アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SLAP-HAPPY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人生は不思議なもので、同じような考え方、趣味、気質の人間が自然と寄り集まってきます。これを類友の法則といいます。その人の付き合っている人を見れば、その人がわかります」

By ジョセフ・マーフィー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*林檎の季節

 ワタクシのiPhone6も使い始めてからもうすぐ2年。別に使おうと思えばまだまだ使えるのだが、問題はバッテリーである。機械に詳しいロンマニアの方ならご存知かと思われるが、バッテリーってのは放電と充電を繰り返す内にドンドン劣化していくモンなのである。でもってiPhoneのソレの耐久性が満充電400回分らしいから、頻繁に使用してると1年半ぐらいから劣化が始まってきて、ワタクシの場合は1日持たなくなってしまうのである(;´Д`)だからスマホは2年毎に買い替えるのがワタクシのジャスティスである(笑)でもって【今月7日にはアップルの新製品発表会】で、多分その時にiPhone7が発表されるだろうから、当然予約を入れる次第である。



 でもって、大きな問題が一つあるのである。ソレは「大きい方と小さい方、果たしてどっちにすべきか」という事である。色はゴールド、容量は256GBというのは既に決めているのであるが、サイズは4.7インチか5.5インチかでまだ悩んでる最中なのである。今持ってる6は4.7インチのソレで、ソレにした理由は「片手で操作し易いように」だったのであるが、4.7でも片手じゃちょっと大き過ぎるのである(^_^;)つまり何をどうやっても片手に収まらないのであれば、いっその事5.5で良いんじゃないかと思ったワケである。機能的にも+αがあるのもそうだけど、デカい方がバッテリーも大きいから、2年後を考えるとその方が持ちがマシになるんじゃないかと思ったのである。


*趣味のヒエラルキー

 話は変わって、ワタクシが言うのもアレであるが、発達障害当事者にはアニメや鉄道が好きな人が実に多いのである。フツーの人のコミュニティーじゃ滅多に見られないこの類の人種も、発達当事者会とかに行けば余裕で4人か5人は見つかる(笑&実話)だからこそ【アニメやアイドルを前に押し出した生活介護施設】が誕生したのだと思うのである。でもって何故当事者がアニメやアイドルや鉄道などを好むかをワタクシなりに考えてみたところ、ワタクシの結論は以下の通りである。ソレは「他人との関わり合いやチームワークを必要とする事が無く、楽しむために自身の能力やセンスを要せず、且つ比較的低価格で楽しめるから」という事である。アニメやアイドルや鉄道を楽しむのは実に簡単、ただ座って観てるだけだからである。


 でもってコレって良く考えてみたら、他の趣味にも当てはまる希ガスのである。世間には「良い趣味」「悪い趣味」「優れた趣味」「劣ってる趣味」なるモンがあるが、ソコの線引きは何処にあるのかと以前から思っていたのだが、コレがその線引きなのである:

  • 他人との関わり合いがどれだけ多くて深いか
  • 自身の身体能力や頭脳やセンスをどれだけ必要とするか
  • その趣味を行うためにどれだけ費用がかかるか

この3項目が、趣味の格付けを決める要素だと思うのである。例えばアメリカじゃアメフト部がスクールカースト上位に来るが、その理由が良く分かるのである。アメフトは敵味方のフォーメーションを瞬時に判断して咄嗟の機転を利かせる必要があり、プレイするためには相当な筋力と走力が必要となり、器具やトレーニングにかかる費用も少なくない。つまり「アメフトをバリバリやってるヤツ=マッチョで俊足な上に頭も回って経済力もある」って意味だから、そりゃクラスでも人気者になる筈である。


 アメフトに限らずスポーツ全般が良い趣味とされるのは、つまりそういう事なのである。絵画や音楽は描いたり演奏したりするのは勿論の事、観賞するためには理解力とセンスが必要だから、コレも”良い趣味”である。クルマやバイクは私情が入ってアレなのだが(笑)嗜むためにはカネがかかる→カネを稼ぐための能力があるって事だから、コレも一応”良い趣味”である。つまりその趣味のバックグラウンドとしてその人物の素性があり、良い趣味優れた趣味してる→高スペックな人物→人気者になれるって事である。だから実はアニメやゲームやマンガが好きでも、ワタクシは絶対に「趣味はアニメやゲームやマンガです」と公にはしないのである(爆)もし「趣味は?」と訊かれたら「クルマ及びモータースポーツ」と答えてる次第である。


類友の法則

 だから巷で良く「○×オタが問題起こした云々」ってのも、コレと関連があるんじゃないかと思うのである。問題を起こすようなオタクが多い趣味ってのは大概要求スペックの低い趣味であり、ソレしか出来ないような低スペックなヤツが集まってくるワケである。でもって低スペックなヤツってのは社会常識が無かったり社会を恨んでいたりする場合も多くなるから、そういう問題も起こり易くなるってワケである。ワタクシ自身もオタクだけど、オタクのコミュニティーから距離を置くようにしたり、オタク趣味を実名では公表しない理由がコレである。ワタクシも低スペックな趣味は幾つかあるが、ソレ等は誰にも言わず独りでコッソリ楽しむ事にしてる次第である。


 こう書くと「差別ガー」とか言われちゃうんだろうけど、でもソレに対しワタクシは「世の中、基本的に差別と偏見で回っていますけど、何か問題でも?」と答える次第である(笑)ハッキリ言うが、世の中から差別と偏見を完全に無くす事など不可能なのである。無くす事は出来ないけど、ソレに晒されるのを防いだり、ソレを逆手にとる事は出来る。だからワタクシはそうしてる次第である。無論、差別と偏見を無くすために戦う事をワタクシは否定しないが、ただ労力に対するリターンが余りにも少ないからワタクシはパスするって話である。自分が差別や偏見をしないように努力するのは当然だけど、流石に世の中のソレまでは面倒みきれないって話である。さてもう遅くなってしまったので、お暇するに限る今日この頃であった。