アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE PARAMOUR SESSIONS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「世の中の女性は、いい男がどれだけ少ないか知らなすぎる。いい男は少ないの、だから競争率が高いのよ。もし、いい男を掴まえたかったら自分を磨く事よ」

By 叶恭子 〜 「いい男を掴まえる方法は?」と質問されて


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*280馬力規制とは何だったのか?

 ご存知クルマ系のロンマニアの皆様が大嫌いな280馬力規制であるが(笑)撤廃されてから6年、ワタクシは常々こう思うのである、「この規制が撤廃されてもされなくても、実際はあんまり変わらなかったんじゃね( ̄▽ ̄;)」と(爆)この規制撤廃の恩恵受けたのは精々一部の高級セダンぐらいなモンであり、規制の元ネタになったスポーツカーの方は撤廃された後も牛歩状態で、Z34とR35とIS−Fを除けば320馬力を超えるスポーツカーが未だに出てこない。てゆーかヘアヌードの時みたいに、むしろ規制があった頃の方が背徳感バリバリで燃えたのではないであろうか(核爆)


 答えはズバリ「値段」である。エンジンパワーを上げたからには、当然ソレに耐えられるボディーや足回りが必要になってくる。ランエボとインプが答えを出しているが、よーするに500諭吉以内でバランスや信頼性を確保したままクルマ作ろうと思ったら、パワーは320馬力前後が上限って事なのである。ンでもって規制が施行されたのはバブルが弾けた直後で、景気は今に至るまで右肩下がり→規制が無かったとしてもオーバーパワーなクルマは殆ど増えない運命にあっただろうっちゅー話である。実際問題、R35とかIS−Fとかは色んな意味で外車スポーツ的な扱いだったりする。


*1000馬力の魅力

 話は変わって、現行R35のチューニングは全くといって良いほど盛り上がってない(^_^;)ソレでも尚「GT−Rといえば鬼パワーのエンジンだろっ( ̄▽ ̄)V」と言わんばかりに(笑)エンジンチューニングに野心的なメーカーもある。この度出て来た【マインズコンプリートエンジン】や【HKS・GT800キット】がソレで、どちらも800馬力狙い。今までずっと様子見状態が続いていただけに、コレで第二世代GT−R&RB26DETT時代のように、現行GT−Rのチューニングが盛り上が・・・・らないとワタクシは思うんだよなぁ、コレが(爆)


 理由はやっぱり「値段」である。VR38DETTエンジンが単体で400諭吉、GR6トランスミッションが単体で250諭吉。チューニングのリスクとして犯すには余りにも大き過ぎるのである(^_^;)因みに前世代のRB26DETTは82諭吉で、ゲトラグ6速ミッションが52諭吉(32&33用だったら16諭吉)である。コレだったらヘタレのワタクシにだってリスクを犯せる(笑)てゆーか、何でEJ20が80諭吉&GDB用TY86ミッションが30諭吉だったGDB時代に、何で勇気出してリスクを犯せなかったかが今更だが悔やまれるトコである(爆)


*大人のチューニング

 今の日本のチューニング業界に関してであるが、ワタクシは業界が衰退したとは思えないのである。量的に減ったのはガキっぽい連中が淘汰されただけの話であり(笑)質的にはむしろ成熟化が進んでいるというのがワタクシが現場をみた感想である。クルマが好きな人は昔と変わらず多いし、そーゆー人達はクルマを弄るのも相変わらず好きである。ただ単に成熟し実をシッカリ取るようになっただけの話であり、欧米と比べクルマの歴史が浅い分、むしろ今までがガキっぽかったんじゃないかとワタクシは思うのである。


 先日も述べたように、オタク趣味ってのは「悪」である(笑)何が悪いのかといえば、オタク趣味の中には多かれ少なかれ"人間としての未熟さ"や"社会との不適応"をその中に含んでいるからであり、そしてチューニングもまたオタク趣味の一種であるって話である(爆)ココまで言えば、如何にもなフルエアロ&爆音マフラー&極端な車高短クルマのオーナーが、如何に未熟で不適応なのかが容易に想像付くだろうと思うのである(核爆)ココ最近そーゆー類のクルマが減ったのは単純にスポーツカーそのものが減ったせいもあるが、単にオーナーが成熟したが故にしなくなっただけの話だと思うのである。前者は兎も角、後者は歓迎すべきではないであろうか。


 チューニング文化が世間一般に受け入れられないのは、決して日本のクルマ文化が遅れてるからだとは思えないのである。ワタクシ自身色々クルマを弄ってきて、色んな人の弄ったクルマを見て、更には詳しい人やそうでない第三者の意見も総合して思った事が「見てる人はちゃんと見てる」って事なのである。たとえクルマの事が詳しくなくったって、何を心に秘めてクルマを弄ってる&乗ってるかなんて一発で看破されちゃうモンなのである。ンでもって、ワタクシはそういう人とこそ仲良くなりたいし認められたい。そう考えてクルマに接していたら、何時の間にかチューニングにムダ遣いするのを止めていたってワケである。かと言って、そーゆー人達と仲良くなれた&認められたかというと話は別なので(笑)一日も早くそうなるよう精進したい今日この頃であった。