ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「外見を飾りたてるヒマがあれば、その時間に本を読んだり、人と出会ったりしなさい。出会いの数だけ自分が大きくなる、磨かれる」
Ｂｙ 逸見政孝
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊トレポンって何ですか？
クルマに詳しくない人は大概こう言う。「ニッポンには速度制限があって、ニッポン車と比べ信頼性も劣るのに、何でクルマ好きはベンツだとかフェラーリだとかを欲しがるのか」と。ソレに対しクルマ好きのワタクシはこう答える。「時速１００ｋｍまでしか出せなくても、ソコに到達するまでの速さが違う、安定感が違う。フツーに街乗りしてても気持ち良さが違う、乗り心地が違う。その違いはニッポン車ではほぼ絶対に得られない。だからベンツやフェラーリに乗る」と。先日ワタクシがネタにした【トレーニングウェポン（以後トレポン）】の魅力を一言で語ると、つまりそーゆー事である。正直な話、サバゲーで勝つだけだったら東京マルイ製の電動ガンで十中八九事足りる。でもって、サバゲーは８割以上が銃の性能外のトコで勝負が決まる→ぶっちゃけた話、観賞用やお座敷シューティングなら兎も角、サバゲーじゃ９９％の人が必要としないと言っても過言ではないのである。
もうココまで書けば、ワタクシの言いたい事は分かって頂けると思うのである。テニスボール大でなくピンポン玉大の集弾性を求める人、実銃に限りなく近い剛性や質感を好む人、マスプロダクトでは得られない「自分だけの一丁」を求める人、実銃同様のセミオートのキレに拘る人等々。トレポンってのは、自分の理想に妥協できない１％の人々のためのエアガンなのである。でもってワタクシが通ってる茨城県の某サバゲーフィールドってのは、その１％の人々の溜まり場だったりするのである（笑）そんなトコで常連やってるワタクシであるから「トレポン購入を薦められた事は無い」とか言おうモンなら、閻魔大王に舌どころかケツの穴まで引っこ抜かれるであろう（爆）今回はそのフィールド仲間と共にトレポンのメッカである【ＭＯＶＥさん】行ってきたってワケである。
サバゲー＆エアガン属性の無いロンマニアの方々に説明するとしよう。東京マルイ製の電動ガンは旧世代で３〜４諭吉、次世代で５〜６諭吉である。勿論どノーマルのままサバゲーで使えて、１０万発メンテフリーという優れモンである。ソレに対してトレポンは基本キットで１８諭吉である。この時点でもう３〜４倍以上の値段差なのであるが、本番はコレからである（笑＆実話）コレ買うヤツはマニア以外の何物でもないので、当然実銃同様にアクセサリー類（殆どが実銃用）を各種組むのである。ピカニティレール、フラッシュハイダー、光学サイト、トリガーガード、カスタムグリップ、カスタムストック等々。値段が張るのは本体もそうであるが、実銃用アクセサリーの方がソレ以上なのである。因みにワタクシの希望で見積もり取ったら、価格は何と本体だけで４３諭吉（爆）コレに【実物光学サイト各種】などを更にオーダーしたら、どうなるかは想像にお任せする（核爆）
＊こだわりの質
こう言うとホルホルしてるように聞こえるからアレだけど、ワタクシはカネが無いワケではない。寧ろ逆であり、どんな仕様＆どんなオプションを盛ったって、一括払い上等である。でも期待していた（特にサバゲー＆ミリタリー属性のある）ロンマニアの方々残念な話であるが（笑）今回は購入を見送らせてもらう事にしたのである。一つ目の理由は「コレ欲しい！絶対欲しい！そのためなら生活だって犠牲にする！」って気持ちになれなかった事である。ワタクシの経験上、そーゆー気持ちにならないで買ったモンに当たりがあった試しがないからである。少しでも躊躇うって事は、やっぱワタクシ的に納得できない”何か”があるからなのである。二つ目の理由は「ワタクシには病的なこだわり癖があるから」であり、寧ろこっちの方が理由として一番大きいかも知れないのである。
巷では「アスペルガーの人達はこだわりが強い」と言われているが、アスペルガー当事者であるワタクシの意見はちょっと違うのである。こだわりが強い人なら健常者にも大勢いるけど、ソレがそのまま人間関係構築の大変さや社会適応の困難さには直結せず、寧ろ逆に人間関係の潤滑油になっていたりするのである。じゃあアスペのこだわりってどんなのかというと：
×アスペの人はこだわりが強い
○アスペの人はこだわりが病的
というのがワタクシの実体験を基にした考えである。アスペの人間ってのはフツーの人が考え付かないような事に過剰なまでの執着し、ソレが成されなければ絶対に満足し得ないのである。分かり易く言えば「○○が良いから」ではなく「○○じゃなきゃダメだから」が執着する理由であり、成されなければ「○○が成されなかった故のデメリットがイヤ」なのではなく「○○が成されなかった事自体にストレスを感じる」のである。
ワタクシが今のクルマに乗り換えて以来、次世代電動ガンをメインにして以来、改造やカスタマイズという行為を可能な限り避けているのは、つまりこーゆー理由である。何かのキッカケでクルマなり何なりを弄り始めたら、行けるトコまで行きつかなければ絶対満足できないからである。そしてソレを中途半端にしておくって事は、小骨が喉に刺さる以上に気持ちが悪い事なのである。アスペの場合、ソコに理屈なんて存在しないのである。タバコを吸う人が「タバコが気持ち良いから吸ってる」のではなく「吸わないと気持ち悪いから吸ってる」のと同様の理由で、ワタクシの場合は「完璧なモンを作り上げる喜び」よりも「完璧でない事の不快感」を拭うために弄り続けてるって感じである(￣〜￣;)ソレで一度酷い目に合ったんで、今のワタクシは弄るのを我慢してる＆完璧をモノでなく自分に押し付けているって感じなのである。
＊アスペのサバゲー
つまりワタクシはこだわりが無いからトレポンを買わなかったのではなく、こだわりが強過ぎるからこそ買わなかったのである。買ったら確実にハマるだろうし、ハマったら確実に止まらなくなる。でもって止まらなくなって色んな意味で酷い目に合ったり、病的なこだわりのせいで周囲から変人扱いされた事も１度や２度ではない。ワタクシも一時期サバゲーに異様にハマってた時期があり、その頃はアレコレ買いまくってた＆弄りまくってたりしたのである。でもある日を境に、ソレをピッタリと止めてしまったのである。その理由は「何処まで突き詰めても人間関係が構築できなかった」である。趣味人同士で絆を深めて、互いに刺激し合い高め合う。趣味人ならば誰もが楽しんでる事である。でもワタクシはソレが全然出来ず、長年常連として通っていたフィールドでも和から外れて蚊帳の外。そんなんで今までやってきた事が全て否定されたように感じたため、サバゲーやるモチベーションが一時無くなってしまったって話である。
ワタクシにトレポンを薦めた人曰く「トレポンを所有する事で、今まで交わらなかったレベルの高い人とも交われるようになる」というが、その言葉を素直に受け取れないってのが第三の理由である。自慢出来る事ではないが、ワタクシは生まれてから今に至るまで、人の和の中に上手く入った記憶が無い。正直な事言うと、今通ってるフィールドですら、ワタクシが周囲と上手く交わってるという実感が無い。ソレをトレポンを所有するだけで何とかなるのかって話である。トレポンを手に入れて、そういう人達と触れ合う機会を得たとしても、アスペなワタクシは相変わらず人の気持ちが分からない＆人に気持ちを伝える方法を知らないから、結局何も変わらないであろう。アスペでないロンマニアの方々には理解し難い感情であろうが、ワタクシは物心ついたころからずっとそんな感じで今までやって来ているのである。
だからと言って「じゃあトレポンが欲しくないのか？」と問われたら、答えは「ノー」である（笑）やっぱエアガンは好きだから、究極のエアガンに興味が無いといえばウソになる。ただ買うとしたら、次の条件付きでである：
- 値段は多少高くても良いから、９９％以上納得できる仕様である事
- ９９％以上納得できないのなら買わない
- 一度購入したら、メンテと修理を除いて原則ソレ以上手を加えない
- ソレで上手く行かないのなら、道具ではなく自分のせいにする
取り敢えずこの条件をワタクシ自身に課すことで、余計な泥沼に首を突っ込まないで済むからである。丁度R35を購入した時と同じ理由である。モノに原因を求めるから何時まで経っても堂々巡りするのだから、ソレを全て自分自身に向ける。途中から自分でも何書いてるかワケ分かんなくなってきたので（笑）さっさと寝るに限る今日この頃であった。
