アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

AMERIJUANICAN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「白が幸福、黒が苦労とするならば、白の白さを際立たせるには、黒を隣に置いてみることです。黒の色が濃ければ濃いほど、黄なりものでも白く見えるのです」

By 美輪明宏


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


クソゲーと苦労のカタルシス

 世界で4000万本以上売り上げたファミコン永遠の名作である「スーパーマリオブラザーズ」であるが、総ファイル容量は何とたったの40kb。何とワタクシが毎回文末に張り付けてる画像ファイルよりも小さいのである(笑)そんな小さな容量のゲームに、寝食忘れて夢中になった日があったのである(´ー`)今時のゲームはその何十万倍、何百万倍の容量は当たり前の時代だけど、やっぱワタクシの中じゃ未だにファミコン時代のゲームの思い出の方がやっぱ大きいのである。ワタクシの数少ないゲーム自慢の一つに、あの「シャドウゲイト」を攻略本無しでクリアーしたというモンがある(爆)若いロンマニアの方は「シャドウゲイトって何ぞ?」という疑問が当然なので、シャドウゲイトが如何に理不尽なゲームかを動画で紹介するとしよう:

という風に、理不尽なまでに死にまくるゲームなのである(笑)好奇心出したら死ぬ、選択肢を誤ったら死ぬ、余計な事をしたら死ぬ。心が折れなかったかって?折れ過ぎて原子レベルまでバラバラになったと言っておこう(爆)当然の如く途中で投げ出したのであるが、ソコはやはり何かを始めたら終わるまで止められないワタクシの性。気が向いたらちょくちょくプレイして、少しづつではあるがゲームを進めていって、買ってから数年後にようやくクリアーしたのである\(T▽T)/その時の感動は、名作ゲームをクリアーした時かソレ以上だった事を伝えておくとしよう。あの時代は薄利多売&乱雑粗造が当たり前のファミコン全盛期だった→理不尽に難しいクソゲーを掴むことは良くある話だったのであるが、ソレはソレで楽しかったのである:

ゲーム買って行き詰る

暫くした後、ファミコン雑誌なんかでヒントとなるベタ記事が載る

あるいは同じゲームをやっていた友人から、口コミで攻略法を教えてもらう

古本屋探してみたら、マイナーな出版社から出た攻略本なんかが見つかったりする

長年かかったけど、ようやくクリアー

。・゚・(つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

という感じである。確かに苦労したが、苦労した分だけクリアーした時のカタルシスは名作ゲーム以上なのである。ファミコン全盛期が過ぎた今尚、クソゲーが未だに一部の愛好家に愛され続けているのは、やっぱこうしたクリアー時のカタルシスが忘れられないからでないであろうか。でも今は違う。不況と自然淘汰で大手ゲーム会社しか残らなくなった→当然だがクソゲー率が激減したのに加え、今はインターネット全盛期である・・・

ゲームで難関にぶち当たる

「○○○ 攻略」でググると、1秒以内に攻略Wikiが見つかる

あとはWikiに書いてある通りに攻略すれば無問題

(´・_・`)

・・・というワケである。今時のゲームに慣れてしまった若いロンマニアの方には想像できないと思うが、ワタクシみたいなオッサンゲーマーはそう感じてしまうのである。でもって、Wiki見て自分でクリアーしなくても、動画サイト見ればクリアー画面まで見つかってしまう有様である。先程の「シャドウゲイト」も、クリアー動画が既にあったりする:

コレならただ座って動画を見ているだけで、昔クリアーできなかった悔しさを解消できるってワケである(笑)かく言うワタクシも結局クリアーできずに終わったゲームも多数あるので、こーゆー動画にはお世話になっていたりする。まぁ何をどーやっても時間は巻き戻らない&何だかんだ言って便利過ぎる現在を捨てる事は不可能なんで、今を楽しむしかないって話である。


*24時間耐久デート

 ワタクシは「シャドウゲイト」みたいなアドベンチャーゲームが大好きなのであるが、最近は純粋なソレが全然減っちゃってるのである(´・ω・`)多分Wikiが発達してきた→謎解きが簡単に終わっちゃうから価値が激減してしまうせいであろう。ムービーや演出も良いが、やっぱワタクシは純粋にアドベンチャーゲームを楽しみたいのである。まぁソレはさておき、話題を変えるとしよう:

MOTOR FAN illustrated Vol.71 (モーターファン別冊)

MOTOR FAN illustrated Vol.71 (モーターファン別冊)

表紙が示すように、今回のネタはル・マン24時間耐久レースで活躍したマシンの特集である。優勝した【アウディR18e-tronクワトロ】を始め【トヨタTS030】や【日産デルタウィング】や【童夢S102.5】や【グリーンGT・H2】といったマシンの詳細なメカニズムを、専門家を交えて解説されているのである。あくまでワタクシ個人の感想であるが、コンビニで売っている安物のクルマ雑誌よりも遥かに面白い。何ちゅーか「○○が来年春に新型スポーツを出す!」という飛ばし記事や、クルマ評論家による「だから何?文句ばかり言うけど具体的な解決法は?」的な毒にも薬にもならない三文記事よりも、こうした硬派で難解な記事の方が遥かに有意義である。今は難しくて理解不能だったとしても、理解できるようになった時の喜びは大きいからである。


デート・ア・ライブ(5)八舞テンペスト (富士見ファンタジア文庫)

デート・ア・ライブ(5)八舞テンペスト (富士見ファンタジア文庫)

表紙見れば分かると思うが、ル・マン24時間耐久レースとは何の関連性も無い(笑)ワタクシは常々「ラノベは文章の多いマンガ」と位置付けてきたが(爆)コレは絵だけじゃなくて文章も面白かったりする。何ちゅーか、変態をココまでテンポ良く上手に書く技術は、同じ変態としてワタクシもぜひ見習いたいモンである(核爆)


*ニッポンよ、コレがゲームだ

 サブタイの元ネタは勿論【映画「アベンジャーズ」のソレ】である。このキャッチコピーには賛否両論巻き起こっているが、ワタクシは強ち間違っちゃいないと思うのである。理由は簡単、コレを超える娯楽大作が邦画にあるのかって話だからである。幸いゲームは邦画ほど悲惨な状況ではないが、ソレでもやっぱ洋ゲーの大作に「ニッポンよ、コレがゲームだ」という謳い文句を貼られると何も言い返せないのが現状だと思うのである。ココはニッポンなんだから、ニッポンだけで楽しめればソレで良い?ワタクシはそうは思わないのである・・・

従来の高性能&低価格に胡坐かいて、国内だけでガラパゴス化する

国際競争の荒波に揉まれた海外企業が、ソレ以上の魅力を持った商品を作り上げて、国際市場を制覇する

その資金と競争力を以って、ニッポン市場に”侵攻”してくる

シェアを持って行かれる、M&Aで会社ごと取られるなどして、ニッポンのカネが外国に流れていく

国内にカネが無いから国内メーカーも立ち行かなくなり、国内市場は縮小し衰退する

国内市場は縮小し衰退したら、コストを下げなきゃいけない

コストを下げるために、ニッポン製品の特長だった高性能を犠牲にしなくちゃならなくなる

悪循環にハマる

( ゚Д゚)マズー

・・・コレはゲームに限った事じゃなく、最近のニッポン製品は大概こんな感じである。確かに安くて便利だけど退屈で面白みがなく、明らかにレベルの低い連中向けに商品開発をしてるのが見え見え。従来のニッポン製品が大好きなんだけど、ソレに拘り過ぎたが故にニッポン製品が無くなる。だからガラパゴス化は危険だとワタクシは常々主張しているのである。でもまぁワタクシ如きが気付くんだから国産メーカーのお偉方も既に気付いてるだろうし、第一ワタクシにはニッポン製品に対するこだわりは今や無い(笑)楽しくて良ければ、主産国は何処だっていい。そんなアナーキーな今日この頃であった。