アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SOULSIDE JOURNEY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「日本は競争が甘っちょろい。やっぱり大事なのは切磋琢磨。敗者を蔑むのではなくて、”競争してみんなで伸びていく””ダメな奴は強い奴が助ける”というふうにしないといけない」

By 三木谷浩史


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*競争は日本人の十八番

 百数十年前の黒船来航の時も、66年前の終戦の時も、恐らく大半の日本人はこう思ったであろう。「コレからは赤鬼みたいな外人が大勢やってきて、ありとあらゆる暴挙の限りを尽くすんだ。日本\(^o^)/オワタ」と。んで、いざフタを開けてみたら結果どうなったか。開国して僅か50年ぐらいで日本はロシアとガチンコやって勝てるほどの軍事大国になっていて、終戦から数十年で日本は世界最貧国から世界第2位の経済大国である。故に最近話題のTPPに関して、ワタクシは「賛成」に一票を投じる。まぁワタクシがココまで楽観的でいられるのも、ワタクシの生業がTPPの影響を殆ど受けないからもあるのであろうが(爆)


 タイ米やカリフォルニア米が入るようになったら、コシヒカリササニシキが売れなくなったのか?アメ車がドンドン日本に入ってきたら、日本車は売れなくなったのか?USビーフやオージービーフが大量に市場に流れるようになったら、国産和牛の価値は減ったのか?答えは全て「ノー」である。日本人という人種は競争を嫌うが、その反面競争するとトコトンやるモンなのである。てゆーかワタクシに言わせれば、内需一辺倒で変な保護をし続けてるからこそ既得権益の柵が出来たり、ガラパゴス化して国際競争力を失ってしまうのである。だから今回のソレは、日本が真っ当な競争社会に戻るチャンスでもあるのである。ソレについて来れずに潰れるんだったら、ソレはソコまでの価値しかなかっただけの話・・・と安全地帯的な生業の上に胡坐をかいてワタクシが思う(笑)


*トレポンの官能性

 今日サバゲー行ったとき、フィールドマスターの方から【SYSTEMAトレーニングウェポン(以後トレポン)】を実際に撃たせてもらったのである。コレは正確に言うとエアガン(トイガン)ではなく、軍事トレーニング用のツールなのである。基本オモチャであるエアガンとは違って、限りなく実銃に近い構造になっているのである。オモチャならば”遊び”で片付けられる→ある程度の妥協は許されるが、軍事訓練はマジ→妥協はNGって話である。だからソレを再現するために、エアガンのレベルを超えた作り込みがされているのである。手に取って構えてみると、もうソレだけで違いが全然分かるのである。もう何ちゅーか、オモチャなんかとは比べる次元が違うのである。


 正直な話、サバゲーで使うのならば【東京マルイの次世代電動ガン】で十分だし、寧ろソレがベストアンサーなのである。命中精度はこっちの方が上だし、値段もトレポンの1/3ぐらいで買えちゃうし、整備性も次世代のが断然高いし、社外オプションパーツも豊富である。ぶっちゃけた話、サバゲーで使うのならばトレポンはオーバークォリティーであり、コストパフォーマンスも非常に悪いのである。でも「末永く愛でられるのはどっちか?」と問われたら、間違いなく答えは「圧倒的にトレポン」である。コストは高い、メンテ性も悪い、ゲームでの使い勝手も劣る。でも、そのような様々な欠点を無視してでも、そのリアルさを味わっていたい。もう何ちゅーか、コレは理屈じゃなくて、銃ヲタの官能に直接訴えてくるモンなのである(笑)


*官能は最高の調味料

 トイガンとトレポンをクルマに例えると、丁度こんな感じである。スポーツカーを単純に「モータースポーツで良いタイムを叩き出すための道具」と考えれば、間違いなく日本車が最高であろう。車体価格が安いし、安心の日本製だからトラブルも非常に少ないし、ポテンシャルを引き出すためのチューニングパーツも多い&チューニングに耐えるだけの余力もあるし、スポーツ走行以外の用途をこなす余裕(4〜5ドア、多くなとランクなど)だって大きい。正直な話、ただ単純にスポーツカーを速さやカタログスペックで見るのであれば、日本車は最高の選択なのである。


 でもエンスージアストたちは高くて遅くて不便で壊れやすいと分かっていても、フェラーリランボルギーニやポルシェといったスーパースポーツを最終的には望む。ワタクシがトレポンに惹かれる理由も、このクルマ好きが馬や牛や蛙を欲しがる理由と同じである。値段だとかコスパだとか便利さだとかいうのは、トレポンだとかスーパースポーツカーがもたらす官能性とは比べる次元が違うのである。分かりやすく言えば、チェーン店の牛丼と三ツ星レストランの料理を比べるようなモンである(笑)ワタクシが巷に良くある「安いスポーツカーを作れ」という声に対して積極的にイエスと言えない理由がコレである。いくら安くて速くても、官能性の片鱗が無ければダメなのである。


 でもってワタクシがコレだけ褒め称えたトレポンであるが、今んトコ購入予定はナッシングだったりする(笑)何ちゅーか、今のワタクシの趣味の順位は「クルマ>>>越えられない壁>>>サバゲー」なため、トレポン購入&チューニングするだけのカネがあるんだったら、ソレをガソリン代やメンテナンス費用に回したいからなのである。てゆーか、3年前にR35ではなく予定通りにCZ4A乗っていたら、今頃トレポンを10丁は取り揃えられた気がしないでもない(笑)趣味の世界はホントに底無しで、ソレゆえに怖くもあるが楽しくて仕方が無い、そうオモタ今日この頃であった。