アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MASTERS OF MORAL - SERVANTS OF SIN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「私には溶け込もうという強い意志がありました。それまで、さまざまな国で生活し、まったく異なる文化を経験していましたが、どこにいた時にも、常にその国に同化したいと思っていました。どこに行っても、私は単なる旅行者でいようとは思いませんでした。入植者でもなければ、移民でもない。その国の人になろうとしたのです」

By カルロス・ゴーン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*青襟よりも白襟

 シンガポール建国の父であるリー・クアンユー元首相曰く【ニッポンみたいに移民を拒むと全てが無になる】んだそうである。リアルのワタクシをご存じのロンマニアの方ならば、ワタクシがニッポンの移民問題についてどう考えるかは見当ついてるだろうと思うがご存じで無い方のために新たに言うとしよう。ワタクシは移民賛成派である。歴史の教科書を見れば分かる事だが、ニッポンという国は自国だけで平和にやってるよりも、海外から”刺激”を受けた方が色々成長するからである。今のニッポンのありとあらゆる停滞や衰退の原因は何か?平和で安定し過ぎてるあまり緊張感が無くなって、そのまんまズルズル地力が衰えてしまったからである。その停滞感を打ち破るために、新しい考えと不足していた”刺激”を取り込むために移民政策が必要だっちゅーのがワタクシの考えである。


 ただしワタクシの場合は「ホワイトカラーに限る」のであり、ブルーカラーは残念だけど今まで通りである。欧州などで「移民政策は失敗だ」という声があちらこちらから上がっているのは、つまりそーゆー事である。こう言っちゃアレなのであるが、ブルーカラーが移民する理由の殆どは「カネ」である。カネを稼ぐためだけにその国へ来たのだから、その国を好きである必要もなけりゃ、その国の文化に溶け込む必要もない。好きでも無い国にカネのためだけに移り住んでるんだから、そりゃ移民のストレスもハンパないはずである。でもって移り住んだ先の人々も、自分達と仲良くなるつもりの無い人々を好きになれるワケなんてない。こんだけでっかい火種を抱えてるんだから、そりゃ衝突やら軋轢を起こすなっちゅーのがムリな話である。だからワタクシはブルーカラーの積極的な受け入れには反対するのである。


 故にワタクシはホワイトカラー限定の積極的な移民を推奨するのである。ホワイトカラーには学問と教養があるから仕事にもマジメに取り組むだろうし、その国の文化を知って取り込もうとするから、余計なトラブルを起こす可能性も低いからである。そうする事で移民の本来の意味である「異文化交流」「互いを”刺激”し合ってイノベーションを生み出す」をデメリット最小で得られるようになるのである。だから規制を緩和して外国企業がニッポンでより商売しやすいようにして、企業と共にホワイトカラー移民も多いに受け入れるのである。そんな事したらニッポン人ホワイトカラーの仕事が奪われる?ニッポンに仕事が無いんだったら、ニッポン人も積極的に海外へ移民すればおkである(笑)そうやって外国人とニッポン人がニッポンを盛んに出たり入ったりすれば社会に流動性が生まれ、ソレがダイナミズムとイノベーションを生み出すのである。


*デートと生徒会とディーゼルエンジン

 こんな事書くと「もし外国人を積極的に受け入れて、何かあったらどうするつもりなんだ?」って問われそうだが、ソレに対しワタクシは「じゃあお前は墜落事故を恐れて飛行機に乗らないのか?」と問い返すとしよう。進歩のためには、どんな形であろうともある程度のトライアル&エラーがあって当たり前である。さて、堅い話はワタクシの性に合わないので(笑)ちょっと話を変えよう。本屋行ってきたら面白いモンが幾つか見つかったので、そちらの話である:

今月はディーゼルエンジンの特集である。かつては「重い、五月蠅い、汚い」が代名詞で、トラックなどの大型車両を除いて敬遠されていたディーゼルが、如何にして一般乗用車の領域まで踏み込めるまでに進化して、そして今後どういう方向に行こうかという話である。その最新ディーゼルについての各種最新技術の話をしてるのだけど、ワタクシはディーゼルに今現在興味は無いんでパス(笑)新型アテンザディーゼルMTは乗ってみたいんだけど、ワタクシの界隈に試乗車が無いのである(^_^;)


最近電子書籍化の流れが顕著であるが、その中で最も活発なジャンルがラノベなのではないであろうか。例えば【角川BookWalker】とか見ていると、ラノベに限らず最近の作品は発売と同時に電子書籍版が出てるのである。ホントはコレも電子書籍で良かったのであるが、従来のシリーズを全部紙の書籍で揃えていたので、どうせなら最後まで紙で揃えちゃえって感じである。イラストとギャグが秀逸だった「生徒会の一存」シリーズも、コレの次で最後かと思うと寂しい限りである(´・ω・`)


デート・ア・ライブ7  美九トゥルース (富士見ファンタジア文庫)

デート・ア・ライブ7 美九トゥルース (富士見ファンタジア文庫)

コレも上記2冊と同じ理由で、最初の1冊目が紙書籍だったから、ずっと紙書籍のまま集めてるって感じである。最初は「イラスト良ければ全て良し」で読み始めたコレだけど(笑)読んでみたら文章も良かったんで、そのまんま今に至ってるってワケである。話のテンポが良くて、ギャグも上手くて、ストーリーの風呂敷を折り畳みするタイミングも絶妙で、ボキャブラリーも思いの外豊富。ソレに良いイラストが加われば、そりゃ売れるはずである。


 冒頭の話にも多少繋がるが、やっぱニッポンには外国成分が足りな過ぎると思うのである。でもってワタクシが見る限り、ニッポン人の外国アレルギーって「取り入れたけどダメだった」ではなくて、単純に「食わず嫌い」ってのが少なくないと思うのである。原因は色々言われているが、ワタクシはニッポン語にあるんじゃないかなと思ってる。ニッポン語ってのは非常に特殊な言語で、似たような言語(例えばインドネシア語とマレー語みたいに)が無く、ニッポン以外で使ってる国(パラオが第二公用語にしてるけど、デファクト上使ってないのでパス)が無い。だから情報が外から入り難いし、内側から外へも情報が出難い。だからニッポン人はニッポン人だけで固まっちゃうし、ニッポン製品を無条件に選んじゃうし、外国に対し食わず嫌いを起こす。もしも子供が出来たら、まず最初に行かせる習い事は英会話。子供どころか彼女も居ないが(笑)そう固く誓った今日この頃であった。