アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

RATTUS NORVEGICUS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「走ることは思想なのだ」

By 寺山修司


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*筑波2000攻略虎の巻

 やっぱ何だかんだ言って、筑波2000は楽しいのである。何が楽しいって、サイズ的に丁度良いトコがである。コーナリングを楽しめて、その上アクセルを踏み切ってパワーを使い切る面白さがあるからである。筑波1000みたいなミニコースだとアクセルを開けてられる時間が短いし、かと言ってFSW本コースとかだと大味過ぎて退屈になる。その点、筑波2000は両方がバランス良く楽しめるから良いのである。流石にR35みたいにパワーのあり過ぎるクルマだと狭く感じてしまうが、120馬力〜300馬力のクルマだったら筑波2000や【袖ヶ浦フォレストレースウェイ】はサイズ的にもうってつけのサーキットになるのである。袖ヶ浦はまだ行った事無いのであるが、何時かは走りに行ってみたいモンである。


 さて今回は筑波2000であるが、ココは筑波1000コースとは攻略法が若干変わるのである。先ずはコース図からである:

一見平坦に見えるけど、実は平坦じゃないトコが2ヶ所あるのである:


1コーナー入り口は上り坂で、第1ヘアピンは擂鉢っぽくカントが付いてるので、セオリー通りのアウト・イン・アウトでなくても良いのである。角度を利用してブレーキ踏み始めを遅らせたり、カントを利用して高い速度でコーナリングできるから、何ちゅーかミドル・イン・アウトな脱出法で良いのである。


第2ヘアピンと最終コーナーは平坦なんで、セオリー通りのコーナリングでおkである。ただどっちも脱出後に長いストレートがあるため、脱出速度を稼げるようなアプローチが必要になってくるのである。


 まぁ言葉でゴチャゴチャ説明するよりも、実際観た方が手っ取り早いと思うのである。コレは先日貼った1本目の動画である:

1コーナー&第1ヘアピンと、第2ヘアピンと最終コーナー、アプローチが全然違うのがお分り頂けたと思うのである。まぁワタクシのヘタクソなドライビングじゃワケ分からんと思うので(笑)プロドライバーに乗ってもらったのがこっちである:


因みにこの時のタイムが1分11秒081。ワタクシが相当重い事を差し引けば(笑)理論上1分10秒台を狙えるパフォーマンスがこのクルマにある事が分かるのであり、コレがワタクシが毎回同乗走行をお願いする理由である。あともう一つ同乗走行を依頼した理由は「セッティングを変えてどうなったのかを知りたかったから」である。前回筑波2000行った時よりもリアの車高を3mmほど下げて、パッドを少し効きが強いモンに変えたので、ソコんトコの率直な感想を知っておきたかったのである。でもって、このセッティングであるが、どうやら大当たりだったようなのである:


コレは半年前、同じクルマと同じコースと同じドライバーで走ったモンであるが、この頃と比べても明らかにオーバーステアが減っていて、その分踏んで行けるようになってるのである。因みにこの時のタイムが1分11秒866だから、たった3mm車高を変えるだけでタイムがアップしたのである。実際ワタクシが乗っても前後バランスが取れたせいかコーナリングでの安定性がビックリするぐらい上がったし、踏み過ぎても挙動が大幅に乱れないから制御もし易いのである。当初苦労するだろうと思ってた車高調のセッティングであるが、思いの外早く完成が見えてきたのである。


*今年最後のタイムアタック

 前々から言ってた事だけど、ワタクシはNDに絶対的な速さは求めていないのである。ワタクシが求めていたのは、今も昔も「乗り易さ」である。アンダーステアオーバーステアもなく、挙動が乱れても立て直しやすい、そんな素直な特性のドラテク練習にピッタリの一台に仕立て上げたかったのである。最初は色々苦労したけど、タイヤ変えてホイール変えて車高を変えて、思った以上に早くキマってしまった模様である。でもって、コレが2本目の動画である:

ワタクシの参加してるクラスはタイム的に下の方のクラスであり、何が大変かって初心者も少なくないって事である。だから運が悪いと、こうやって色んなトコで引っかかってクリアラップが全然取れない事もあるのである(^_^;)初心者(特にハイパワー車乗ってる人)はコーナーは遅いけど、でもストレートは速いのである。ソレに対しワタクシのは車体が軽いからコーナーは速いけど、パワーが無いからストレートは遅い。だから何ちゅーか、何処で抜いたら良いのかが分からなくなるのである(笑)混んでたのもそうだけど、同乗走行挟んだからクルマを冷やす時間が無く、特にブレーキ熱が高過ぎた事もあり、2本目は何ちゅーか「ただ走っただけ」って感じである。


 さてコレが3本目である。因みに前回のベストが1分13秒841だから、目指すは13秒切りである(`・ω・´)タイヤがもうヤバいのがアレであるが、ソレ以外はブレーキとエンジン冷やして空気圧を調整して、いざ今年最後の1本に臨んだのである:

タイムは1分13秒118、自己ベストは無事更新したが、あと一歩で念願の13秒切りを逃してしまったのである(´・ω・`)最終コーナーをデフを利用して全開で立ち上がれるラインとか、ダンロップ区域でコース幅をもっと有効に使っていくラインとかも見つかったのだが、ソレを駆使する前にチェッカーフラッグが振られてしまったのである(´ヘ`;)ただ収穫はタップリあって、13秒切りの目処は立っているので、来年また行く時には更なるタイム更新を狙えそうである。何はともあれ、コレにて今年度のワタクシのモタスポ活動は終了である。


*年末や、走り屋共が、夢の跡

 でもって2017年度のワタクシのモタスポ活動の総括であるが「新しい展望が見えてきた」と言ったトコである。NDに車高調を導入してから本格的にR35との二刀流を実践し、大幅に増えた走りの経験値が新しい展望を生み出したのである。NDを導入してからR35じゃ行けなかった小さいコースだとかスラローム練習会とかに参加する機会が出来たから、ソコから「速いコーナリングとは何か」をトライアル&エラーで数こなせたというのはやはりデカいのである。当然、今後も二刀流は継続していく予定である。やっぱ何だかんだ言っても、練習ってのは量が必要なのである。質を以って短時間で済ませられるようになる為には、やっぱ量をこなして経験と知識を積まなければダメだからである:

その質と量の結晶が、このスリップサインまで擦り減ったタイヤである(笑)当初はヤバいと思われたタイヤも、何だかんだ最後まで持ったのである(^_^;)因みにタイヤであるが【もう既に交換済み】である。街乗りにも使ってるから内減りが結構あると思ってたのだが、思ったより無いのである。そう考えるとキャンバー角はもっとあっても良いと思うが、まぁコレはまた後程ショップと相談してみようと思うのである。




恒例のジャンケン大会であるが、どうやらサバゲーで全ての運を使い切ってたらしく、お情けで粗品を貰った程度で終わってしまったのである(笑)


というワケで、今回の走行会は終了である。大きい事故もマシントラブルも無く、無事自走して帰れた次第である(^-^)取り敢えず「マシンを仕上げる」という大目標は達成できたので、ワタクシとしては大いに満足できた走りの1年だったのである。まぁ欲を言えば「機械式LSD入れるなりしてもう少しデフの効きを良くすればタイム上がるかも」とか「サスアームを改造してもっとキャンバー付けれるようになれば更に速くなるかも」ってのもあるのだが、ソレは今の状態でタイムを詰め切れるようになってから考えても遅くはないと思うのである。来年も今年同様、目標を以ってシッカリと走り込みたい。そう決心した今日この頃であった。