VILE

　ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「他人に同情することに十分気をつけなさい。同情や共感は他人とともに泥沼に落ち込むことを意味するからです」

Ｂｙ　ジョセフ・マーフィー

　といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

＊黙祷は誰がために

　何ちゅーか、また性懲りもなく【Twitterで３月１１日１４時４６分〜４７分は黙祷の為ツイート禁止しよう】とかいうアホ臭いイベントをやろうとしてる輩がいるらしいのである┐( -"-)┌以前あった「ハイチに千羽鶴を送ろう」って運動もそうであったが、ワタクシはこういう運動は反吐が出るほど大嫌いである。震災の直接の関係者でない限り、できる事は３つだけである。１つ、四の五の言わず黙って寄付すること。２つ、経済を潤滑させるために（迷惑にならない限り）カネを使って景気を良くすること。３つ、直接携わってる人のジャマをしないこと。コレだけである。大事なのは心？やらない善よりやる偽善？個別に寄付したんだからやってもいいだろ？問題はそーゆー事じゃないって話である。

　ワタクシが反吐が出るほど嫌悪しているのは、コイツ等が震災に対するシンパシー以外の別の「何か」を秘めてる事に対してである。黙祷でも何でも、やりたきゃやればいいのである。ただし一人で自発的に、である。被災者や被災地に祈りを捧げるのに、徒党を組む必要がどこにあるんだっちゅー話である。よーするに、ココの連中は震災へのシンパシー以外に「被災者の方々のために祈る自分」を周囲にアピールしたり、果ては「善に向って邁進する大きな流れの一部にいる」とかいう一体感を味わいたいっちゅー下らない自己満足を求めてやってるからである。こういう慈善活動は１００％相手の事だけを想って行う。見返りなんて無いのが当たり前である。キリストもムハンマドもブッダも与えるだけ与えて見返りを求めなかったが、つまりそーゆー事である。

＊経済潤滑活動の一環

　だからワタクシは常々思うのである。ボランティアなんてのは、コンビニやスーパーで買い物した時に、募金箱に嵩張る小銭を入れる程度で十分だと。ある意味、ソレが最も純粋な形のボランティアだとワタクシは思うのである。もう一つの純粋な形のボランティアは「フツーに買い物する」である。節約するのはエネルギーだけで良いのであって、カネは節約し過ぎるとデフレで経済が止まる→被災地に回るカネまで滞ってしまうからである。ちゅーワケで、買い物してきたった（笑）

新約 とある魔術の禁書目録 (4) (電撃文庫)

コレで経済がホントに回るのかどうかは、残念ながらワタクシにも確信は持てない（笑）フツーなら３０巻も続いていればフラグを整理してストーリー上広げた風呂敷を畳んでいくモンであるが、禁書は違う。何と更にフラグを増やした＆風呂敷を更に広げてきたのである(^_^;)内容も更にボリュームアップしてるにも関わらず、発刊のペースは全然衰えない。しかも掛け持ちで他に２作品ほど手がけている。何ちゅーか、趣味と仕事が完全に一致する事の凄まじさを思い知ったのである。

花×華〈5〉 (電撃文庫)

経済よ回ってくれ。じゃなけりゃコレ買ったワタクシが報われん（笑）作者が前に書いてた「護くんに女神の祝福を！」が好きだった＆イラストが気に入ったので読み続けていたのであるが、ココまで来たら最後まで読み続けるだけである（爆）まぁどちらにしろワタクシは一度手を付けたコンテンツは最後まで体験しないと気が済まない性質なので、最終巻まで付き合う事になるとおもうのだが。

とらドラ10! (電撃文庫)

電子書籍で買って読んでいたコレであるが、ようやく読み終えたのである。当初は「メカもバトルもエログロもないのに何故アレほど売れたんだろう？」と思っていたが（笑）読んでみて納得。キャラクターの個性付けや、キャラ立ってる人物同士の掛け合いがすんごい巧みに描写されてるのである。変に達観し過ぎず、変に子供過ぎず、ホントに高校生の等身大の目線で書いてるのである。読んでると「そうそう。思い出せば高坊時代、こういう風に考えてた時があったよなぁ〜( ´ー´)」ってな感じにさせてくれるのである。因みにワタクシの高坊時代はナード道まっしぐらだったが、ソレはまた別の話（爆）

＊遠回りなギブ＆テイク

　まぁ何つーか、ボランティアに対するワタクシの考え方は「与える方は自発的に見返りは一切求めず与え、受け取る方は何も考えず受け取ればいい」ってトコである。コレが常時だったら「何かを受け取ったらシッカリ返さないと非礼に当たる」っちゅーギブ＆テイクが成り立つが、災害は非常時なのである。非常時なんだから、非常時のやり方が一番良いに決まってるのである。ソレはギブ＆ギブ／テイク＆テイクである。自分が被災地にギブしたモンは、今度自分が被災した時にテイクすれば良いだけの話。遠回りだけど、コレでギブ＆テイクの完成である。そうやって世界中で「困ったときはお互い様」って感じでツケを回し合う。コレがボランティアってモンだとワタクシは思うのである。

　だからワタクシはボランティアなんて意識した事なんてないのである。自分が恵まれた立場にいるのなら、恵まれない立場にいる人に恵むのは自然な事だからである。何をキッカケにして恵まれてる人／恵まれていない人に分かれるのか？答えは「運」である。じゃあその「運」ってシロモノは人間の力でどうにかなるモンなのか？答えは当然「否」である。では幸運によって得られた恵みは自分の実績なのか？勿論答えは「否」である。では不運に見舞われた人は自己責任によるものか？言うまでもなく「否」である。幸運も不運も自分のモンでない以上は、ソレが余っていたら他人に回す。後にも先にもソレだけの話である。自分でできる事、自分の実績なんてたかが知れている。そうオモタ今日この頃であった。