アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

NOREGS VAAPEN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「海外にいるとき、私は自国の悪口を決して言わないことをルールとしている」

By ウィンストン・チャーチル


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*NSXは何処

 発売からまだ1年と経っていないのに、もう何処も誰も新型NSXを話題にしなくなってしまったのである。R35は登場前からずっと騒がれていた&登場後も数年間は賛否両論で侃々諤々言われてた事を考えれば、その差には愕然せざるを得ないのである(´・ω・`)まぁ言っちゃ悪いのだが、こうなる事は何となく分かっていたのである。R35のように滅法速いワケでもなく、レクサスLFAみたいな希少性や存在感があるワケでもなく、フェラーリランボルギーニみたいな官能的で野性的なデザインなワケでもなく、ポルシェみたいな実績に裏付けられた技術があるワケでもない。そのくせ、値段だけは2370諭吉とムダに高い。余程のカーマニアか、或いは余程の熱狂的なホンダファンでもない限り、コレを欲しいと思えない筈である。


 この中で何が一番痛いかって、やっぱ「R35みたいに滅法速いワケでもない」である。ブランド力や確かな技術ってのは一朝一夕で手に入るモンじゃないけど、速さだったら何とかなるからである。だからホンダがNSXをガチのマジでアピールしたいのであれば、同じ国産スーパーカーとして必ず引き合いに出されるR35には余裕で勝てなきゃいけないのであるが、その結果がコレである:

あくまでもしもの話であるが、もしもホンダがNSXを初代から今に至るまで絶えず作り続けてて進化させ続けていたのなら、この動画や他の雑誌や本とかで言われてるように「細かいトコの詰めの甘さが云々」って叩かる事は余り無かったんじゃないかと思うのである。こういう細かい粗を潰していくってのは計算やシミュレーターで出来るモンじゃなく、地道なテストや顧客からのフィードバックを延々と蓄積してかなきゃ出来ない事なのである。もう何十年とスポーツカーを作り続けてるポルシェやフェラーリは言うまでもなく、GT-Rですら10年ソレを続けているのである。でもホンダはソレをやらない。だからワタクシは今のホンダをあまり好きになれんのである。


洋ゲーとの馴れ初め

 ワタクシが今メインでやってるゲームは主に洋ゲーであるが、ワタクシが初めて洋ゲーをやったのは、思い起こせばかなり昔からなのである。厳密に言えば「ロードランナー」や「バンゲリングベイ」が実は洋ゲーだったってのもあるのであるが、今回は敢えてソコはノーカンで行こうと思うのである。ワタクシが明確に「コレは洋ゲーだ」って認識したのは「ウィザードリィ」と「ウルティマ」の2タイトルである。当時はドラクエファイナルファンタジーという2大JRPGの全盛期であり、このような得体の知れない外国産のRPGをやるヤツなんてのは十中八九変態であり、そして変態であるワタクシはものの見事に引っかかったって話である(笑)当時の洋ゲーってのはクセが強くて色々と不親切で難易度も高くてゲームバランスも悪く、でもJRPGにはない独特の雰囲気があったのである。


 特にウィザードリィは結構やり込んだ記憶があるのである。あの時代にはオートマッピングなんて便利なモンは無かったから、マップは方眼紙使って自分で書くのである。マップ書いて、罠の場所や宝箱の場所なんかを記して、そういう苦労を楽しみながらやってたのである。でもってウィザードリィといえば、その突然降りかかる理不尽で不親切な全滅である:

この動画の15分50秒辺りから始まるのがソレであるが、どういうことかと言うと:

敵を倒して宝箱を手に入れる

宝箱には大概罠が仕掛けてある

罠の一つにランダムにワープさせられるテレポーターというシロモノがある

テレポートされる場所は完全にランダムで、場合によっては丁度壁のあるトコに飛ばされる事もある

壁のあるトコに飛ばされると「いしのなかにいる!」ってメッセージが現れ、その場で即座に全滅

/(^o^)\ナンテコッタイ

という事である。つまり宝箱開ける前は全員ピンピンしてたパーティーが、宝箱の解除に一回失敗しただけで全滅してしまう事があるのである(^_^;)でもってパーティーが全滅したらまたスタート地点に戻るなんて親切な仕様ではなく、壁の中に埋まってしまったらその場で蘇生不可能となってキャラは消えてしまうのである。あと理不尽さは無いけど、ウルティマもホント色々とクリアするのが大変だったのである(;^_^A)


ウィザードリィみたいな理不尽さと不親切さはなかったものの、兎に角何したら良いのかが分からんゲームだったのである(^_^;)雑誌やら攻略本やら口コミやらの情報をフル駆使して、クリアするまでに1年以上はかかったんじゃないかと思うのである(;´Д`)ただソレはソレでクリアした後の達成感はかなりのモンであり、JRPGにはない喜びがあったのである。


 この理不尽を体験した後ならば、その後どんなクソゲーを体験しても眉一つ動かなくなるモンである(笑)だからワタクシはその後の洋ゲーに対しても何の抵抗感も無かったし、少しぐらい不自然で理不尽でも「ま、洋ゲーだしね(´ー`)」でやり過ごせる程に耐性が点いたのも、全てはウィザードリィのお陰である(爆)その頃と比べたら、今の洋ゲーなんてのは実に親切極まりないし、やっててストレスになる事なんて何一つ無いのである。確かに和ゲーと比べるとバグやら何やらが多いのだが、ソレも修正パッチがあれば何て事無いし、来ないなら来ないなりに対処する方法を探せば良いだけの話である。そのゲームが基本的に楽しければ、多少の不具合は自分で何とかしちゃう。コレがワタクシのジャスティスである(核爆)


*粘らない若い子

 まぁ分り易く言えば、外車みたいなモンである。国産車と比べ不具合や予期せぬ故障があったりするものの、国産車にはない特有の味わいが好きになれば、不具合や故障と仲良くなってしまえるってヤツである(笑)だからワタクシはゲームにしろクルマにしろ何にしろ、未だ「外国産は云々」って言って食わず嫌いしてるヤツの気持ちが全然理解出来ないのである( ̄〜 ̄)面白くて魅力のある洋ゲーなんて沢山あるのに、ソレに目を付けず「PS4でやりたいゲームが無い」とか言ってるヤツを見ると、何ちゅーか「(  ゚,_ゝ゚)バカジャネーノ」と言いたくなってしまうのである。ただまぁココ数年で洋ゲーの売り上げは年を追う毎に伸びていってるので、ソコんトコは実はあんま憂いてないのである。


 だたワタクシ的にちょっと気になるのが、最近の若い子はこういう風に「理不尽や不親切に対し、ありとあらゆる策略を駆使して切り抜ける」って行為にやり甲斐だとか達成感とかを感じてないみたいなのである(´ヘ`;)課金を使って楽をする、すぐにネット上のWiki見ちゃう、何だったらゲームそのものを放り投げちゃう等々。まぁ何ちゅーか、ワタクシ等オッサン共の若い頃とは違って、今は選択肢が余りにも多いのである。だからダメだったら速攻で別の道を探しちゃう&見つかっちゃうから、必死こいて何とかするって感覚が希薄なのである。まぁ若い連中の愚痴を言えば言うほどに自分自身の老いを更に認識してしまう事になるんで(笑)今日はもうお暇しようと思う今日この頃であった。