アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

METAMORPHOSIS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「世間を楽しませているから自分も楽しむべきだって言うんじゃなくて、楽しませる域にいることが根本であって、一番凄いことなんだ。それ自体が贅沢であってだな、それに加えて自分が贅沢するってのは余分なことなの」

By ビートたけし


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*"消えたプリンセス"の思い出

 今「消えたプリンセス」という単語を聞いて「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」とか叫んだモニター前のロンマニアの方っ!m9( ゚д゚)年齢とオタク度がバレるので、カミングアウトは控えるのが吉であるとワタクシは助言する(笑)多分大多数であろう首を傾げてる残りのロンマニアの方に説明すると、「消えたプリンセス」とは今から24年前にイマジニアから発売されたファミコン用ゲームのタイトルである。当時は正にファミコン全盛期で、今思い返してもホントに活気に溢れていた時代である。丁度今の中国みたいに良い悪いは別として、ホントに色んなアイディアが飛び交っていて楽しかったモンである。


 で、このゲームの何が凄かったかと言うと、ゲームではなくオマケの方なのである。ゲームディスク(媒体はフロッピーディスクだった)の他に手帳や地図やカセットテープなどが入っていて、富田靖子がイメージキャラクターとして主題歌歌ってたりもしたのである。今で言うメディアミックスの先駆けみたいな事を24年前からやっていたのである。ゲームの良し悪しは別として(てゆーか、実はコレ良し悪しを語るレベルにないし/笑)ワタクシはこの発想に大いに引かれてゲームを買っちゃった節である。何で今更思い出したのかと言うと、こんなモンを動画サイトで見つけちゃったからである:

コレが何かというと、テープに入ってた富田靖子によるテーマソングである。上記で「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」と叫んだ方々は、多分コレを聴いて全身の体液を噴出させながら懐かしさに涙している事であろう。何故ならワタクシもそーだったからである(笑)もっと凄いのが【何と付属のカセットテープが丸ごと入った動画がある】のだが、コレはリアルタイムで知っているコアな方向けなので割愛(爆)確かに「ドラゴンクエスト」とかその辺りに比べると質的には遠く及ばないが、何ちゅーか作り手の情熱と野心と勢いに圧倒されてしまったのである。


*"マドゥーラの翼"の思い出

 今「マドゥーラの翼」という単語を聞いて、再度「キタ━━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━ッ!!」とか叫んだモニター前のロンマニアの方っ!m9っ(´∀`)貴方とだったら美味い酒が飲めそうな希ガス(笑)コレは同じく24年前にサン電子が発売したファミコン用ソフトのタイトルである。何がどう衝撃的だったのかというと、文章で説明するよりかは当時のポスターを見た方が早いと思われるので:

上記で「キタ━━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━ッ!!」っと叫んだ方々は、きっとこの「マドゥーラの翼」が自らの"萌え道"の最初の一歩だった事であろう。何故ならワタクシもそーだったからである(笑)今は兎も角、24年前は「ゲームやマンガの主人公=男or少年&女性=助けられる立場」が鉄板中の鉄板だった時代にコロンブスの卵的な事やられたら、そりゃ反逆心と萌えが同時に駆り立てられるっちゅー話である(爆)今思い出しても、あの頃のサン電子って「打倒大手メーカー!」と言わんばかりに良質なソフトを次々と出していた&ワタクシも随分やったモンである。


*足りないモンは何ですか?

 ンでもって今、著名なゲームクリエーターが口を揃えて言うのが「日本のゲーム業界\(^o^)/オワタ」という言葉であり、実際ワタクシもそう思うのである(-_-)多分クリエイター達もワタクシ同様にファミコンの全盛期をリアルタイムで経験しているからこそ知ってるのであろう。今のゲーム業界には勢いとチャレンジ精神が足らないということに。ワタクシは懐古主義から「あの時代は良かった...( = =) 」と言ってるワケではないのである。今の日本のゲームって有名シリーズの続編とその亜種ばかり。確かにクォリティーは素晴らしいのであるが、ガツンと来る新鮮さが殆ど無いのである。


 ファミコン全盛期の何が良かったといえば、皆が皆野望を抱いていたってトコなのである。今をときめくゲーム会社の殆どがこの時代は無名→ファミコンでヒット出して今の地位を築いたように、あの時代は何処のメーカーも「ファミコンで俺達はビッグになるぞ〜( ̄0 ̄)/」とばかりに挑戦的&意欲的な作品を出してきていたのである。確かに「クソゲー」という言葉がこの当時に生まれるぐらいゲームの当たり外れは大きかったが、その反面当たりを引いたときの喜びはソレ以上に大きかったのである。何ちゅーか、閉塞感を吹き飛ばす躍動感と言うか、バイトで地味に稼ぐよりもギャンブルで一発当てた時の高揚感と背徳感というか(笑)兎に角「未知の突き抜けた感動」にワクワクしながらゲームしてたって話である。


 そう考えると、何故中国市場が今台風の目になるのかが良く分かるのである。何ちゅーか「ココで一発当ててビッグになってやるぞ〜( ̄0 ̄)/」というリスキーだが未知のエキサイティングな何か中国市場にはあるのである。安全性だとか確実性だとかなら日本市場の方が上であるが、全然エキサイティングじゃないって話である。経済だけに限った話ではないが、今の日本を覆う閉塞感ってのはそーゆー事何じゃないかと思うのである。皆が安全パイばかりを求めるばかりに、ブレイクスルーの可能性を閉ざしちゃったからだと思うのである。さて、ムダ話ばかりして夜ももう遅いので(笑)マジで休まないと明日はきつい今日この頃であった。