きならやるしかないのである。


 ワタクシが何らかんら言ってもサバゲーは行くし、クルマ関係のオフ会なんかに顔出しする理由がコレなのである。流石に行きまくると精神的にしんどいんでアレなのだが(笑)少しでも"やりやすそうなキッカケ"があったら顔を出して距離を半歩縮めるようにしているのである。ぶっちゃけた話、独りでいる方が格段に楽だし心地良いのであるが、今以上のモンが欲しかったら前へ行くしかない。でもって、ワタクシは今以上のモンが欲しい。後にも先にも、たったソレだけの話である。さて、サバゲーの準備を全然やっていなかったので、さっさと締めようと思う今日この頃であった。