アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SOUNDS OF A PLAYGROUND FADING

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「改造すべきは単に世界だけでなく、人間だ。その新しい人間はどこから現れるか?それは外部からでは決してない。友よ、それをお前自身の内に見出すことを知れ」

By アンドレ・ジイド


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり?

 現在のワタクシの愛車のチューニング状況であるが、社外ROMに書き換えて、純正形状エアクリーナー入れて、4点固定ハーネスを入れた。後にも先にもコレだけである。ROM書き換えと言っても大袈裟なモンではなく、リミッター切ってブースト圧を0.1bar上げて適正化した程度のシロモノであり、わざわざショップに「一番程度の軽いヤツにして」と注文したぐらいである(笑)ワタクシ的にはリミッターを外して「何時でも”刀”が抜ける」という事実が大事なのであり、某マンガに出てくるワタクシの同業者の某ブラックバードみたいな事がしたいからではないので悪しからず(爆)


 所謂「戈(ほこ)を止めると書いて武」ってヤツである。たとえ平和な時代であろうと、武士が日々剣の腕を磨いていた&常に帯刀していたのと一緒である。チャンバラはしないに限る&チャンバラしたって根本的解決にならないのは古今東西変わらないが、物事に絶対なんてシロモノはないのである。ごく稀ではあるが、刀を抜いてチャンバラする以外にロクな解決法がない場面に遭遇する可能性はゼロじゃないのである。そんな時、徹底抗戦して負けたのなら幾分か納得行くが、刀を抜けずにやられたんじゃ死んでも死に切れないって話である(笑)


 武士道ってのは”戦えるけど戦わない”のであり、今のエセ平和主義者が主張してる”戦えないから戦わない”とは根本的に違うのである。だからリミッターを外して”戦える”ようにする。後にも先にもコレだけである。ワタクシがモータースポーツやる理由は、その”刀”をより良く扱えるようにするためであり、決して”振るうため”でも”誇示するため”でもないのである。キザな言い方をすれば「”刀”の鞘はワタクシの心の中にある」といったトコであろうか(笑)良いクルマ、つまり”名刀”とソレを操る腕があれば、何時如何なる時でも平安なカーライフが送れるのであり、ソレがワタクシの望みである。


*チューニング大氷河期

 話は変わって、クルマ業界(特に走り系のそっち)が寒いのは今に始まったことではないが、最近は更に冷え込んできた希ガスのである(○ ̄〜 ̄○;)ワタクシが知ってる限りでも【CARBOY季刊化】【インプマ年2回化】【エボマガ年2回化】【ベストモータリング&ホットバージョン休刊】などがある。まだ幾つかあるのであるが、マイナー過ぎて「休刊でビックリする前に、そんな雑誌が刊行されていたことすら知らなかった」って事になりかねないので省略(笑)リーマンショックがやってくるちょっと前、ワタクシがまだGDBに乗ってた頃はクルマ雑誌も選り取り見取りだったが、今やもう見る影も無くなってるのである(-_-;)


 何故そうなったかって?ソレを知りたいのであれば、深夜の走り屋スポット(峠、高速など)なり、比較的安価な小型〜中型サーキット(例:筑波サーキットエビスサーキット、セントラルサーキットなど)へ行ってみればいい。十数年前の車種が未だ現役で、乗ってる人たちも十数年前からそのまま乗り続けているような人たちばかりであり、新車は少なく若い人は疎ら→よーするに、チューニングカー界自体が先細りしてるのである。2年前に参加した筑波1000でのドライビングスクールにおいも、何と当時34歳だったワタクシが最年少であり、しかも現行車種に乗ってきたのもワタクシだけ。もう何ちゅーか「チューニング業界\(^o^)/オワタ」と実感したモンである(笑)


*改造と調律

 前にも言ったと思うが、ワタクシはソレを悪いことだとは思っていない。むしろチューニングが従来の”改造”から、本来の意味である”調律”に戻るための過渡期だと思っているのである。何ちゅーか”クルマの調律”が好きな人はほぼ間違いなくクルマ好きと断定できるが、”クルマの改造”が好きな人にクルマ好きは少ない希ガスのである( ̄ー ̄;)某チューニング雑誌の元編集長が「チューニングの魅力は?」という問いに対して「安いクルマでも高級車をブチ抜ける力を得られること」と答えたらしいのであるが、そのメンタリティーがワタクシ的に気に入らんのである(-_-)


 皆が皆そーゆーヤツなワケではないが、明確な目的もなしにクルマを過度に弄ってるヤツって、言っちゃ悪いがテメェに自信が無いくせにプライドが高いヤツが多いのである。自分には人並みの経済力しかないから、人並みの給料でも買える国産スポーツしか買えない。でもソレが自分の限界だという事を認めたくない。だからクルマを改造する。ソレで高級車をブチ抜いて、自分は”買えないから買わなかった”のではないことを証明する。そうすれば一時的にしろ、自分の溜飲を下げて仲間からの賞賛も得られるって話である。ブログなんかで「350万のクルマで3500万のクルマを煽ってやりました〜v(≧∇≦)v」とか書くヤツは十中八九コレである。


 世間はどう考えてるかは知らんのだが、ワタクシはこの手のヤツとは友達になりたくない。この手のコンプレックスの強いヤツってのは他人を「自分より上か下か」でしか見れず、必要以上に自分を大きく見せようとする→真の意味で対等な友達付き合いなんか出来っこないからである。ソレに加えこーゆー風に力をムダに誇示するってのは、上記のワタクシの美学に反する事だからである。その程度のクルマにしか乗れないのは他ならぬテメェが未熟だからであり、そんな過度のチューニングに費やす余裕があるんだったらテメェを高めるために使えって話である。そうすれば、何時かはソレ相当のクルマに乗れるはずだから・・・・という事をワタクシが言っても説得力が無いので(笑)お開きにしようと思う今日この頃であった。