ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「男は美貌ではない、というのならば分からないでもないが、男は顔形ではない、とは言えないのではないか」
By 塩野七生
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*She is back!
ディーラーに預けること2週間半、よーやく我が愛車が修理から帰ってきたのである\(T∀T)/軽くてレスポンスの良いアクセル、重いけどリニアに効くブレーキ、各種操作に間を置かず反応してくれるハンドリング、ロードインフォメーションを的確に伝えてくれる&高速走行時に安心感を与えてくれる足回り。前輪の動きをシッカリ伝えてくれる&程好くクイックで手応えのあるステアリング。代車のクラウン・ロイヤルサルーンが余りにもアレだったので、復活したときのワタクシの感動がどれほどかがお分かり頂けると思う(笑)古人曰く「いつかはクラウン」らしいのであるが、ワタクシにその”何時か”はもう二度と来なくて結構である(爆)
聞いた話、やはりリアセクションは結構内部がやられてたようなのである(^_^;)バンパーは樹脂→ぶつかってもすぐ復元するからパッと見分かり難いが、バンパー開けてみたらフレーム&その奥まで曲がっていた→だから修理に2週間以上もかかっちゃったってワケなのである。さて、あとは本来の予定に戻るとしよう。前回のFSWで消耗したリアブレーキパッド&劣化してるであろうブレーキフルードも交換して、ついでにエンジンオイルも交換するとしよう。そうそう、やっぱ前回走ってみて前輪のキャンバーが付きすぎていたことが判明したので、アライメントもついでに・・・・また出費が嵩んでいくし(´・ω・`)
*愛着と風評
このR35というクルマにどんだけカネを吸い取られても、どんだけ使い勝手の悪さに四苦八苦したとしても、何故だか「降りよう」って考えた事は1ミリ秒もないから不思議。ソレどころか「如何に車検を安く通して、その後のチューニングプランにカネを回せるか」とか考えてるんだから始末に終えない(笑)何故ソコまでするのかと問われたら「最初の試乗で一目惚れして、その後も乗れば乗るほど好きになっちゃうんだから仕方がない」としか答えようがないのである(爆)車両価格もそうだけど維持費が高い?重過ぎる?日本じゃ思う存分踏めない?弄って楽しめない?ンなモン、ワタクシ的に答えれば「クソ喰らえ」ってトコである(核爆)
一部で「インプレッサの黒歴史」とも言われている【丸目インプ】のオーナーもそんな感じで乗っていたんじゃないかと思うのである。丸目インプ(”元”含む)オーナーのロンマニアの方には大変申し訳ないのであるが、ワタクシもあのデザインは生理的にダメである(笑)最高の走りをすることは元GDBオーナーとしては承知の上なのであるが、やっぱアレを自宅に置いて毎日眺めるのは耐えられないのである(爆)クルマは見た目じゃなく走りだと言う人もいるが、もしその通りならピニンファリーナもジウジアーロもとっくの昔に廃業してるって話である(核爆)クルマにとって、デザインとはソレまでに重要なのである。
もしもこの丸目インプのデザインを心底気に入った、またはその走りにトコトン魅了されて買ったのなら、周りが何と言おうと「いやぁ、でも自分はこのデザインが好きなんだよねぇ(∀`*)ゞ」「確かにデザインはダメだ、でも走りは一級品だぜ( ̄ー+ ̄)」でお終い。丸目インプ(”元”含む)オーナーのロンマニアの方もそうしてるであろう。が、中にはそーでないヤツ等も少なからずいたりして、某クルマ雑誌の特集で「スバルの華麗なる失敗」って記事で丸目インプが「ヘンな顔」と紹介されていた事に対しスバヲタ連中が怒りのブログを上げている&恐らくオーナーと思われる賛同のコメントが沢山ついていたりするのである。
*元祖GC8伝説
ソレに対するワタクシの答えは上記にある通りである。愛着が自分の中で完結していれば、外野が何言おうと気にならないはずである。気になるって事は、つまり丸目インプを購入した動機の中に「外野の反応」が含まれているからである。丸目インプが登場したのが2001年。その当時は初代インプ(GC8型)がWRCで95年のダブルタイトル含む3連覇を成し遂げてスバルの名前を世界ラリー界に轟かせている真っ最中であり、ある意味インプレッサの全盛期だったワケである。そのGC8がフルモデルチェンジを迎えるのであるから、その当時のスバルファン達の期待は凄まじいモンだった事は想像に難くない。
そう、丸目インプ、つまりその当時2代目インプ前期型を求めた人ってのは、この「WRC直系のスーパーラリーマシン、スバル・インプレッサ」のイメージが強烈に焼き付いちゃってるのである。フツーだったら「デザインが自分に合うか」とか「デザインがどーでもよくなる程の走りなのか」を検証しながら選ぶのであるが、スバヲタにとっては「世界最強のラリーマシン。その復活となる新生2代目インプレッサ」のイメージだけでお腹一杯なのである(笑)連中はインプを手にすることで、その偉大なるスバルの一部となるのである。ンでもって「WRC直系のマシンを愛車に選ぶ俺って凄いでしょ(^^)」ってアピールしたいと思ってる→つまり外野の反応が購入の動機に含まれているのである。
*ラリーイメージと本当の自分
そう、雑誌に「ヘンな顔」と書かれて何故丸目オーナーのスバヲタがキレるのかといったら、本来連中が望んでいた「WRC直系のスーパーマシンに乗っている」「偉大なるスバルの一部」という事が評価されず、連中からしてみたら全くどうでもいいはずのルックスで叩かれたからキレているのである(笑)フツーの人は「クルマはクルマ、オーナーはオーナー」って分けて考えるし、ワタクシが前々から言ってるようにオタク趣味そのものが悪いのではなくオタク的メンタリティーに問題があるのである。ソレが分からないから「クルマをパワーアップさせてスーパーカーに近づければ皆も分かってくれるはず」って考え、ECUにアース加工をしてドヤ顔するのである(爆)
通信手段が回線電話ぐらいしかなかった昔だったら、この手のスバヲタ&キモヲタは孤立して分散されて自然淘汰されてた場合が多いのだが、今はインターネット&ケータイ全盛期である。自分の周りでは孤立していても、オフ会を仕掛ければ結構な数が集まってしまう。ンでもって数は力である。正論を言うと孤立してしまい、孤立するということは力を失う。こーやってデジュール上は言論の自由は保証されていても、デファクト上で緘口令が敷かれてしまう。何ちゅーか、こーゆー世論が作られるのを見る度に、人間というナマモノの難しさを痛感する今日この頃であった。