アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SOUNDTRACK TO YOUR ESCAPE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「交渉における自分の主張とは、譲歩できるものと、絶対出来ないものの。二つに一つしかないということだ。言い換えれば、事前に自分の主張をその二種類に分別し、交渉に臨む必要がある」

By 橋下徹


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*アニヲタの憂鬱

 まぁ、予想通りっちゃ予想通りだが【案の定和田アキ子は平野綾を知らなかった】みたいである。詳しくは動画があるので、此方をごらんアレ:

結論から言うと、こりゃ和田アキ子の反応が至極当然である。批判者の中には「和田アキ子は失礼だ」とか「平野綾と比べて、和田アキ子はどれだけ売れてるんだ?」というのがあるが、そもそもこの番組は「そもそも和田アキ子はそういうキャラなんだ」で成り立ってる番組である。視聴者もスタッフもソレを分かった上でやってるのである。ココで和田アキ子が謙虚で物静かな人格者になろうもんなら、ソレこそ大事件である(笑)


 もう一つは言うまでもないが、平野やハルヒ知名度は所詮この程度ってことである。考えてみてほしいのである。手塚治虫宮崎駿とその作品が認められるようになるために、一体どれだけの年数と労力を要したであろうか。ソレこそ何十年という時間をかけて、数多くの”永遠の名作”と呼ばれる作品を出して。ソレを観て感銘を受けて大きくなった子供たちが社会の中枢に立つようになって、ようやくである。よーするに「作品が売れている」ということと「世の中に広く認められている」とはまた別問題なのである。平野綾には前者はあるが後者がなく、和田アキ子には前者はないが後者がある。その違いなのである。


*耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び

 オタク連中が憤慨する理由が正にソレであろう。水樹奈々が紅白出たときもそうだったけど、連中にとって「声優や作品といったオタクカルチャーが一般の場に出るようになる」という事は「(間接的にだが)自分たちの存在を一般的世間に認めてもらった」に等しいことなのである。そーやって良い夢見てる最中に、この番組を通して「コレが現実だ、目を覚ませ」ってな具合に冷や水をブッ掛けられたんだから、そりゃ不機嫌になるはずである(笑)もっとも、オタク連中が世間に認めてもらえないのはまた別に理由があるのであるが、ソレはまた別の機会にでも。


 てゆーか、オタク的文化なんて所詮そんなモンなのではないであろうか。周りからは理解されないのを承知の上で好きになり、声を大にせず自分(&理解のある人)だけでヒッソリ楽しむ。知名度が上がったら上がったで嬉しいけど、上がらなくったって別に構わない。ワタクシが趣味関係のレビューを挙げる理由も正にそれである。何ちゅーか「ワタクシはこういうのが好きだ」って言ってるだけの事である。ロンマニアの皆様が同じモンを好きだった&好きになってくれたら嬉しいけど、そうでなくったってワタクシは別に気にしないのである:

一夜入魂!パーティー・オール・ナイトEP

一夜入魂!パーティー・オール・ナイトEP

  • アーティスト:アンドリューW.K.
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2011/04/13
  • メディア: CD

アンドリューW.K.の実に4年振りとなるオリジナル楽曲である。デビューアルバムが余りにも神過ぎてその後が(相対的に)パッとせず、そのお陰で一気に人気が冷めてしまったアンドリューW.K.であるが、今回こうしてデビュー時のようにパーティー節全開で来たのである。ではアルバムより”一夜入魂!パーティー・オール・ナイト”

デビューアルバムからもう10年。流石に10年前と同じモンを要求するほどワタクシも無粋ではないつもりである。10年も月日が流れれば、そりゃ音楽志向も変わるはずである。とりあえず夏にはフルアルバムが出るのであるが、そっちも楽しみである。

Streetcleaner: Deluxe

Streetcleaner: Deluxe

  • アーティスト:Godflesh
  • 出版社/メーカー: Edge J26181
  • 発売日: 2011/03/11
  • メディア: CD

マニアックなロンマニアの方は少なくないと思うのであるが、その中で果たしてゴッドフレッシュを知ってる人が何人いるのであろうか(笑)多分誰も興味ないと思うが、アルバムより"Streetcleaner"

インダストリアルって妙な味わいがあるのである。何ちゅーか、渋滞にハマった時にカーステレオでまったりと聞き流したくなる音楽。そんな感じである(笑)


*趣味のレゾン・デトール

 オタク的であろうがなかろうが、趣味って基本的に自分(&同じように好きな人達と)で楽しめればソレで良いとワタクシは思うのである。趣味ってのはあくまでその人を知る手段であり、一番肝心なのは趣味でなく人自身。ぶっちゃけた話、人としての波長が合えば趣味なんて関係ないというのがワタクシの見解である。現にワタクシがプライベートで仲良くしてる人ってのは、趣味が全然合わない人の方が圧倒的に多い。てゆーか、趣味が全く違うからこそ、お互いへの好奇心で話が逆に弾むのである。ンでもって、トラブルが起きるのは、むしろ同じ趣味同士の人だったりする(笑)


 ところが今のオタク的コミュニティーってのは、もう殆どが趣味の傾向同士の付き合いになっちゃってるのである。同じ趣味や方向性の人と出会って、ネットやオフ会でも話題は専ら趣味に関するネタばかり。趣味とオーナーの人間性は本来別枠なはずなのであるが、何時の間にか「趣味の中身=オーナーの人間性」ってなっちゃっている。だから皆が皆必要以上に目立とうとするし、趣味を否定されると自身のレゾン・デトールを否定されたかのように怒り出す。さて、コレ以上喋ると折角のネタを使い切ってしまいかねないので(笑)さっさと終えるに限る今日この頃であった。