ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「“伝説”というのは、過去の業績にしがみついて死を待っている老人のことだろ」
By マイルス・デイヴィス
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*30周年記念のアレ
600馬力へのパワーアップ、7速DCT、1640kgと100kgの軽量化、更なるダウンフォース増加とCD値低下、2シーター、ニュル北7分13秒、1500諭吉で限定300台、複数グレードがあって最上級がコレ、予約は今年11月開始で、来年1月まで。何処までホントかは分からんが、コレが【NISMO創立30周年記念車として発売されるかも知れないR35NISMO】についてワタクシが知ってる情報である。まぁ【次期NSXもボチボチネタを小出しにし始めた】ので、ソレに対する牽制&顧客をホンダに持って行かれないようにするためにも、目玉となるクルマがコレになるのであろう。もうすぐ【2013東京モーターショー】だし、コレに合わせて発表&予約開始ってのがワタクシの予想である。
スペックは魅力的だが、1500諭吉ってのが先ず引っ掛かるトコである( ̄〜 ̄;)値段もそうだが、ワタクシが気にしてるのは「走り以外の部分」である。実質サーキット専用車として所有するならまだしも、ワタクシの場合サーキットは年数回ほど→使用用途の9割は街乗りなのである。だからエアコンも欲しいし、ナビも欲しいし、ステレオだって欲しい。ンでもって、ワタクシもオーナーだから分かるのだが、快適装備全部載せで100kgも軽量化なんぞムリ→つまりそんだけ軽量化できるって事は、快適装備の多くをオミットしてる可能性大ってワケである(^_^;)セカンドカー買うって手もあるが、前にも言ったようにマンション暮らし&独りモンでクルマ2台ってのは色々面倒くさいのである。もしNISMO買うとしても、下位グレードだろうなとワタクシは思うのである。
*峠伝説の終焉
サブタイ見て察しの良いロンマニアの方ならお分かりかと思うが、遂に今週【頭文字D(以後イニD)が最終回を迎えた】のである。良い悪い、面白い面白くないは別として、何だかんだでAE86にプレミアが付くに至り、その後の後継車である86/BRZを生み出すキッカケとなった、恐らくニッポンで最も影響力の大きいクルママンガの結末なのであるから、そりゃワタクシかて結末が気にならない筈が無い。ヤンマガ発売その日の気持ちを表現すると・・・・
_,,,,, ―― |_| |_| > /川川ハ | l ̄ | | ノ メ ///川川lト、 |_| 匚. | \ シ (ゞ川从川/_,―' ̄ヽ | | ノ 食 __>ームヾ ̄( _-、 | |_| \ っ / | y- ノ_| < て '-,,_ | | ムkノ) l_ll_l ,-, ) る "| | // / 場 | | 匚/  ̄ヽ 合 | ___ | ノ じ r―――" ‐| \\ \ ゃ | / \\ < ね 人 乂 / \\ ノ え ニヽ / | ヾ / ___―― ̄ っ __\ / /| l  ̄ ̄―――__ ! / / \\ ヾ ν、  ̄弋二/ ̄| \\ \ \\ V⌒  ̄ ̄\\\ ̄\ \\ \ \\  ̄ ̄ ̄\\\ ̄| "―_从从 \\  ̄ ̄ ̄ ̄\\\ ̄\ | ζ \\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\ ̄| ヾ \\ \\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\\ ̄フ \\ \\
・・・・・といったトコであろうか(笑)ぶっちゃけた話、ワタクシはイニDのファンではない。ただ単純に、どういう終わり方をするのかが気になるだけである。何せもう一つの大作クルママンガである「湾岸ミッドナイト(以後湾岸)」の終わり方が「何故走り続けるのか。答えなんて分からんし、シラネ」って実に淡白な終わり方だったので、ならこっちはどう締めるのかと思ったからである。でもって、要約するとこんな感じだったりする:
- プロジェクトDは予定通り関東全エリアを完全勝利で制覇し、目的を達成したため解散
- プロジェクトDのクルーたちの何名かは、そのままレース界への就職を希望
- 拓海と啓介にはプロからのオファーが幾つか舞い込んできている
- プロジェクトDのDは”Dream(夢)”のD
- その夢とは「群馬から世界に通用するドライバーを発掘し育てる事」
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・・・ちゅーのが、ワタクシの偽らざる感想である(笑)まぁ何ちゅーか、余りにも風呂敷を大きく広げ過ぎてしまって、回収するにもしきれなかったって事であろう(^_^;)関東全域の峠を制覇する事と、世界クラスのドライバーを育て上げる事。何をどーやればその2つが繋がるんだって話である。昔のテレビでイスラエルの子供番組を紹介していて、その中で悪役が「動物園の動物たちを全部檻から解き放って、ソレで世界征服してやる!」って言ってた話が合ったのだが、ソレと全く同じノリなのである(爆)
どうせプロ行くんだったら、そのまんまプロ編やっちゃった方が良かったんじゃないかなとワタクシは思うのである。プロジェクトDで公道を制覇するんじゃなくて、いっそプライベーターとしてレースに参加して、テクニックと理論で並み居る金満ワークスチームを打ち負かしていく、といった具合にである。あるいはトンデモ方向に一気に振っちゃって「全ニッポン峠選手権」みたいな事やっちゃえば良かったのである。ニッポン中の有名な峠をネタにすればもっと面白かっただろうし、そのまま全国の仲間たちを引き連れて「世界峠選手権」みたいな事やって、AE86とFD3Sでステルビオ峠だとかをドリフトして、地元のポルシェやフェラーリを打ち負かす。コレなら「世界に通用するドライバー」として名が売れるってワケである。
*大チューニング時代の終焉
湾岸もイニDも、主役はチューニングカーである。ワタクシが思うに、現在におけるチューニングカーの意義を示せなかったってのが、この2作品が使命を終える原因になったと思うのである。前にも言ったが「チューニングの進化は2002年で止まってる」ってのがワタクシの意見である。単純にチューニングベースとなるクルマの多くが、この年の排ガス規制で生産を終えたというのもあるが、ソレ以上に「2002年以降のクルマの進化に、チューニング屋の技術が追いついていないから」ってのがあるからである。電子制御の進化、エンジンの高効率化、ハイブリッド等の新しいパワートレイン等々。クルマは益々進化していってるのに、チューニング屋の技術は昔のままなのである。
ぶっちゃけた話、ただ単に速さを求めるんだったら、昔のクルマの方が断然良いのである。何故かと言えば:
- 衝突安全性が厳しくなかった → より軽く出来る
- エンジンが鋳鉄ブロック → 過激なチューニングにも耐えられる
- 電子制御やECUのプログラムが単調 → 簡単に書き換えられて、弊害も少ない
クルマの速さを最終的に決めるのは、何と言っても車重とパワー、あと太いタイヤである。つまり昔のクルマ(特に90年代)には、今のクルマは殆ど勝てないというワケである。ソレが証拠に、今筑波最速のクルマはGRBでもCZ4AでもR35でもなく、何と25年前のクルマであるS13シルビアなのである。
でもって、チューニング屋は今の衝突安全ガチガチの重いボディー&オールアルミや直噴が常識になったエンジン&複雑な電子制御に対する有効な答えを出し切れてない。だから2002年で時間が止まってしまうのである。でもって今後は総合的車体制御システム、DCTやハイブリッドといった新技術がドンドン浸透していくのであり、更にもっと先に行けば電気自動車なんてシロモノも出てくるワケである。コレに対し有効な答えが出ていれば、イニDも湾岸もまだ続いてたんじゃないかなと思う今日この頃であった。