アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CYBERCHRIST

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「思想や文化は云うまでもなく自主的なものだ。人からもらったものは、結局思想であるよりもモードにすぎぬ。思想と文化とは常に民衆の自発的なものであらざるを得ない」

By 戸坂潤


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ビバ!国産品

 ワタクシは日本製品が大好きである。日常生活品から仕事のソレ、更には趣味に至るまで"made in Japan"を優先するようにしている。品質が良くて値段もお手ごろというのもあるが、何と言っても「趣向に合う」のである。何ちゅーかワタクシ含むアジア人が「こーゆー機能が付いてたら便利なんだけどなぁ〜(´-`)」「コレはこうあるべきだろ常考( ´_ゝ`)」って考える殆ど全てが、日本製のソレには備わってるのである。中には親切機能を詰め込みすぎ&値段をサービスしすぎてて本来の目的から大きく外れてしまう事もしばしばあるが、ソレでも日本的な考え方は嫌いじゃない。


 ワタクシがR35をこの上なく気に入ってるのは、ソレが日本車だからである。高いか安いか、速いか遅いか、楽しいか楽しくないかも大事であるが、ソレ以上に大事なのが「こっち側か向こう側か」なのではないかとワタクシは思うのである。欧米のメディアがR35を絶賛していても全面的に受け入れられるに至らない&日本のメディアがR35に対してツンデレ的な扱い方をするのは(笑)やはりこの「文化のカーテン」が心の深層に依然としてあるからだと思うのである。細かい部分では幾分か解消できるものの。生まれた土地柄、思想のバックボーンとなる宗教観が西と東じゃ依然違うって話である。


 ワタクシも海外経験は長い方であるが、海外経験が長ければ長いほど「人類皆兄弟」という言葉が如何にウソかを思い知るのではないであろうか(笑)好奇心旺盛なワタクシのことであるから、多分コレからのカーライフにおいて欧米車、つまり”向こう側のクルマ”を所有する機会も増えることであろうし、ソレに対して偏見を持つことは無いつもりである。ただ何ちゅーか、人生で最後に乗るクルマ(救急車や霊柩車などの非日常的車両は除く/爆)は日本車及びアジア圏の”こっち側のクルマ”になるであろう気がワタクシにはするのである。多分欧米の人達もそう考えてるであろう。コレは偏見だとか差別とかではなく、ある意味「人間の帰巣本能」ではないであろうか。


*求ム国産オープンワールド

 そんな事言っても、今の日本車や国産ゲームはつまらない。コレ真実である(笑)いくら国産品ラブなワタクシとはいえど、盲目的に信仰するつもりは全く無い。むしろ正直に「つまらない!」と言ってあげる&買わない事こそが国産品愛だとワタクシは思うのである。ショービニズム国粋主義)とパトリオティズム愛国主義)は全然違うって話であるが、性質の悪いマスゴミはソレを敢えて分けずに使うからムカつくモンである┐( ̄ヘ ̄)┌ 特に最近の国産ゲームは壊滅的としか言えないぐらい面白いゲームが皆無である。ワタクシが最近「神ゲー認定」したゲームは、その殆どが洋ゲーである。


 そんな中、久々に楽しめそうなゲームが出てきたのである。ソレが来年初頭には出るといわれてる【Dragon's Dogma(ドラゴンズドグマ)】である。ワタクシが大好きな箱庭系オープンワールドゲームである:

ワタクシ的に見れば、ゲーム自体の作り込みは「和ゲー>>>洋ゲー」である。バグはほぼ皆無で、細かいトコまで作り込まれていて、複雑だけど操作しやすくて親切。が、ソレが「斬新性」とか「チャレンジ精神」とか「遊び心」という面になると、途端に「洋ゲー>>越えられない壁>>和ゲー」なのである。ソレがゲームにとって一番大事であるにも関わらず、である( -.-) =зでもって、ようやく今回その”壁”を超えられそうな和ゲーが出そうなのだから、こりゃ期待するなという方がムリな話である。


*求ム国産スーパースポーツ

 同じ事がクルマにも言えるんじゃないかなと思うのである。ワタクシが【ランエボX】や【新型インプ】を見て思ったのは「今までの日本的なスポーツカーのあり方は飽和点まで辿り着いてしまったのでは」という事である。ヒトを5人乗せられて、荷物用スペースも確保して、汎用性が高くて、値段も可能な限り抑えていて、しかも速い。二律背反どころか、四律も五律も背反してるんだって話である(笑)どんなに日本のモノ作りの技術が高くったって、必ずどこかで限界が来る。ソレが今なんじゃないかというのがワタクシの考えである。ワタクシが今のインプやランエボを好きになれない理由がコレである・・・・試乗はするけどね(爆)


 ワタクシがR35を気に入った理由の一つが、この飽和点のジレンマから抜け出す第一歩を踏み出した点なのである。もしも従来通りの路線で「スカイラインGT-R」を作っていたら、ほぼ間違いなくこの”飽和の悪循環”に呑まれていたとワタクシは予想するのである。以前水野氏が言っていたように、コレがキッカケで日本に本格的なスーパースポーツ市場が形成されたら面白いと思うのである。何ちゅーか、スーパースポーツカー文化の普及によりショービニズムに凝り固まったスバヲタの息の根を完全に止められるのであれば、何とも胸熱な展開ジャマイカ(笑)ソレより何より我が愛車の2回目の車検を通すかどうかは「?」なので、選択肢の多い2年後を期待してしまう今日この頃であった。