ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「自分と他人との差は一歩だ。しかし、人は永遠に他人になることは出来ない」
By 山田風太郎
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*ググるな、感じろ!
いきなりな副題でアレだが(笑)久しぶりに記述スタイルを変えてみたのである。前日の日記でちょっとした演出を入れたら途端に読みやすくなったので、暫くコレでやってみようと思うのである。このタイトルの由来は「何故ワタクシが買う気もないのにも関わらず、あっちこっち出向いて試乗しまくるのか」というワタクシに寄せられた質問に対しての答えである(爆)そのクルマの話、特に批判を交えるような毒っ気の強いヤツをするんだったら、最低限そのクルマには乗っておくべきだとワタクシは思うからである。
分かりやすく言えば、料理と一緒である。料理は味さえ良ければ良いのかといったら、答えは勿論「ノー」に決まってる。料理を乗せる食器や盛り付けの演出、料理を出す店の雰囲気、オードブルや飲み物の組み合わせ、一緒に食事をする相手など、料理って味覚以外にも様々な感覚に訴えてきて、ソレらを全てひっくるめて「料理」って呼ぶのである。グルメ雑誌の写真だけ見て「ココの料理は不味い」なんて言ったら、そりゃ批判された側は納得いかないに決まってるのである。その批評が正しいか否かではなく、ソレ以前に批評する資格が無いって話である。よーするに、一応試乗して一通り"感じて"いれば、とりあえずは批評する資格が生じるからである。
*GVB購入シュミレーション
さて、面白い話をしたいには山々なのであるが、いかんぜんネタは枯渇してるのである(笑)ソレに加え、前回アレだけ書いたにも関わらず、実はGVBに関しては書き足らない部分がまだ幾つかあるのであるので、ちょっとだけその補足と行こう。このGVB、以外にもロンマニアの皆様からも結構前評判が高く、機会があれば試乗しに行きたいという方が少なくない。実際、乗り換えを検討されている方や、セカンドカーで欲しい方もいらっしゃるようだし。ココはもう人肌ワタクシが脱いじゃうとしよう(爆)
こう言っちゃ悪いが、GVBもGRBもノーマルで満足できる類のクルマではない。ベース車両が150諭吉クラスのファミリーカーであり、このご時勢&スバルの懐事情で売るためには仕方ないのは分かるのだが、ソレにしても妥協点が多いのである(-_-)ちゅーワケで、百歩・・・いや一万歩譲って(笑)ワタクシがGVB買うとしたら、当然その妥協点を埋めるためのチューニングを施す事が前提になってしまうワケである。以前「シミュレーションしてみたら475諭吉だった」と述べたが、ソコんトコ改めてシミュレーションしてみるとしよう。
*足回り編
足はビルシュタイン、異論は認めない(笑&結構本気)純正社外含め色んな足を体験したが、やっぱビルシュタイン(及びエナペタル)が一番シックリ来るのである。腰の強さとしなやかさ、硬さと乗り心地の良さ、この二律背反をビルシュタイン以上に高い水準で両立させているダンパーはワタクシは他には知らない。というワケで、足は【エナペタル製】でケテーイである。たかが車高調、されど車高調である。賢明なロンマニアの方なら、足回りをケチる事がどれだけ損か分かってるはずである(笑)
車高調入れるんだったら当たり前の話だが、重量と強度を考えるにホイールは鍛造以外ありえない。断言しよう、良い車高調に重たい純正の鋳造ホイールなんぞ履いてるヤツがいたら、ソイツは間違いなくド素人だと。というワケで、鍛造ホイールの購入代金&ソレに合わせたハイクリップタイヤも予算に追加である。あと足をパワーアップしたらボディーの補強も必要になってくるので、その分の予算も更に追加である。
*セキュリティー編
言うまでもないが、インプ&ランエボは海外じゃカルト的人気を誇るクルマ→窃盗の可能性も考慮して然るべきである。ドノーマルで乗るならまだしも、手を加えるなら尚更である。クルマ用のセキュリティーはクリフォード、異論は勿論認めない(笑&かなり本気)とは言ってもスーパーカーじゃないんだからレベルの高いモンは不要だと思うので、精々【570J】ぐらいで十分であろう。今じゃヤフオクでイモビライザーの解析装置が買える時代なのに、スバルは何やってるんだとワタクシは言いたいのである(`ε´)
*パワー編
ハッキリ言ってモアパワーは不要である。精々サーキット走行用のリミッター外しのためにECU書き換えて、その際に微調整を兼ねた軽いブーストアップを行い、あとは軽量マフラー&純正形状フィルター程度で十分である。GVBのサイズとポテンシャルを考えれば、今ぐらいが一番丁度良いとワタクシは思うのである。もしも400馬力以上欲しいのだったら、素直に911ターボかR35を買ったほうが良い。ただ単純にシャシダイ上の数字だけじゃなくて、ソレだけのパワーを支えるだけの地力はGVB(とGRB)には無いし、GVB&GRBの魅力はパワーではない。ソレが試乗して感じたワタクシの感想である。
*見積もり
で、上記の計算で改めてGVBを見積もってみたのである。値段は正確なソレではなく、あくまで参考なので悪しからず:
- 車両本体:458諭吉
- 車高調:約45諭吉
- タイヤ&ホイール:約40諭吉
- 補強パーツ各種:約15諭吉
- セキュリティー:約15諭吉
- ECU書き換え:約12諭吉
- マフラー:約15諭吉
- シート&ステアリング:約15諭吉
- その他諸々:約50諭吉
- 合計:約650諭吉
・・・今だからハッキリ言おう。所謂「速さ」を求めてGVB&GRBを求めるんだったら、R35の認定中古車を買った方がずっと幸せになれるであろう、と(笑)何ちゅーか、やっぱ値段以外に積極的に今のGVBを選ぶ理由がワタクシには見つからないのである。
コレがGRBならまだ話は分かるのである。ハッチバックなら速さ以外にも実用性で積極的に選ぶ理由があるであろう。が、アレだけ"速さ"をアピールした広告打っておいて、流石にこの結果はアレだと思うのである(^_^;)何ちゅーか、ロードスターみたいに速くなくてもいいから、気楽に楽しめるクルマをスバルは作った方が良いとワタクシは思うのである。さて、ムダに長くなってしまったので、コレぐらいにする今日この頃であった。