ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「外見にこだわる人って多いですね。自分を実物以上に見せようと、外側を飾りたてる人。外見を飾りたてるヒマがあれば、その時間に本を読んだり、人と出会ったりしなさいと言いたいですね。出会いの数だけ自分が大きくなる、磨かれる。そう思います」
By 逸見政孝
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*「アタマの良い人」ってどんな人?
アタマの良い人ってのはどういう人か。学校の成績の良い人?確かにそうかもしれない。人の話の意図を上手く読み取って、その一歩先を踏まえた返事を返してくる人?ワタクシもソレは大いにアリだと思う。ワタクシが考える「アタマの良い人」の定義は「世の中に”絶対”の二文字を見出さない人」といったトコであろうか。何故なら”絶対”が存在しないと考えるトコから考える事を始め、考えに考え抜いた結果としてアタマが良くなるっちゅーワケである。シッカリした基礎練習抜きに名選手が生まれないのと同様に、アタマの良い人ってのは考えに考え抜いた先に存在するのである:
世の中に”絶対”の二文字は存在しない:
- 常に「コレは本当に正しいのか?その根拠は?」を考える → 断言せず、かつ本当に正しい結論を導き出せる
- 自ずと価値観は相対的なモンとなるため、自分が価値を見出すモン以外にも考えが行く → 知識が深く広くなる
- 他人の価値観にも一理あると考えるようになる → 人の話をよく聞き、他人の価値観に対し寛容になる
- 価値観が自分の内外で変わりゆくのに対応できるようになってる → 自ずと思考の切り替えが速くなる
- 色んな可能性を常に考えてるから、知識の優劣を区別できる → 要点突いててムダのない思考ができる
という具合に”絶対”を認めない事から、この様にアタマが良い人の特徴に繋がってくってワケである。でもって、バカなヤツはその逆である。バカほど「常識」だとか「正義」だとか「当たり前」だとかいう単語を連発したがるし、何故ソレが正しいかを考えないし疑わない(正確に言うと”考えられないし疑えない”)のである。だからその大前提となってる価値観の矛盾を否定すると、切り返す能力が無いから逆ギレする。あるいは「自分は頑固だから」とか「誰が何と言おうと自分の信念は曲げない」とかいう言葉で正当化して自分の殻にこもり、悲劇のヒーロー/ヒロインを演じて周囲の同情を誘おうとする。とまぁ、アタマの良い人/悪いヤツの区別はこんなトコである。
*エアガンのフェラーリ
堅い話はウケが悪いのでコレぐらいにしといて、と(笑)早速先日【MOVE- RESEARCH & DEVELOPMENT】へ行ってきた時の話をしよう。目的は何と言っても【トレーニングウェポン(通称トレポン)】である。エアガンショップは沢山あるが、トレポンを専門にしているショップはワタクシの知る範囲ではココぐらいである。行きつけのサバゲーフィールドのマスター所有のトレポンを撃たせてもらい、その質感や撃ち味に感銘を受けて、何時かは言ってみたい&話を聞いてみたいと思ったので、今回初めて足を運んだって話である。サバゲー趣味、ミリタリー趣味を極めていくと、必ず辿り着くとされているのがこのトレポン。某海外サイトで「エアガンのフェラーリ」とまで呼ばれているこのトレポン。買うか買わないかは別として、ココまでワタクシのマニア魂を揺さぶるアイテムは久しぶりである(爆)
フツーの電動ガンとトレポンの一番の違いは「トレポンはオモチャじゃない」の一点に尽きるのである。確かに電動ガンの出来は年々良くなっていて、実銃に益々近くなっているのは確かであるが、ソレも所詮はトイガン、つまりオモチャという範囲の中での話である。でもトレポンは違う。トレポンは書いて字の如く「軍隊や警察などでの実戦訓練で使用する事を前提として開発された訓練用機器」なのである。電動ガンはオモチャだからデフォルメされた部分が少なからず存在するが、トレポンにはソレが無い。実弾の発射機構がBB弾の発射機構に置き換わってるだけで、あとは殆ど実銃そのもの。ワタクシがトレポンに感動したのも正にココであり、もう構えさせてもらった瞬間から「トレポン萌え〜(*´Д`)もう弾が当たるか当たらないか、サバゲーで有用か否かなんて関係ねぇや( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」って思っちゃったモンである(爆)
でもってこのトレポン、上記の【MOVEさん】で「一丁オーダーしてみたいんですけど、どういう流れですか?」と聞いてみたのである。ワタクシが聞いた話だと「トレポンは多少品質のばらつきがある&ホップの精度がイマイチだから弾が当たらない」という事だったんで、ソコんトコの流れを聞いてみたかったのである。でもって、聞けた話によると・・・
まずは【チャレンジキット(つまり組み立て前のバラバラの状態)】をお客様に買ってもらう
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そのまんまでは上記の欠点があるため、キットをMOVEさんに預けて組み立て&調整という形(工賃1諭吉)を取る
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その他カスタマイズの要望(流速チューン、リコイルユニット組み付けなど)があれば申し込める
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実銃パーツの取り寄せ&組み付けも勿論可能
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自分だけの一丁が完成
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(゚д゚)ウマー
・・・ってワケである。因みにトレポンは実銃を基にしてるため、アクセサリーなどのカスタムパーツは基本実銃用のソレになるのであり、MOVEさんも実銃用のパーツしか扱っていない。てゆーか、そもそもモノホン志向のトレポンに、トイガン用のパチモンを取り付けるなんて無粋の極みである。トレポンだからこそ高価&入手困難だと分かっていても、敢えて実銃パーツに拘りたいモンである。因みにワタクシの希望に沿ったオーダーを見積もってみたら、何と合計33諭吉&納期3〜4ヶ月という結果が出たのを書いておくとしよう(笑)
*自己満足とモービー・ディック
ココまで書けば「トレポン=エアガンのフェラーリ」と呼ばれる所以が良くお分かりかと思うのである。よーするに、完璧なまでな自己満足の世界なのである。ただ単にサバゲーに使う&ちょっとした観賞用だったら「エアガンのWRX-STI/ランエボ」ごと(笑)東京マルイの【次世代電動ガン】が道具としてもコスパも一番優れている。だが何ちゅーか「必要十分」と「満ち足りてる」は別問題なのである。たとえ遅く高くったって人々がフェラーリを求めるのと同様に、もっと素晴らしいモンを求めるのは人間としての本能、神が定めた世の中の真理を求めるナマモノとしての使命なのである(爆)
____ / \ 分かってはいたけど、やっぱ33諭吉は高いお / ─ ─ \ R35のタイヤ交換よっかは安いけど、ソレでも十分高いお / -=・=- -=・=- \ | (__人__) U | クルマ趣味やってなきゃ速攻で飛びついてたかも知れない・・・ \ ` ⌒´ / ・・・やってなくても、やっぱ電動ガンと比較してしまうお / \ / ̄ ̄\ あれこれ組みたくなる気持ちは分かりますけど、まずは組まない事をおススメしますね / _ノ \ 当店で購入して、当店で組み付け調整を行って、まずはソレでやってみるのが一番かと | ( ●)(●) ソレだけでもゲームで使う分には十分ですから . | (__人__) | ` ⌒´ノ 何せ高価なんで、あとは必要に応じて徐々に組み上げていけば良いと思います . | } 毎月少しづつ細かい部分に改良を加えていって . ヽ } ボーナスとかまとまった収入が入ったときは大掛かりなカスタムをして ヽ ノ / く \ そうやって徐々に銃を愛でていくのも、トレポンの楽しみ方の一つです | \ \ 「銃を育てる」と言いましょうか、通常のトイガンでは味わえない | |ヽ、二⌒)、 正にトレポンならではの楽しみ方です _____ ━┓ / ― \ ┏┛ /ノ ( ●) \ ・ 銃を愛でる?銃を育てる? . | ( ●) ⌒) | トイガンでは聞いた事ない概念だお . | (__ノ ̄ / . | / クルマ好きが費用を工面してパーツ買ったりチューニングしたりする \_ _ノ\ あの感覚と同じなのかお? /´ | . | / | / ̄ ̄\ はい、そんな所でしょうね / _,ノ `⌒ 当店にいらっしゃるお客様は、大体そんな感じです | .( ⌒)(⌒) . | (___人__) ウチの商品の中古って、オークションじゃ殆ど見られないんですよ | ノ お客様が単なる道具以上の価値を見出していただいています .| | 人、 | ウチの銃は高いです、オプションパーツも実物だから高いです ,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ 電動ガン以上に細かなメンテナンスも必要とします ,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、 ですがその分、お客様は愛着を持って銃に接していらっしゃいます { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_ 毎月少しづつ銃を進化させ、毎月少しづつ愛着も高まっていく | ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ 時間とお金がかかった分以上に、トレポンを所有する満足感 '| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ トレポンオーナーである事の誇りや矜持が生まれてくる ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ この感覚は、オモチャである電ガンじゃ味わえないでしょうね
・・・何ちゅーか、高くて遅くて不便で壊れやすいと分かっていても、クルマ好きがフェラーリを求める気持ちが物凄く良く分かった希ガスのである(笑)完全なる自己満足だってのは百も承知なのである。でも何ちゅーか、求道者ってのは「極限」を知りたいのである。人間の歴史ってのは、常に極限との対峙の連続である。極限に挑み、極限をモノにして、更にその先へ進んでいく。だから圧倒的にムダが多いと分かっていても、エイハブ船長宜しく人間は”極限”という名のモービー・ディックと戦うのである・・・とエアガンでマジメに語るのもアレなんで(爆)さっさと寝るに限る今日この頃であった。