アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ARMY OF ONE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「左翼は主として無神論の問題である。無神論に現代的な肉付けをした問題である。地上から天に達するためではなく、天を地上へ引き下ろすために、神無くして建てられたバビロンの塔だ」

By フョードル・ミハイロビッチドストエフスキー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*左翼とサヨク

 もしも「世界一つまらないテレビ番組は何か?」と問われたら、ワタクシは迷う事無く「ニッポンの国会中継」と答えるであろう。コレは恐らくワタクシだけでなく、相当数のロンマニアの方々もそうなのではないかと思うのである。別に国会に限った話ではなく、ニッポンじゃ国会外でも政治や社会の議論は不毛極まりない。フツー議論ってのは「お互いの隔たりを言葉によって説明し合い、価値観のズレを埋めていって&持論を深め合って、最終的には仲良くなる」ために行うんじゃないかなと思うのであるが、ニッポンじゃそうならない場合が圧倒的に多い。何を議論しても平行線で、議論すれば議論するほど平行線の間隔が広まっていくのである。ニッポン人が議論を嫌うのは、経験上こーなる事が事前に分かっているからじゃないかなとワタクシは思うのである。


 なんでそうなるかって?ニッポンの左派は”左翼”ではなく”サヨク”だからである。欧米で議論が活発になる&見てて面白いのは、あの人たちが真っ当な左翼だからである。では”左翼”と”サヨク”は何が違うのか、ワタクシなりに区別してみたのである:

左翼とサヨクの違い

             左翼                ┃               サヨク
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.オリジナルの社会主義・共産主義からは既に脱却  ┃公言しないが、オリジナルの社会主義・共産主義に
現在は社会民主主義が主流               ┃未だ傾倒しており、支持母体が正にソレ
時代の変化に対応して、新自由主義や軍隊や核の ┃時代錯誤と呼ばれようとも、新自由主義や軍や核を
存在意義を(積極的ではないが)肯定している.    ┃頑なに否定する
                                ┃
基本的にリア充&勝ち組の反主流派がなる      ┃基本的にいじめられっ子や負け組がなる
故に世の中や世界に対し肯定的            ┃故に世の中や世界に対し否定的
政治社会活動はポジティブな動機からやってる    ┃政治社会活動はネガティブな動機でやってる
                                ┃
正義は議論により深めるべきだと考えていて     ┃正義は常に我にあると考えていて、議論さえすれば
持論が受け入れられるかどうかは分からない     ┃必ず自分達の意見が勝つと考えている
持論が受け入れられなかった場合、ソレを自分達の ┃持論が受け入れられなかった場合、ソレは世間が
説得力不足だと考え、今後の対策を講じる      ┃バカだからと考え、反省はしない
                                ┃
自分達はあくまで市民国民の一員であり、基本的に ┃自分達は”正義”を理解した前衛的な人間と考えていて
フツーの人たちと同等の立場に置く           ┃基本的に上から目線
基本オープンで寛容な立場をとり、異論反論は    ┃基本閉鎖的で排他的。自分達の考えは絶対正しいから
自分達が成長する糧だと考え受け入れる       ┃異論反論は自分達への攻撃とみなし拒絶する
                                ┃
右翼とは立場が違えど、同じように愛国心がある   ┃愛国心は忌々しきもの、唾棄すべきものだと考え
批判するのは、より良い祖国にするため        ┃否定するのは、国というシステムは破壊するため
                                ┃
批判屋                            ┃否定屋

とまぁ、こんな感じである。ニッポンはサヨクが無暗矢鱈に多くて、左翼が殆どいない。選民思想丸出しで柔軟にモノを考える事が出来ない連中が相手じゃ、そりゃ議論なんか出来っこないって話である┐( ̄ヘ ̄)┌ ワタクシは前回も言った通り”絶対”の二文字を認めない性質である。ワタクシは右翼ではない。ただ単にアンチサヨクなだけである。


*那由多の収穫祭

 こう言っちゃアレなのであるが、所謂「こだわり」だとか「伝統」だとか「ポリシー」だとかいう言葉は、結果を残した人が言う事によって初めて説得力を持つモンだと思うのである。というのはワタクシの知る限り「こだわり」「伝統」「ポリシー」という言葉を多用するヤツは、時代の変化に対応する柔軟性&新しい価値観を受容する余裕がないのを、その類の言葉で正当化しようとしてるか&あわよくば新しいモンに飛びつく連中を見下すために使ってる場合が大部分だからである。まぁそんな堅い話は置いといて、と。前に買った「ROBOTICS;NOTES」がまだ全然終わってないのに、更なる燃料投下がアマゾンから来てしまったのである(笑)

軌跡シリーズの最新作である。英雄伝説シリーズ&軌跡シリーズの長年のファンであるワタクシは、当然だが完全限定盤での購入である(笑)・・・とは言っても先程言ったように「ROBOTICS;NOTES」がまだ全然終わってないので、やり始めるとしたらその後である。でもってその頃にはネット上の攻略Wikiも出来上がってるだろうから、突っ込んだ攻略も怖くないって話である(爆)


Rewrite」の外伝作品、所謂ファンディスクってヤツである。本編が気に入ってたんで、当然このファンディスクも購入した次第である。まぁゲーム性なんぞ無いに等しいので、こちらは焦らず気が向いた時にちょっとずつやればいいだけの話である。何らかんら言って、年を取れば取るほど、ゲームに使える時間は少なくなるのである。単純に仕事が多くなってるのもそうであるが、体力が落ちてきて集中力が続かないのである(^_^;)だから小難しいRPGなんぞよりも、こーやって脳ミソ空っぽにして萌えられるモンの方が良いワケである(笑)


 話は戻るけど、よーするにサヨクってイデオロギーじゃないのである。前回の【批判屋と否定屋ネタ】で書いたように、サヨクってのは否定屋メンタリティーが政治社会思想という衣をまとったシロモノなのである。あの連中が掲げる思想ってのは純粋に具現化を目指したソレじゃなくて、ただ単に現状をブッ壊すための手段に過ぎないのである。だから思想について議論するに値しないって話である。でも何ちゅーか、ニッポンじゃ左翼とサヨク、批判屋と否定屋が同一視されていて、しかも共に後者のニュアンスで世間は捉えてしまってるのである。そういった土壌があるから否定屋は益々コネを強くし精鋭化して、批判屋はバカバカしくなって何も言わなくなってしまう。今のニッポンに必要なのは批判屋、改めてそう思う今日この頃であった。