ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「偶然は準備のできていない人を助けない」
By ルイ・パスツール
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*FSW攻略・虎の巻
サーキットを走り過ぎてクルマ酔いした。冗談のようだがホントの話である(笑)何せ40分、50分、40分という長丁場の走行枠である上に、この日のワタクシは超絶ハイテンションだったのであるから、体力の消耗は推して知るべしである(爆)最高時速281km/hからのフルブレーキング→その減速Gを横にずらして旋回G→クリップを脱出してからの加速Gと、凄まじいばかりのGが走ってる間ずーっと身体に圧し掛かるのである。当然、走ってる間延々と体力を削られてゆき、30分過ぎた辺りから発汗による脱水&三半規管の限界が訪れて、結果クルマ酔いしてしまったっちゅー話である(^_^;)
走行Gってのは絶対量でなく相対量であり、ソレは重量に比例する→重量級のワタクシには人一倍きついGが圧し掛かってきたってオチである(笑)軽量化に勝るチューニング無し。コレはマシンだけでなく、ドライバーにも言える事なんだと改めて痛感した次第である(爆)さて、FSWの攻略法であるが、ワタクシが今までSオーナーはじめ色んな人から聞いたアドバイスを基に、とりあえず簡易的にイラストにまとめてみたのである:
とまぁ、こんな感じである。ワタクシの課題は前にも言ったように第2区間である。どうも未だに荷重を外側前後輪に上手く乗せられないのである:
コーナリングの際、後輪に荷重が上手く乗らない
↓
外側前輪だけでコーナリングしてるからアンダーステアになる
↓
アンダーを打ち消すためにアクセルを引く
↓
アンダーは消えるが、速度も落ちる
↓
FSWのような高速コースはコーナーの脱出速度がキモ
↓
当然、タイムは伸びない
↓
( ゚Д゚)マズー
・・・・という感じである。特にコカコーラの脱出、100Rの旋回はココがキモなのである。上手く後輪に荷重が乗ればハイスピードでグイグイ曲がれるが、荷重を乗せきらないとスピードが高くないにも関わらずズルズルとアウト側へ膨らんでしまう。ライン取りはゲームで練習できるが、荷重が移動した時に腕やケツに来る感覚までは練習できない。ゲームも良いが、リアル走り込みはもっと大事なのである。
*車載映像の落とし穴
事前にSオーナーや一緒に来ていたロンマニアの方からもアドバイスを頂いて、ラスト3本目の走行へと突入。昼メシは「(コーナリングの恐怖に対し)臆病な自分に打ち勝つ」という願いを込めてチキンカツカレーも食ってきたのであるから、ワタクシに死角なんぞあるはずが無い(笑)天気は若干曇ってきたものの、以前ガチドライ&低気温を維持している。こーなったらトコトン攻めまくるのみである(`・ω・´)・・・・とココでトラブル発生(爆)とは言ってもトラブったのはワタクシでも”トリックマスター”でもコースでもなく、車載カメラの方である
走り終わって家に帰って動画の編集した段階で分かったのであるが、カメラが電池切れを起こしていたのである(-_-;)そのため3本目の走行は最初の15分しか収録されていないのである。ワタクシ持参の【P−LAPIII】計測によると、一番肝心な本日のベストラップがどうやら25分辺りに来ていたらしいのであるが、その瞬間が撮れていなかったのである(´・ω・`)仕方ないので、その最初の15分間の動画だけでも貼るとしよう:
この後クーリングラップを入れて、その直後に本日のベストである1分59秒28、それにセカンドベストである2分1秒14が出た→当初の目標であった2分切りは達成されたのである\(≧∀≦)/・・・・が、やはり30分を過ぎた辺りから体力の消耗が始まり、折角のチキンカツカレーのエネルギーも補給した水分も全てチャラ(笑)まぁ、38分走れただけでも自分を褒めてあげるとしよう(爆)
*偶然と実力の彼岸
目標だった2分切りは達成したのであるが、何ちゅーかワタクシ的には釈然としないのである(○ ̄ 〜  ̄○;)というのも、ベストタイムがセカンドベストから1秒強も離れているからである。ンでもって計50周近く走ったにも関わらず、2分2秒を切ったのがたった3回。あとは2分3秒〜2分6秒とタイムのバラツキが大き過ぎるのである。よーするに、2分切りはマグレだったって考える方が妥当なワケである。コレがコンスタントに2分1秒台〜2分フラットを記録していてる中での2分切りだったら、今頃盛大なパーティーを開いていたことであろう(笑)
改めて未編集のオリジナルファイルをジックリ見てみたのであるが、やっぱバラツキが大きすぎるのである(-_-;)周回毎にラインがバラバラだし、ブレーキングポイントや制動距離もマチマチなのである。つまり荷重を乗せることに集中し過ぎたあまり、もっと大事なブレーキングやコーナリングがワタクシの意識からスッポリ抜け落ちてしまってたって話である(笑)フツーなら息をするように殆ど意識せずとも出来なきゃいけない基本的な部分を、ワタクシは未だに相当意識しながらやっていたワケである。何ちゅーか、運転歴の短さやスポーツ走行経験の少なさが如実に現われている、そんな感じである。
*オーバー・ザ・リミット
ワタクシは生業上(?)高機能自閉症及びアスペルガー症候群の人にアドバイスをする事が間々あるのであるが、ワタクシの言う事は「いい人になれ」「人と会え」「良い趣味を持て」の3つである。趣味を持つということは単純にストレス発散という意味合いもあるが、もっと大事なことは「自分の限界は突破できるんだ」という事を知ってもらうためである。高機能自閉症及びアスペルガー症候群の人ってのは、その障害ゆえに幼少時から現在に至るまで大小多数の失敗を重ねいてるモンなのである。因みにソースは現在進行形で大小多数の失敗を重ねいてるアスペのワタクシなのだから間違いない。
こーゆー風に慢性的に失敗を重ねると、失望感と恐怖感に捕らわれてしまい、ホントはやれば出来る事ですら自信を無くしてやらなくなってしまい、酷い場合にはそのまま(色んな意味で)引き篭もってしまうことも少なくない。ソコで趣味なのである。好きな事を続けていれば(てゆーか、好きだから続けられる)高機能&アスペ特有の弱点による壁は徐々にではあるが突破できる。逆に高機能&アスペ特有の強みを利用することで壁を迂回するという方法だって編み出せる。そんでもって趣味の世界で得られた「限界は突破できる」という自信と経験は、必ず仕事やその他でも大いに役に立つ。ソレこそがワタクシの狙いである。
だからワタクシは苦手だけどモータースポーツをやり続けているのである。ワタクシもアスペルガーだから2つ以上の事を同時に考えるのは全然ダメである。未だにヒール&トゥ(ブレーキングとシフトチェンジを同時に)が出来ないし、レース(駆け引きとライン取りを同時に)もダメである。ソコを地道な努力で切り抜けるも良し、2つ同時はムリでも1.5で何とかするも良し、フツーの人じゃ考え付かない+αを用いて1+αで乗り切るって方法でも良し。純粋にクルマが好きなのもあるのであるが、そういったブレイクスルーを見つけ出して自分の限界を突破する瞬間が好きなのである。問題は色々と費用が掛かり過ぎることであるが(笑)ソレでもモータースポーツが止められない&オススメしたい今日この頃であった。