ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「文化というものは、女を無視しては成り立たない」
By 深作欣二
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*外国の個性、日本の個性
人間にとって一番大事なのは見た目よりも中身だけど、でも人を見た目で判断するのは間違いではない、コレが矛盾した事ではないっちゅー話をワタクシは先日したばかりである。でもそうなると、自ずともう一つの疑問が沸いてくるのである。ソレは「じゃあ外国はどうなんだ?外国じゃみな個性的なカッコしてるけど、誰も何も言わないじゃないか。やっぱ見た目じゃなくて中身だよ」という類の反論であり、実際ワタクシんトコにも来たりするのである(^_^;)ソレに対するワタクシの答えは「ソレは文化の土壌の違いから来る話し合いと妥協の結果だ」という事である。質問者は多分アメリカ辺りを連想しているのであろうが、アメリカなら尚更である・・・
諸外国じゃ多文化・多国籍・多宗教が混ざり合う環境がザラにある
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当然だが文化・国籍・宗教ごとに”善/悪””常識/非常識”のバックボーンは異なっている
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価値観のバックボーンが違うのだから、不文律ってヤツは通じない
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価値観の齟齬を放っておくと血を見ることになるから、手間をかけても話し合いが重要になる
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互いの意思を確認するための話し合いが頻繁に行われ、文律的な取り決めができる。
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ソレでも分かり合えない部分や譲れない部分は当然だが出てくる
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ソレを解決するために”寛容”とか”妥協”といったシロモノが出来上がる
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ソレらがあるからこそ、向こうの人々は思いっきり自己主張できる
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(゚д゚)ウマー?
・・・というワケである。つまり、あの手の自己主張は「受け入れられている」のではなく、実は「寛容されている、妥協している」だけなのである。よーするに文化・国籍・宗教が多くていちいち合わせてられないのであるから、全体の邪魔にならない限りは放置プレーしているんだって話である。あと話し合いの構造が熟成されている→自分の中身を直接的な会話によって伝えられるのであるから、ソレが出来ていれば見た目は何とでもなるのである。では日本の場合はどうかというと・・・
逆に日本は殆ど単一民族に近い状態であり、文化や宗教や哲学をほぼ共有している
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血を見るような価値観の齟齬が無いワケだから、手間を省くために話し合いは少なくなる
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機会がないから「自分は中身がアレだけど、中身は素晴らしいんです」ってアピールできない
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だから中身を誤解されないために、見た目を注意する必要が出てくる
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価値観が殆ど同じなのだから、当然”寛容”も”妥協”も最小限で済んでしまう
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故にメインストリームのソレ以外に対する許容度は低くなる
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( ゚Д゚)マズー?
・・・というワケである。日本の国際化が中々進まない理由がコレじゃないかなとワタクシは思うのである。殆ど単一民族に近い環境の中で過ごしてきた歴史が長いため、異文化に対する”免疫”が無いのである。所謂「郷に入っては郷に従え」っていうのは世界中何処でもそうであるが、日本の場合コレが「単一文化的な以心伝心に従え」になっちゃうため、話し合いや妥協が上手く行かず壁が出来ちゃうのである(^_^;)
故にそういうバックグラウンドを持つ日本という国で生活するにあたって、見た目を整えるという事は大事なのである。ソレが正しいと思うかって?無論、ワタクシもそう思わない。では、ワタクシは逆に問う。日本が真の国際化を迎え、外国的に見た目を許容するようになるまでどのぐらいかかるのか、と。多分、あと数十年は余裕でかかるであろう。でもって、ワタクシはせっかちで短気だから、ン十年も待ってなんていられない(笑)だから中身を主張するためには、見た目にある程度気をつけなければならないと言ってるワケであり、ソレがワタクシなりの”妥協”である。
*モーターショー行って86に乗ろう
この手の話をすると何時まで経っても終わらないので、早々に切り上げるとしよう(笑)先日ネタにした【実写版ドラえもんCM】であるが、早速新作が出てきてるのである。まずは前作から:
でもって、コレが新作:
原作のノリが再現されていてワロタ。でもって、内容はワタクシの予想通りである。今回の【東京モーターショー2011】のトヨタブースの最大の目玉になりそうなのが【トヨタ86】である。つまりこの後の展開として:
のび太、モーターショーで86に一目惚れ
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86に乗るために免許を取ろうと四苦八苦する
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免許を取ったら取ったで、今度は86購入に四苦八苦
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ドラえもんの助けやスネ夫&ジャイアンとの絡みもあるけど、見事86ゲット
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最初のCMの冒頭のスポーツカーのシーンを実写&リアル86で実現する
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(゚д゚)ウマー
・・・ってのがワタクシの予想である(笑)昔バブルの頃(80年代後半〜90年代前半)に若者中心にスポーツカーが売れたのは、女の子をデートに連れて行くための必需品だったからである。実際あの時代、S13シルビアとかホンダ・プレリュードとかは”デートカー”と呼ばれていた&メーカーもそのつもりで作っていたのであるから。今回のCMのキモは「免許とってカッコいいクルマ乗って、しずかちゃんのハートをゲットしよう」なのであるから(爆)自ずと86が出てくるとワタクシは睨んでいるのである。
*ガラパゴス化した国産スポーツ
悲しい事に、今の日本じゃ「国産スポーツカー=オタクの乗り物」扱いである。やっぱ見た目が悪いからじゃないかなとワタクシが思うのである。国産スポーツの「速くて安い」を追求し過ぎた結果(速さを追求するために空力に拘った&車両価格を下げるために)羽やヒレが生えてエラの張ったファミリーカーが主流になってしまったからである。でもって上記にあるように日本じゃ見た目が重要視されるから、フツーの人は世間的に派手過ぎるシロモノは敬遠する。ソレを敬遠しないのは世間から背を向けてでも中身を追求する人種、つまりオタクである(笑)
インプSTI/ランエボ/タイプR/スイスポ乗りのブログなんか見てみると、世間一般的な趣味を殆ど嗜まない&同じ人種同士だけで固まってワイワイガヤガヤやってるヤツの多いこと多いこと(^_^;)ソレが「楽しい」と言われればソコまでだが、ワタクシはそう思わない。スポーツカー文化が非主流層であるオタク世界の中だけで隔離されてしまい、主流層にクルマの楽しさが伝わらなかった結果が今のクルマ業界である。不況に入った途端に非主流層が真っ先に切り離されるのは火を見るより明らかであり、クルマの楽しさを知らない主流層が望んだのが今のエコカー全盛期である。本気で何かを楽しいと思うのであれば、ソレを分からない人にも伝わるようにしなければいけない。改めてそう思う今日この頃であった。