アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE EVOLUTION OF CHAOS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「わかる? メシが食えてるから、ホントはプアー(貧しい)なんだって気づかない。それで平気で"出世したくない"って言うわけよ、責任持ちたくないから。これって単なるトリックなんだよ。それ気づくやつは、もうちゃんと気づいてると思う。危機感なんて、持ってるやつは中学・高校時代から、子どもなりに持ってるから」

By 矢沢永吉


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*非言語コミュニケーション

 偉い人曰く、人間のコミュニケーションは2種類あるらしい。口や文章で論理の遣り取りをする"言語コミュニケーション"と、ニュアンスやイメージで感情の遣り取りをする"非言語コミュニケーション"の二つである。割合は言語:非言語=3〜35%:65〜97%と発表者によって区々だが、どちらにせよ「非言語>>>>>言語」という割合には変わりない。巷ではよく「人間見た目が9割」「目は口ほどに物を言う」って言われるのは、今考えるとコレなんじゃないかと思うのである。いくらワタクシが口ではフツーの話しかしていなくても、見る人が見れば「コイツはオタクだ!」ってバレてしまうのは、つまりそーゆー事なのである(笑)


 例えば身なりである。髪型、服装、身に付けている物。そういうのを見ただけで、その人が他人に見られることを意識しているのか否か、美術的センスは如何ほどのものか、虚栄心の強弱や合理性の有無なんかが分かってしまう。身なりでコレなのであるから、会話なんかをすれば余計に色々分かるのである。そーいった表面上の性格は勿論の事、見る人が見ればその裏にある心理(優越感、劣等感、自己顕示欲、嫉妬、その他諸々)などまで分かってしまう。その事を知って以来、ワタクシはリアルでもバーチャルでも余計な事は言わない&やらないように心がけているのは言うまでもあるまい(笑)


*感情の共有

 よくブログをアップするたびにコメントが山のように付くブロガーがいるのであるが、その秘密がこの非言語コミュニケーションによるモンなんじゃないかなと思うのである。何ちゅーか、その手のブログって理論的な中身的には大した事なくても、そのブロガーの喜怒哀楽が巧みに表現されているんじゃないかと思うのである。諺でいうトコの「大勢なら喜びは人数分、悲しみは1/人数」ってヤツである(笑)そーゆー文章と文章の行間にある感情の遣り取り、ブロガーも読者もソレを楽しんでいるのではないかと思うのである。


 ここで「思うのである」と言ったのは、アスペのワタクシにはソレを知る術が無いからである。自分で言うのもアレであるが、ワタクシんトコにコメントが少ない理由がコレなんじゃないかと思うのである(笑)ワタクシはアスペだから、何をどーやっても言語的な表現に拘ってしまうのである。非言語コミュを上手く理解できないって事は、即ち自分からも非言語的な表現が上手く出来ないって意味でもある。で、コミュニケーションの圧倒的多数は非言語によるものだから、そりゃコメントする側も戸惑うはずである(爆)


*今月のオススメ

 とは言え、今更ワタクシのスタイルを変えるのは困難なので、当分はこのまま行くとしよう(笑)スタイルや表現方法を変えたとしても、その根底にある心情を見破られたらお終いだからである。で、副題通りの今月のソレである:

エア・ギア(29) (講談社コミックス)

エア・ギア(29) (講談社コミックス)

絶対可憐チルドレン (22) (少年サンデーコミックス)

絶対可憐チルドレン (22) (少年サンデーコミックス)

毎回毎回スマンのであるが、今回も省略って事で良いであろうか(笑)ワタクシは常々、マンガは日本のソレが世界一だと思ってる。理由は簡単、層のブ厚さと社会への浸透度が圧倒的だからである。良いか悪いかは別として、日本人は老若男女問わずマンガを日常的に愛読していて、当然マンガ家志望者も星の数→物凄い生存競争があるから、最低限の質が違うのである。15年前に「ドラゴンボール」が終了した際、ワタクシは「あ〜あ( ´△`)コレを超えるマンガはあと数十年出てこないだろうなぁ」と思ったら、その後「ワンピース」出てきてあとはご存知の通り。そーゆー事が起こりうるのも日本マンガ界の土壌ゆえだとワタクシは思うのである。

クルマの寿命についてのウンチクは面白くないのでパス(笑)コレとは正反対の理由で、世界トップ10に名を連ねる自動車メーカーが3つもあるにも関わらず、日本にクルマ文化が育たない理由が説明できると思うのである。日本人が農耕民族→自分の持ち場を動かないのがデフォなのかどうかは定かではないが(爆)どうも日本人は「速く、高く、遠く」って事にロマンを感じていないのではないかと思うのである。


*ヤック・デカルチャー

 ワタクシはアスペである事を後悔してはいないし、言語コミュしか出来なくてもソレはソレでOKだと思っている。ただ何ちゅーか、勿体無いのである(^_^;)もっと非言語コミュが上手くなれば、スポーツだとか文学だとか芸術だとかを楽しめたんじゃないかと思うのである。ソレこそウチの"師匠"みたいに、ギターのインストゥルメンタル作品やF1マシンのエキゾースト音を聞いただけで自然と涙が出る。そんな単純且つ深い感動を羨ましいとすら思うのである。まぁ、無いモンはしゃーないので、今日もまたカタログ眺めてハァハァして楽しもうと思う今日この頃であった。