アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CANDY APPLE GREY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「言論の底には血が滲んでいる。そして、それを忘れた言論は、すぐ偽善と嘘に堕する」

By 三島由紀夫


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*新兵器投入

 全盛期と比べると明らかに回数は減った&かけるカネも大幅に減ったが、サバゲーは何らかんら言って続けているワタクシがいるのである。何ちゅーか、どんな形であれ身体を動かしていた方が良いと考えたのもそうであるが、やっぱ未だに8年前に初めてサバゲーやった時の楽しさが忘れられないのである( ̄〜 ̄)あの時の異様なまでの高揚感が忘れがたい&今はマンネリ化していても何時かはまた味わえるようになるんじゃないかという期待を持ってしまってるから、今回も新兵器を持参して参加する羽目になってしまうのである:

いざサバゲーでコレを使ってみると(実銃での話であるが)コレが次期アメリカ特殊作戦軍正式小銃選出を勝ち抜いた理由が良く分かるのである。兎に角使いやすいのである。M16&M4カービン系の使い勝手の良さや利点はそのままに更に発展させつつ、欠点という欠点を徹底的に潰してあるのである。サバゲーには最大1ジュールという出力規制があるため、銃の種類による性能の差というのは実は殆どない(ただし東京マルイ製のエアガンに限る)ため、銃の優劣は使い勝手の良さにより決まると言ってもいいのである。コレで今年度のワタクシの愛銃がケテーイしたのである。


*ワルがままに

 ワタクシのサバゲー熱が冷めてしまった理由としては「ソコに巣食うオタク(ナード)連中に嫌気が差した」のもそうであるが、最大の理由はやっぱ「クルマにのめり込むようになった」からであろう。兎に角1円でも多くクルマにカネを注ぎ込みたいから、その他の余計な出費を惜しむようになってしまったのである(^_^;)ンでもって、丁度その当時サバゲーはナード連中に嫌気が差していた事もあって、運悪く事業仕分けの対象になってしまったって話である(笑)とは言ったものの、実際はクルマに対しては思ったよりカネを使っていないので、ただ単に年食って億劫になってきただけだとも思われるが(爆)


 元々映画とかも余り観なかったのであるが、コレも拍車をかけて更に観なくなってしまってるのである(^_^;)とは言っても気になる作品は時折出るので、そーゆー場合は稀にDVDだって買うのである:

極悪レミー OVERKILL EDITION(初回限定生産) [DVD]

極悪レミー OVERKILL EDITION(初回限定生産) [DVD]

ロックンロール界伝説の男、モーターヘッドレミー・キルミスターに3年間密着取材したドキュメンタリー映画である。事実虚構含め【様々な伝説が語られているレミーを公私共に取材することにより、今まで語られることの無かった側面にスポットライトを当てていこうという作品である:

この映画観てみると、何故レミーが伝説の男に成り得たのかが良く分かるのである。ただ単に破天荒で波乱万丈な人生を送ったロックンローラーなんて星の数ほどいる。でもソイツ等の全員が全員、ロックンロール史に名前を残すワケではない。では、そーゆー連中とレミーの何がどう違うのであろうか。


*簡単なようで難しい自己肯定

 種明かしをすれば「レミーはトコトン自分が大好き」なのである(笑)自分の異常性や世間とのズレをハッキリと認識し受け入れて、自分の行動や嗜好に明確な哲学を持ち、責任もって自分のやり方を貫く覚悟があるのである。よーするにレミーは自己肯定の権化なのであり、コレが歴史に残らないロックンローラーとの違いなのである。連中はロックンロールを謳いながらも、本心では世間や社会に認められたがっているのである。そしてソレが叶わないから世の中に中指おっ立てる曲を歌い、ドラッグやアルコールでテメェの身を滅ぼすのである。言っちゃアレだが、ネガティヴなオーラを放ってるヤツを好きになれっちゅーのはムリな注文である。


 勿論、誰だって自分に正直に生きたいに決まってるのである。が、マジで孤立することを恐れてしまうがゆえ、結局は何らかの形で”妥協”してしまう。ンでもって、その”妥協”した連中が、自分に正直に生きようとするヤツを嫉妬して足を引っ張るという悪循環が生じるのである。そんな中、レミーは堂々と自分を貫いているのである・・・

孤立上等で我が道を行く

その結果、誰も辿り着けなかった境地へ到達する

その勇気と業績が大いに称えられ、世間で認められる

ソレを得たことにより、自分自身を肯定できるようになる

自分のやり方に自信が持てたため、更に孤立上等で我が道を行く

以後繰り返し

(゚д゚)ウマー

・・・という感じの好循環を繰り返して、レミーは今の”自分大好き”スタイルを築いているのである。音楽性、ライフスタイル、人生哲学、恋愛観など、レミーの場合何から何までオリジナルなのである。無論、ソレを得るために犠牲にしてきたものや失ったもの、受けた苦痛も常人のソレを遥かに超えている事は想像に難くないし、実際映画の中のレミーの表情にシッカリ刻まれていたりする。その並大抵でない試練に打ち勝った勇気と根気があるからこそ、レミーは世界中の多くの人から愛されるんだとワタクシは思うのである。


 何ちゅーか、ワタクシにはこの映画作ったカントクの気持ちが分からんでもないのである。アメリカで言うとリーマン始めウォール街連中、日本だと今流行り(?)の東電や民主党の連中みたいに、今の世の中、ロックしてない大人が多過ぎるのである(-_-;)哲学も矜持もへったくれも無く、自分が得して法律上罪に問われなければソレで良し。そんなカッコ悪い大人が兎に角多過ぎるのである。だからこそ今の世の中には孤立を恐れず自分の信念を貫くロックンロールの精神が必要なんだ。そーゆーメッセージを発してるんじゃないかなとワタクシは思うのである。さて、シッカリと休養しないとロックしたくても出来ないので(笑)そろそろ終わるに限る今日この頃であった。