アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PHOENIX AMONGST THE ASHES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「満開となれば、やがて花は落ちる。太陽は南中すれば、やがて陰りはじめる。人は壮年を迎えれば、やがて老いていく。百年の間、必死で勉強すべきであり、ゆったりとくつろぐ暇などない」

By 吉田松陰


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*鍛錬のミッシングリンク

 今日は雨でカート行けなかった、実に残念である。ちゅーのも【ネオスピードパーク】での自己ベストを、先日アッサリ更新してしまったからである。ココは4カ月もブランクが開いていて、冬季と比べて明らかにエンジンレスポンスが落ちているにも関わらず、である。何ちゅーか、先日【F.ドリーム平塚】走っていて感じたソレが確信に至った次第である。その確信とは「何も考えずにガムシャラに練習するのはカネと時間のムダ」って事である。無論、初心者の内は車体感覚を掴むことが優先される→ガムシャラに練習する事にはある程度の意義はあるのだが、初心者以降はソレだけじゃ足りないって話である。


 前回の走行の問題点は何だったのかを具体的にシッカリ考えて、今回走る時はその点の克服をテーマにして走り、ソレを踏まえて次回走る時のテーマを決めておく。カートに限らずどんな分野のどんな事でも一緒だと思うが、こうやって「過去→現在→未来」と繋げて考える事で、鍛錬は初めて意味を成すのである。巷でよく言われる「一生懸命練習しても全然ダメだった(>_<)」って人は、この繋がりが全然出来ていない→練習の効率が低いからなのである。鎖ってのは繋がっているからこそ意味があるのであり、輪っかばっかり山ほど作っても何の価値も無いのと一緒である。逆に言えば「あの人は練習していないのに上手い」って人は、この繋がりが出来ている→練習の効率が高いから、比較的少なくても足りているのである。


 よく「日本のスポーツ選手は練習し過ぎ」と言われるが、ソレは強ち間違いではないのである。上記に書いたように過去→現在→未来とミッシングリンクを作らずに練習を繋げられるのであれば、練習はやればやるだけ効果が出るからである。現に外国でもトップアスリートは殆ど練習中毒である。でもこういうのってテメェで発見&テメェで効果を体感しなければ意味が無いのが難しいトコなのである。ガキの頃親から「勉強しろ!」って怒られたロンマニアの方々は星の数であろうが、その中で「命令されてやる勉強って楽しいっ(^▽^)」と感じた人は何人いるんだって話である(笑)練習も勉強もやればやるだけ結果が出る楽しいモンなんだけど、ソレを上手に教える術がない。正に教育問題ココに在りである(爆)


*努力厨と嫉妬厨

 ワタクシは努力厨である(笑)というのも、努力したら結果が出る事を身を以って体験したからである。趣味にせよ、学業にせよ、仕事にせよ、何にせよ。確かに努力すれば何でも上手く行くとは限らないが、ソレでも「可」ぐらいなら確実に行ける→最低でも単位だけはゲットできるとワタクシは確信を以って言えるのである。自分の甲斐性無しを社会や国のせいにして、努力して結果出した人を「才能だ」だの「運が良かっただけ」だのと言って否定して、テメェでは何も生み出していないのにプライドだけは一人前。世の中、こーゆー嫉妬厨が大杉である┐( -"-)┌・・・とまぁ、ゴールデンウィークに相応しくない話題は置いといて、と(爆)ヒマならヒマでブツを用意してきたのである:

週刊 Nissan (ニッサン) R35 GT-R 2012年 5/8号 [分冊百科]

週刊 Nissan (ニッサン) R35 GT-R 2012年 5/8号 [分冊百科]

正直な話、もう待つのが面倒くさい(笑)身近で殆ど見た事のない&実車に乗った事のない人にとっては「コレがR35GT-Rかぁ、毎回毎回スゲぇなぁ〜(^▽^)」なんだけど、4年間5万7000キロ乗ってきたワタクシとしては「もうソレ知ってるから、さっさと次巻出して次巻(´△`)」ってのが正直な感想である(爆)特に関東圏に住んでると走ったり弄ったりする人が多い&ノバさんやノルドさんみたいな特約工場がある→コレに乗らないような情報も結構入ってくるんで、正直模型以外はありがたみが無かったりするのである。でも【45諭吉のソレ】よりかは遥かにマシなので、結局次巻を待っちゃう意志の弱いワタクシ(核爆)

詳しい説明は・・・いらないよね(笑)ラノベも最近電子書籍化が急激に進んできたんだけど、まだ一部の人気ラインナップ止まりなのが残念である。あと一巻から文庫本で揃えていたシリーズだと、気分上どーしても全巻文庫版で揃えたいっちゅーのがワタクシの素直な感想なので、何らかんら言って文庫版がまだ主流なのである(^_^;)ソレでもワタクシは預言しよう。電子書籍が主流になる時代は必ず来る、と。


*自己否定のススメ

 ワタクシはアスペルガー当事者で医者やってるという特殊な境遇上、スピーチに呼ばれることが間々あるのである。でもってワタクシが良くされる質問の一つが「先生(つまりワタクシ)はどうやってソコまで出来たのですか」である。ソレに対するワタクシの答えは「努力。ソレに細かい事の積み重ね」である。ソレ以外の方法はワタクシも知らない。てゆーか、あったら寧ろワタクシの方が教えてほしいぐらいである(笑)でもソレを言うと、質問者の中には良い顔をしない人もおるのである。何ちゅーか「私だって一応努力はしてるんですけどね」って顔に書いてある、そんな感じである。流石に「結果が出ないのは努力が足りねぇか、方向性が間違ってやがるかのどっちかですぅ。黙って努力しやがれですぅ」とは口が裂けても言えないので(爆)そのまんま黙っているのであるが。


 努力のモチベーションを保つのに必要なのは「能動的なモチベーション」というのは上記にも書いた通りであるが、もひとつ「自己否定の精神」も大事である。どんな時でも満足しないで「まだまだ成長の余地はあるのではないか?」とか「今までやってきたことは完璧だったんだろうか?」とか、努力する余地を残しておく事が大事なのである。ところがこの自己否定ってヤツが難儀なヤツであり、メンタルが弱いヤツやプライドが高いヤツはコレが出来ないのである:

努力はしたけど結果が出ない

でもコレ以上努力するための体力も精神力も無い

つまり自分には実力が無いか、根性が無いか、あるいは双方とも

でもソレを認めたら精神が持たなくなるし、プライドもズタズタ

ソレだけは(´・д・`)ヤダ!

そうだ!国や社会のシステムが悪いという事にしておこう

結果出した人?天才か運が良かったかのどっちかにしておこう

今以上に努力していないんだから、当然結果は出ない

益々意固地になり、他責的&自愛的になる

( ゚Д゚)マズー

世の中(客観的な価値のある)結果が全て。コレがワタクシの持論である。某ボクシングマンガではないが、結果出した人は必ずと言って良いほど並以上の努力しているモンである。でもって並以上の努力をしてる人はモチベーションも高いし、自分を高めるためなら自己否定も厭わないモンである。


 SオーナーもYオーナーも、レースでアレだけの実績を残しながらも「自分は57(Yオーナーが46)だけど未だ発展途上。まだまだ上手くなる余地がある」と言うのである。しかも謙遜だとかオチャラケとかじゃなく、何気ない会話の中でフツーに。そん時、ワタクシは思ったのである。この2人を超えない限り、自分は運転が上手くなったとは絶対言えないな、と。こーゆー人たちに一歩でも近づこうと努力するか、あるいは「あの人たちは天才、自分は凡才だから」と目を逸らすか。ロンマニアの皆様がどっちを選ぶかはワタクシに知る術はないが、ワタクシは迷わず前者を選ぶ所存である。さて、熱血系のネタはウケが悪いので(笑)さっさとゲームに戻るに限る今日この頃であった。