アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

HATEBREEDER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人生は、片手に幸福の黄金の冠を持ち、片手には苦痛の鉄の冠を持っている。人生に愛されたものは、この二つの冠を同時に渡されるのだ」

By ケー・エレン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*予定調和の玉虫色

 先日ネタにした相撲の八百長問題であるが、まぁある意味予想通りっちゃ予想通りの展開である┐(´-`)┌とりあえず世間体があるから春場所だけは中止にする。問題は最初に名乗り出た力士数名だけの”単独犯”という事にしておいて、あとは有耶無耶にしてお終い。ファン離れ?ソレは心配御無用。若いファンはハナっから大相撲なんぞ見やしないし、コアなファンは元相撲関係者である某マンガ家が言ったように「八百長があるのは昔っから知っていたけど、ソレをわざわざ指摘するのはヤボだったから」の認識で一致している→夏場所から再開できれば今まで通りって話である。


 よーするに、相撲協会が今やってることって、ただ単なる時間稼ぎである。あともう暫くすれば小沢一郎が起訴&民主党から除名されるかも知れない→世間は自ずと「八百長問題?何ソレ美味いの?」になるから、ソレまでの時間稼ぎである(笑)少しでも脳ミソのトルクがあるヤツなら「今は何とかなっても、深刻なファン離れを起こしてしまった今、20〜30年後の相撲界はどうなるんだろうか(;´Д`)」って考えるモンであるが、どうやら一般的な日本人はそうは考えていないみたいである。実害さえなければ、物事は曖昧のままにしておくのが一番良い。コレが一般的な日本人の思想である。


*雨降って土砂崩れ

 日本は狭い上に島国である。一度問題を起こして徹底的に憎しみ合う事になったら、逃げる場所は何処にも無い→自ずとどちらか一方が全滅するまで延々と戦い続ける羽目になる。負けた方が絶滅するのもそうであるが、勝った方も多大な犠牲を強いられる。だから昔の日本人たちは戦わない事を学んだんじゃないかとワタクシは思うのである。分かりやすい例がアフガン戦争とイラク戦争である。タリバンフセイン政権を倒したのは良いが、倒れたことにより今までタリバンフセインによって強引に押さえ込まれていた問題が一気に噴出してカオス状態に突入。あとはロンマニアの皆様がニュースなどで知る通りである。


 そーゆー思想自体が悪いと言ってるワケではない。ワタクシだって「雨降って地固まる」を信じていたが、実際は雨が降ったら殆どが土砂崩れで終わる事を身を持って体験している(笑)問題は日本人が”物事には二面性がある。平和を望むのなら軍備をしなきゃいけない”って事を歴史から学ぶことなく、何時の間にかトントン拍子で世界第2位(もうすぐ3位になっちゃうけど^_^;)の経済大国にまでなっちゃった→平和主義の事なかれ主義が一番成功するっていう誤った確信を得てしまった点だと思うのである(;^_^A)相撲だけじゃなく政治も経済も何にしても、日本人は”事なかれ主義”に徹していれば今まで通りに自然と良くなると思い込んでいる。危険な傾向だとワタクシは思うのである。


*メッキの剥がれた王冠

 察しの良いクルマ系のロンマニアの方なら、サブタイでワタクシが何を言わんとしてるのかがお分かりかと思うが、乗れば乗るほどクラウンが嫌いになってゆくのである(;-"-)ワタクシは決してホルホルしているワケではないが(笑)R35ってクルマは乗れば乗るほど、その細部に至るまでの作り込みに気付き感心させられる→乗れば乗るほどにR35が好きになっていくのである。が、クラウンは全く逆である。クラウン(S182型)は乗れば乗るほど車格にそぐわないチャチな作り込みに気付かされる→乗れば乗るほどクラウンが嫌いになっていくのであるヽ(`Д´)ノ


 ハッキリ言おう、クラウンは高級車などではない。アレは単なる「大排気量&FRのカローラ」である(笑&本気)以前レンタカーとして借りていたカローラの乗り味を、そのまんま大型化したのがクラウンである。クルマを単なる”籠”と捉え、大名の移動手段としての快適なソレを求めるのであれば、クラウンは最高のクルマとも言えよう。が、ワタクシが求めてるのは”籠”ではなくて”馬”である。カウボーイや騎士が”己の分身”として捉えているソレである。外車と日本車の大きな違いは正にコレなのである。日本車は基本的に”籠”であるが、外車は基本的に”馬”なのである。しかもソレは高級車に限った話ではない。


*ヨタ足の魅力

 豪華そうに見えて実は安っぽいインテリア。高級車なのに標準装備じゃないHID、ムダの塊である全電動テレスコなんかもそうであるが、一番ダメなのは何と言っても足回り。俗に言う「ヨタ足」ってヤツである。最初はカローラとかその辺りだけの話かと思ったが、何とトヨタブランド最高級車であるクラウンまでもがヨタ足なのである( ̄Д ̄;)ステアリングやケツから全く伝わってこないロードインフォメーション。操作に対しリニアに反応しないハンドリング。ちょっとしたコーナリングでロールする軟いスプリング。段差を乗り越えた時モロにボロを出す粘らないショック。下級車と全く同じカックンブレーキ。兎に角全てが最悪である。次レンタカーを借りる機会があったら、トヨタ車だけは絶対勘弁と決意を堅くしたのは言うまでもなるまい(笑)


 電動テレスコだとかセンターコンソールの便利機能だとか、そんな下らない機能にカネ割くんだったら足回りにカネ割けって話であるヽ(`Д´)ノまぁ、ソコんトコ求める顧客にはクラウンアスリートを用意してあるのであるが、ココまで徹底されると信用出来ないって話である(笑)コレはあくまでワタクシの勝手な想像であるが・・・

ただ揺れが少なくて快適なだけの走って酷い足回りにする

ソレで飛ばそうとしても、ロードインフォメーションが来ないから怖くなる

しかもカックンブレーキ→いざと言う時のブレーキコントロールも不安

そーなると自ずと飛ばさなくなる

飛ばさなければ、その分安全度が増す

結果、事故は減る

世間一般に「トヨタ車は安全」とアピールできる

(゚д゚)ウマー

・・・・というトヨタの陰謀なんじゃないかと勘ぐってるのである(笑)でも「ロードインフォメーションが伝わらないのが怖い」って言うのは、そーゆークルマに乗った事があるからこそいえる言葉である→免許取ってからトヨタ車しか乗ってない人には、そもそもその概念が無いって話でもある。ンでもって、日本にあるクルマの5割前後がトヨタ車→このヨタ足はデファクトスタンダードと化しちゃってるわけである┐( -"-)┌だからアクセルベタ踏み&ブレーキドカ踏みという悪癖が生まれ、結果”トリックマスター”は掘られる必要のないカマを掘られたのである(爆)やっぱクルマは”籠”ではなく”馬”であるべきだと確信した今日この頃であった。