ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「流行──賢者が嘲笑しながらも、その命令に従う暴君」
By アンブローズ・ビアス
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*テレビっ子は今何処?
最近では色んなモンに「ガラパゴス化」という名称が付けられているが、日本がガラパゴスなのは今に始まったこっちゃないとワタクシは思うのである。日本語(やソレに似た言語)を使う他国も、八百万の神々(やソレに似た宗教観)を持つ他国も、日本的な曖昧コンセンサス社会(やソレに似た社会体制)を持つ他国も地球上には存在しない。風習や法律といった各論的な違いは知識や理性で何とかなるが、言語や宗教や文化のバックボーンといった総論的な部分の違いを埋めるのは非常に困難である。同時多発テロや中東和平なんかが正にソレである。だから日本人は外で生きてゆくのが困難だから何処の民族よりも”和”を重視し、ソコから外れる事を極端に恐れる。
だから日本人は劣勢に回ると守りの姿勢に入ってしまうのである。優勢の時は皆で仲良く恩恵を山分けしていたとしても、劣勢の時は何処の誰だって掌返してスケープゴートを探すモンである。日本の”和”から外れたら生きていけない日本人にとって、スケープゴートにされることは、ソレ即ち社会的な死刑宣告と同等である。だから【テレビもゴールデンタイムで視聴率1ケタ台】になるのである。よーするに:
地上波以外のメディア(ケータイ、ネット、BSCSなど)が台頭して、テレビ視聴率がヤバくなる
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劣勢の時はスケープゴートを皆が欲しがるんだから、そりゃ誰だってリスクを犯したがらない
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故に視聴率を取るための積極的な策(新しい試みなど)は、クレームや失敗が怖いから却下される
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番組構成が自ずと毒にも薬にもならない無味乾燥なお約束展開の番組ばかりになってしまう
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テレビ観たって刺激が無いんだから、視聴者のテレビ離れが始まってしまう
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ソレでもリスクは犯せないから、益々持って視聴率を稼げる番組にリソースが集中する
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視聴者離れが更に深刻化し、19時台視聴率が1ケタ ← 今ココ
↓
( ゚Д゚)マズー
って事である。チャレンジして失敗したらスケープゴートにされて社会的に終わってしまい、外へ逃げたくても文化や言語や宗教の齟齬が大きすぎる。ソレに加え日本は異常なぐらいに技術が進んでて金持ちで住みやすい国である。そりゃ日本で生まれ育ちゃ殆どの人が外に出れなくなるんだから、行き着く先はガラパゴス化しかないのである。
*本の虫は健在なり
ワタクシも昔は典型的なテレビっ子だったが、今じゃもう地上波は年末の新年カウントダウン以外全然観なくなってしまってる(笑)何ちゅーか、大坊時代以降バブル崩壊後の不況以来テレビがマンネリ化してきた→ニュース以外観なくなってしまってたのであるが、ネットが便利になるにつれてニュースすら観なくなっていたのである(^_^;)でも読書好きは変わらないので、ソレだけはテレビっ子だった頃から変わっていない:
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読書とは言っても、ワタクシの場合こーなるんだけどネ(笑)てゆーか最近、ラノベを読む量が明らかに増えた&逆にマンガを読む量が明らかに激減してるのである。何ちゅーか、ワタクシ自身が文章書くのが好き&絵を描くのがヘタだから(爆)こうなったんじゃないかなと思うのである。あとアレである。マンガは【海外のサイト】見ればタダだし、しかも英語の勉強にもなる(核爆)
Motor Fan illustrated vol.57 特集:ブレーキのテクノロジー/最新エンジン・トピックス (モーターファン別冊)
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毎月お約束のコレである。表紙のソレが示すように、今回はブレーキネタである。ブレーキそのものの詳しい解説から、ブレーキの周辺機器(ブレーキブースター、ブレーキキャリパーなど)や、ブレーキに関する各種制御(ABS、VDC、TCSなど)について何時ものようにマニアックに説明してあるのである。ソレはソレで面白かったが、ワタクシ的にはベタ記事であるアトキンソンサイクルやスクデリエンジン特集のほうが面白かったのはココだけの話(笑)
*ガラパゴスか開国か
日本の繁栄も、今考えると上記のソレと逆の理論で説明できるんじゃないかと思うのである。黒船来襲の時も第二次世界大戦の時もそうであったが、あの時の日本は世界でもダントツのビリだった→失うモンは何もないワケであるから、そりゃ積極的に攻めていくっきゃないって話である(笑)物事が優勢なときは皆で恩恵を分け合うようになるし、日本独特の”和”の精神がチームプレイする上で相乗効果を生み出す。日本人は歴史上2度ほど”和”のチームプレーで世界の頂点近くまで駆け上っているからこそ、震災直後のコンビニ行列みたいに、誰に言われずとも自主的に規律を重んじるようになったのではないかとワタクシは思うのである。
だからワタクシが万が一にも結婚して子供が出来・・・・いや「億が一」か「京が一」かな(笑)たとしたら、ワタクシは間違いなく幼少時から英語を教えて、オモチャや幼児教育グッズも外国のソレを併用する。子供には自由に生きて欲しいが、その時の”自由”の幅を日本以外にも広げるためである。宗教や文化は難しいが、言語だけなら幼少時から取り組めば意外と何とかなる。信じられない話だが、ソースはワタクシである(爆)医者になりたいなら止めはしないが、テメェの自由意志&国公立医学部のみという条件で・・・という未来図を”彼女いない暦=年齢”のワタクシが語っても説得力ゼロどころかマイナスにしかならないので(核爆)そろそろお暇したい今日この頃であった。